山中記

かんじきをつくろう。

じょんのび村と隣接する「県立こども自然王国」に、
長岡の青葉台小学校・中学校の生徒が2泊3日体験学習に来ていて、
昨日23日午後は、各グループに分かれて、町内のあちこちで、
そば播きやひょうたん細工などの体験をした。

家人のもとに連絡をもらって、そのうちの一つ、
かんじきづくりに来ないかとお誘いをいただき、行ってきました。

かんじきの枠となる竹は田代集落の方の手仕事。

今、ホームセンターで安価に手に入るかんじきは、ほとんどが中国製品。
この枠の部分も丸い竹なのか何か、つるっとコーティングされた資材が使われているものが多い。
昔は杉の根っこや山竹、藤のつるを使ったものもあったそうだ。


b0079965_61262.jpg


切れにくいナイロン(ビニール?)の縄も、
この石油製品たちが出る以前は、稲刈りしたわらを編んで荒縄にして、
切れてはまた編み、切れてはまた編みを繰り返した。
縄一本わら一把がとても貴重だった。

今回はこのヒモを、長いもの2本、短いもの2本ずつ使用。


b0079965_612186.jpg


かんじきづくりを教えてくれた名人は、山中のお二人。
区長さん(泉屋)と松美屋さんで、
コーディネーター役のいさおさん(町の地域振興課の方でひじょうに面倒見てもらってます)も山中の人。
高柳町共同福祉施設3階は、この時間限りなく山中でした。


b0079965_614530.jpg


まず長いヒモでかかと部分に基点をつくり、
左右のヒモをそれぞれつま先に向かって、六角形に亀の甲羅的に結んでいく。

ここら辺のしょっぱなからもうすでに、
致命傷的に手先の器用でない(=自分の手先から何の形が繰り出されるか自分でも未知数な)ワタシは、
隣の中学生たちが完全に視界から消え去り、
カメラもずっと後ろの壁ぎわに正しく置いて、
いやな汗をかき始める。


b0079965_62624.jpg


先生がたに助けを乞いながら、
短いヒモの方で、六角形の辺の中点を経由してつないでいく。
星のようなカタチになる。
ここら辺で大半の中学生の手が止まり、水分補給にいそしんだりし始める。
俺も最後の決めの男結びがとうとうマスターできず。
手ぬぐいで汗をぬぐったり、いさおさんにもらったお茶を飲んだり、
所在なさげにカメラを再びいじったりなどして先生が回るのを待つ。

名人たちはすでにもう将棋のプロがアマチュア相手の百人指しをするみたいに、
順繰りにかんじきに王手をかけながら、顔から汗出して回っていた。


b0079965_622224.jpg


難易度高し。
ただし、技術的というよりは、
このヒモ結びについては、口で説明して伝えることがもっとも難しいものの一つだと思う。
手元をアップで映した映像をひたすらスロー再生して流したら、
ゲーム慣れしている子どもらはもう少し自分の手でできるんだろうか、などと思った。
それでも意欲のある子は、ちゃんと名人の斜め後ろに回り込んで、
同じ向きで、同じ手の位置で真似ようとしていて偉いなあと思った。


はじめてのかんじきづくり、とても充実した体験でした。(山中在住・30代男)

実際にこの冬使うマイかんじきが完成して嬉しい。
あとは雪上でほどけては結び、ときどき男結びを試行錯誤しながら履きたおすのみ。
[PR]
by 907011 | 2011-08-24 06:40 | Trackback | Comments(4)
トラックバックURL : http://tsunagou.exblog.jp/tb/16165100
トラックバックする(会員専用) [ヘルプ]
Commented by じょんのび交流部会長 at 2011-08-24 16:59 x
泉屋さんだよー。
温泉宿じゃないよー。

何ヶ所かうろ覚えなとこがあるのでまた教えを乞いに行こう。
それよりもう一回ほどいてやってみないと全部忘れてしまうわ。

交流部会の企画でもまたやりたいなぁかんじき作り。
Commented by 907011 at 2011-08-24 17:20
おお、自信満々に間違えていた。
そっか、和泉屋は蓬平温泉か。
温泉で日本酒飲みたい。

男結びさえできれば何とか我流でなりそうな気配がした。
少なくとも昨日は。
20代より上で、実際にかんじき使うところに住んでいたら楽しめると感じました。
Commented by うた at 2011-08-24 22:16 x
欲しい・・・

子供のころは朝起きて道踏みが日課でしたw

屋根に上るときもこれがあれば滑らないしね

いいなぁー
Commented by 907011 at 2011-08-25 04:09
うたさん

眠い…

栃尾の集落もそうでしたか、日課の道踏み。
そういえば俺も実家に住んでいた頃、
家から郵便受けがだいぶ離れていて、
そこまで道付けをしてました。

屋根にはかんじき履いて上がる派と履かずに上がる派に分かれてました。
頑張ります、冬。
その前に秋。