山中記

キラーチューン。

サッカーブラジルW杯は一試合も見られなかったけど
(アナログ放送終了時から我が家テレビ無くて)、
椎名林檎の歌は毎日のように耳にしたり脳内再生されたり、
穴が開くほど詩をしげしげと眺めたりしている。

彼らが手にしている富は買えるんだ
僕らは数えないし 失くすこともない
世界はまだ不幸だってさ
(『ありあまる富』)


昨日。
”最後のきこり”さぜんの林で竹を切らせてもらい、盆行事の準備。
10人くらい。

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新盆の区長さん不在・段取りうろ覚えで開始時はみんなあわあわしたけど、
始めたらどんどん建設的に進んでいく協働時間。
女の人らも例年に増す活躍だった。
2時間弱で終えて一杯。


「今日は一度きり」
無駄がなけりゃ意味がない
絶対美しいのは計れないの
溢れ出すから
ご覧、険しい日本(ここ)で会えたんだ
(『キラーチューン』)



先日の利八ナイトで泥の様に酔いながら「山中の歌をつくってよ」としつこくせがんだカワシマさんをしつこく催促する。
「やる気はあるんだけど歌詞が出てこない」と本人もまんざらではないようで、
聞けばその後仙田トンネルの方にギターを担いで歌を産みに行った様子。
「ワタシがもし夜ギターを持参したら歌ができたと思って下さい」と言っていたので後は待つのみ。


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果たして夜。
焼き鳥を勝手に焼こうと岳をひざに乗せて炭を起こしていたら、
カワシマさんはギターを背負って原付で駆け付けた。
やる時はやる男なのである、と司会シゲルさんは酔いながら紹介していた。
そうして『山中の歌』が盆行事の終盤に披露された。
焼き鳥焼きながらとても感動した。おっとこ前ー。
(ギターに力が入り過ぎていて歌詞が俺のとこではよく聞き取れなかったことは伏せますが)



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”たけまつ”の家に入ったカワシマンが山中史に色濃く刻まれた瞬間、のような気がした。
やっぱり歌声が素晴らしいもの、カワシマさん。
「姿は見ないで目をつぶって聞いて下さい」とヒコスケさんが何回も補足していた。

演技をしているんだ
あなただってきっとそうさ
当事者を回避している
興味が湧いたって
据え膳の完成を待って
何とも思わない振りで笑う
(『群青日和』)



 * * *

今朝。
本日も二日酔い。
「勝手焼き鳥屋」は思いの外いろんな人が注ぎに来てくれてビールだけの二日酔いも久々。
来年は地鶏(自鶏)だな。

公民館に出していた勝手焼き鳥屋道具を撤収して、月ヨメの田んぼへ。
乾いて欲しいぞという田んぼから少し落水をしていたら、
朝露で滑って畦から田んぼに落ちる。
秋田弁でいうところの「かっぱり」(水に浸る失敗)である。

最近はやたらめったら歌舞伎町の女王の2行だけが
頭の中で延々とリピートされている。

女に成った私が 売るのは自分だけで
同情を欲した時に全てを失うだろう
(『歌舞伎町の女王』)


「人間の行動にはみな演技が多分に含まれている」と
社会学専攻のバドミンター・和田君(琵琶湖生まれ。俺と大学学部学科、誕生日、仲間の構成まで見事に同一だった)が言っていた。

同情を欲した時に全てを失うだろう、
というのは演技をする自分にも心当たりがあり過ぎるくらいに当てはまり、
むしろ自分が他者と接するすべての時間、すべての選択の仕方などは、
「同情をどのアプローチで欲するか」という切り口で解説できる気すらしてしまう。


『群青日和』
『キラーチューン』


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by 907011 | 2014-08-15 08:16 | Trackback | Comments(0)
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