山中記

三人の侍。

「Trois (トロワ)」というフランス語を調べてみて少し驚く。
御フランスには「Ménage à trois」という言葉があって、
2人の同性と1人の異性による「三人婚」という婚姻関係が国で認められているとのこと。

そういわれれば日本では岡本太郎の親もそうだった、
という寂聴さんが日経新聞に書いたコラムを読んで驚いたのを思い出した。
どうマネジメントされるのか、想像は現実に及ばない。
理論は常に現実の後ろにある。現実は先ず、ただ、そこにある。

 * * *

昨日の稲刈りは迫る雨の気配に追われ、なおかつ山中生産組合に乾燥調製を頼んだので、
あまりに少ない量では申し訳ないと思い、昼寝も自主規制してだいぶはかどった。
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昨日は奇跡的にこれまでより一時間早く刈り終えられたので、
17:00過ぎに籾を全て搬入し、親方であるシゲル組合長から乾燥の仕組みについて
一時間ほど籾を入れたりしながらレクチャーを受ける。

農家もまた大工や棋士のように何手も何手も時間の先を想像し、
そこから逆算して思考しながら動くことが肝要となってくる。
「百姓は賢くないとできない」と門出のキヨシさんに断言されたのも頷ける。
しかも、売り方も併行して考えていかなくてはいけない。
生産のみならず消費も、のみならず廃棄(もしくは循環)も、
世の中と自分および山や四季という時間軸のなかで考えて仮説を立てて実験する。
オトナの勉強は永遠に終わらない。
明日死ぬかの様に生きろ、永遠に生きるかのように学べ。

稲始末の話を熱心に教えてくれるシゲルさん。
チョークさばきは傍らの黒板で収まらず、
柱や床のコンクリのあちこちに、屋号・袋・水分・仕上げ時間の数値が刻まれていた。
大学教授みたいだなあと感心しながら聞いた。

へぎそば田を一気に刈り終えて、とうとう残り3枚。
うちの稲刈り最後の一枚ははさがけ予定なので台風の動向を見て週明けだろうか。
田打ちもしたい。畑もしたい。
新たに出るもみ殻で鶏たちの床も敷き替えて、一年間の床を肥やしにしたい。
じき、雪が迫る。
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by 907011 | 2014-10-03 05:55 | Trackback | Comments(0)
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