山中記

ノコギリの目立てを習おう会。

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この日まで藤美屋の馬屋でほこりをかぶって眠っていた、さまざまな山のノコギリたちと、
さっきまで藤美屋の馬屋でほこりをかぶって眠っていたピヨ彦くん。



3月27日。
山中の公民館にて。

じょんのびツーリズムの会の活動で、
「木こりにノコギリの目立てを習おう会」が行われました。

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が。
師匠としてお招きする予定だった”最後の木こり”、山中のじさが体調不良で来られなくなってしまい、
急きょ、甚兵衛に習おう会になりました。

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じんべさんがまた何でもよく知っている。

目立てやすりをしまうときは、さびないように炭をつけておく。
ノコギリの柄は、桐でつくると手の脂などを吸ってくれてすべりにくくて良い。etc.

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写真ぶれてますがこれは「あさり」を出しているところ。

<物と物を交差させる(組み合わせる、よりあわす、あざなう)ことを「糾(あざ)う」と云います。
 たぶんここから出た言葉で、鋸の刃を互い違いに左右に倒したのを「あざり」、「あさり」と云ったのでしょう。>
 (インターネットから転載)


すごい小さい金槌で刃を一枚おきに調整。

山で木を切り倒すときは、あさりが大きい方がすき間がある分、刃が進みやすい。

切り出した後、製材する段階になると、
今度は縦に長く真っ直ぐに刃を引きたいので、あさりは無い方が良く、
あさりが大きいとブレやすい、ということでした。


 * * *


ノコの表面がさびていると、木を切っている途中でひきにくくなるので、
紙やすりなどでよく落として、油を塗っておく。

この間、ムサシの賞味期限切れ(?)コーナーに売っていた100円の食用油が活躍。
あの日、ノコギリに日清キャノーラ油を塗っていたのは、
広い日本のなかでも、イサオさんと俺だけだと思う。


で。
本編として、4月7日(土)。
荻ノ島集落にて「春山、春木、ぼい切り」があります。

高柳の師匠たちと残雪がまだ残る山に入り、木を切り、運び出すという、
かつての山の暮らしの再現企画ですが、詳細はまた後日書きます。
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by 907011 | 2012-03-31 07:36 | Trackback | Comments(2)
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Commented by takker at 2012-04-01 17:02 x
中学校の木工授業以来の日曜大工をやっている僕ですが、最近は替刃式の使い捨てノコが主流で驚きました。しかしながらこれくらい大きな鋸だと、やはりしっかり目立てをして永く使うのですね。
会場をぶらぶらしてるピヨ彦君がかわいい。
Commented by 907011 at 2012-04-02 05:40
takkerさん、ご無沙汰でした。
引っ越されてからいろいろつくられてるみたいですね。偉いなあ、日曜大工。
俺も見習って、今年はもう少し何かをどうにかしたいと思います(漠然)。

そうですね、替え刃ノコギリの速効実用性や手軽さも同時に感じますね。
目立てをしながら先生も「薪をつくって暮らす必要がなくなったから、こういう作業はもう誰もやらなくなった」と話してました。
何か一つでも会得できるといいなあと思います。

ピヨ彦はその後、山中犬のふみえから逃げ回ってました。