山中記

もみおの朝。

山中からあまり下りずに一カ月を過ごせた。
晩御飯を食べて腹が満たされると同時に、
気付くと座イスに正しく座ったままの状態で眠りに落ちる(20時頃)。

雪消えが早かったことで山での時間が前倒しされ、
個人的にはひじょうに救われている。
去年だと今日あたりにまだ首を傾げながら鶏のネット張りをしていた。

田に入って杉っ葉を拾ったり、
藁が分解されないままなので試しに田を乾かしてみたり。
で、気付くと田んぼほったらかしで杉っ葉と倒木を燃やすことに夢中になっていたりする。
それでまた夜は座イスで寝落ちする始終。

朝晩一人山中暮らしは明夜で一年になる。
冬の間、家で唯一光の入る場所として布団一式を持ち込んで過ごした二階の部屋。
ゼンマイが採れたらあっという間に干し場と化し、
また寝具一式(焼酎とストーブやかん、ゴルゴ13、故・亀吉じいさんの3年日記など)を持って階下へ。
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このムシロの位置にちょうど布団を敷いて寝ておったわけですが、
ちょうど枕の数十センチ下にはいつも”もみお”(品種:もみじ)が居るわけです。
一階の馬屋の天井に鶏冠(とさか)の付く高い位置で眠っており、毎朝平均3時頃に鳴く。
鶏は外敵から身を守るため、夜は高いところや棒をわしっとつかんで眠る。

片や一階の天井に頭を付けて雄たけび、存在を誇示し、
もう片方は二階の床に耳をくっつけて盗み聞きスタイル(横型)で眠る。
床電話(?)状態でダイレクトに時を告げてもらうおかげで、
最近は3時起床型ニンゲンとなった。
寒いのであまり早くに外仕事には出ず読み物などしてますが。

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集落に時を告げる鶏。
借りたい方いたら貸します、お試し雄鶏。

もみおの雄叫びが3時から微振動を与え、揉まれるプレミアムぜんまいも是非。
パソコンのマウスの上にカメムシが来たので、
画面を閉じよ山へ出よう。(寺山修司風)。





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by 907011 | 2014-05-03 05:40 | Trackback | Comments(0)
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