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山中記

私的「里山資本主義」。

私的メモ
12月5日 内山節×藻谷浩介

〇こども(0~9歳?)の人数で「未来図」を見る。
 限界集落だけではなく、都市にしても起こっているのは
 「人口増」ではなく、少子高齢化の相似形。
 (首都圏だけ若い世代の人口増というのは単なる幻のイメージ:藻谷データ参照)
 ⇒「子育てしたい」家族への情報発信&誘致もしてみよう。

〇なぜ(雪の降らない西日本ばかりではなく)今、新潟に移住者が増えているのか?
 一人あたりが専有できる「資源」の量が田舎は膨大。
 資源とはすなわち、「やりたいことをする(でき得る)資源」。土壌。
 都会では人口集積(人口増でなく少子・高齢化)し過ぎて現在、一人あたりの資源はほぼゼロ。

 新潟を含む北陸の山の豪雪地は、
 一人当たりが使える水(雪水)の量が世界一!
 質としても最高の水を世界一占有できた上で稲をつくり、酒をつくる(その他諸々)。

 「不便であればあるほど、資源量は大きい」。
 伝統(農業あるいは暮らし)への「緩い」回帰。

 石油ショック以前に比べて油の値段は10倍に跳ね上がっている状況。
 薪(古くて難儀いもの)だけに固執するのでなく、
 ペレット(新しい試み)も組みあわせて持続可能な方法で自分で燃やす。

 たとえ収入が少ない暮らしであっても、薪で暖をとって暮らす人は
 それだけで実は「国際競争」を一人地道に戦っているといえる。米も然り。

 「プラスは必ずマイナスを含んでいる。」

〇「土地が許すか、否か」。
 ex.原発:柏崎だけは唯一、短期間で3度の大地震が襲っている。
 ニンゲン都合(ニンゲンが考えること)ではなくて、
 その土地は「喜ぶ」のかどうか。
 その風土は許すかどうか。

 ”移住者”がその土地に暮らせるか、定着できるかどうか、ではなくて、
 最後に決めるのはその土地、その風土。
私的「里山資本主義」。_b0079965_6213222.jpg


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by 907011 | 2014-12-12 06:16 | Trackback