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山中記

一つ火。

AM3:00。
はかったように群れのボス鶏クイック(9月19日生まれ。何とも味わい深いネーミングではないだろうか)が
雄叫びをあげ、家主であるところの俺(9月17日生まれ。乙女座の中年)が目を覚ます。

もしくは3時前に俺が目を覚まし、
ゴソゴソと寝床でじいさんの3年日記を読んだり、手帳に書きものをしたり、本を読んだりして、
気配を感じたクイックが「出遅れた」的雄叫びを意地になってあげるかのいずれか。
秋の戦績はほぼ五分五分、夏だと圧倒的に俺(異様な夏時間)が制し、春は寒いので完敗し、冬は停戦状態となる。
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成果品としての米の袋が一通りそろい、あとははさがけ米を残すのみ。
目覚めた今朝も寝床で米1袋(30kg)あたりの経費(ただしこの場合、人件費0円)を算出してみる。

・・・、自分が極めてギリっギリの天秤の上にあるという状況が一先ずよくわかる。
鋭利な刃物の上に、自分もまた鋭利な履物(?)をはいて立っているかのような緊張感。
心境としては、しばし天秤のど真ん中で静かに体育座りがしたくなる見事なうずくまり感だが、
それでも期待と不安が綯い交ぜのような初年度っぽい状態だと思われる。
伸びしろと譲歩する点。
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なにせ、もとより「ゆるく。ぬるく。」を心がけて楽に便利にスマート(?)に生きてきたもので、
計画やビジョンというあたりを考えるべき脳みその肝心な部位が発達できず、
気づくとおかくずとかもみ殻が詰まっているに近い状況。

おそらく自分の心身からはどう振り出しても強火は吹かないと思う。
強火は吹けず、笛吹かれども踊らず、去る者追わず、高いところ怖い、
しかしながら、その代わりに弱火を続けることを志したいものだと、そこは強く想う。

今しばしメリとハリをつけて暮らさねば。
あらためて、周囲の先達や知り合いのすごさを実感。
気付けば、「すごいなあ」とか「いやー、すげえ!」というのが自分の口癖のようだ。

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by 907011 | 2014-10-10 06:13 | Trackback