山中記

農薬を減らすことについて。

去年から試験的にカメムシ防除の農薬「スタークル」の散布をやめ始め、
今年はすべての田んぼにおいて使用をやめた。

ネットで検索するとカメムシの米粒に対する被害については、
じつにいろんな解説が出てくる。
カメムシは穂が出はじめた頃の柔らかい米の汁を吸う。
それが白米にしたときに黒い点となって残るので「(黒)斑点米」などと
呼ばれて、農協出荷などの際に著しく等級落ちの対象となる。
検査を通る際に1000粒に2,3粒の斑点米が入っていれば、
たちまち等級(1等米、2等、規格外など)が落ちる。

食味も落ちるのかどうかについては諸説いろいろあって、
正直言って自分もごはんを食べるときに斑点米を探しながらたべたこともなく、
「はっ。これがそうか!?」と気付くこともなく無頓着に食しているので
味に影響は(おそらく)ないと思って、やめた。

 * * *

この農薬「スタークル」は、ネオニコチノイドという系統のもので、
数年前に騒がれたミツバチの大激減と関連しているといわれている。



<ネオニコチノイドはシナプス部分の後膜に存在する
神経伝達物質アセチルコリンの受容体「ニコチン性アセチルコリン受容体 (nAChR)」に結合し、
神経を興奮させ続けることで昆虫を死に至らしめる。

また、アセチルコリンは、昆虫のみならず、
ヒトでも神経伝達物質として自律神経系、神経筋接合部、中枢神経系において作用していることから、
ネオニコチノイド系農薬のヒトの脳への影響、
とりわけ胎児・小児など脆弱な発達中の脳への影響を懸念する意見もある

wikipedia)>


やめたいけど、散布をやめない方がいいのかどうか、
散布時期になると共同防除なども周囲で行われるので、
判断に迷うというか揺れるんですが、
いろいろ見た挙句、以下のサイトも大きく参考にさせてもらいました。


<そして新しく代わってネオニコチノイドになったんです。ネオニコチノイドは毒性は低いよって言うんですが・・・

要は有機リン系だと即死にもっていけるんですが、ネオニコチノイドはそのような殺し方ではなく神経を狂わせて殺すやり方なんです。

環境ホルモン的な感じで、要は今あなたがどうこうなるわけではないんだけど、徐々に狂っていくやり方。

ネオニコチノイドは虫の神経を狂わせて、帰ってこれなくなるとか、脱皮できないとか、生育的に止めてしまう作用がある。

そして生きているままうまく生育できずに死んでいく。

ミツバチがこんなにも減っているのは、ミツバチ達は暑い時に冷却するために自分の巣へ水を運ぶんだけど、その水田の溶かした水を持って行くからみんなに拡散されて死んでしまう。>










まだ試行段階ですが、
個人販売をしながら自分の米をつくりたいなかでそういう方向に持っていき、
フィードバックをもらいながら(「今年はカメムシが多かった」らしい)、
そうして試行錯誤しながら暮らしていけたらいいなあと想っています。





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# by 907011 | 2017-10-19 06:47 | Trackback | Comments(0)

平成29年産の「山中米」。



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山中に来て一年目の秋の田仕事を見ながら、
「自分ちの鶏ふんで田んぼができないもんだろうか。」と思った。
微々たる量で売ったり食ったりしてますが、
いろいろ”循環”が続いて6年目の米。

昨日も記しましたが、自分は田の草を手でとっている時間が一番好きだ。
まったく忙しい時期とかぶるので、どうにかこうにか。
(時間をつくってというよりも「人の目を盗んで」みたいな感じで
 朝ひっそり入っていたりする)

はさがけはできなくなっても
(今は義父に全面的にバックアップしてもらっているので)、
草取りだけはしていたい。
あと、慣行栽培の田の時間を減らして、畑がしたい。
個人農家としてどうあるべきなのか、あれこれブレブレな秋。


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本格的はさがけの農家が山中には(たぶんよその集落よりも)多く残っている。
はさは前から見ても横から見ても、下から見上げてもきれいだ。
上から見るのも特権として良いものですが、今朝は特に身体が難儀い。


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仕事としての稲刈りが終了し、その後もみ殻をまいたりした後の夕方。
二年目の不耕起実験田んぼで一人、小さく最後の手刈り。
(ものすごい小さい田を借りて人目をしのぶかのようにひっそり実験中)
不耕起田の方が稲の株はしっかりしていたような気もする。






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# by 907011 | 2017-10-12 06:26 | Trackback | Comments(2)

「山中米」。

今年も稲刈りにほぼ一カ月ほどかかった。
自分ちの乾燥機が壊れてダメになり、
特にここ一週間くらいは心を折りつつも稲を刈ったりしながら山に籠った。

今日から最後に「山中米」を刈って、
はさにかけさえすればとりあえず「刈ること」は完了する。
かけさえすれば。



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今季の山中米はうちのアホウ鶏の鶏ふんをほとんどまけなかったので、
ほぼわらともみ殻と米ヌカと冬に燃やした薪ストーブ灰で育ってもらった。
稲そのものの育つ力に毎年魅せられる。

田んぼ作業のなかで一番好きなのが、田の草を手でとる時間。
だた、はさがけがどうにも稲刈りの最後に回ってしまって、
秋作業と都合が合わせられず、かんばしくない。








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# by 907011 | 2017-10-11 06:43 | Trackback | Comments(0)