山中記

山中インターン開始。

「いちかばちか、えいっ!と手を挙げるだけ挙げてみよう」という募集からあわあわと時を経て、
山中で一年間の暮らし体験(インターン)受入れが始まった。

4月4日。快晴。
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引っ越しの横でおもむろにガスの取り付けをしてもらってお湯が出たという、
ナイス滑り込みでとりあえず生活インフラ整備。器、オッケー。
今季も緩さを大切にします、我ら山中。

1年間お世話になる旧”ばんきち”の家の冬用玄関から外を眺める。

眼下、公民館の前のいわゆる「山中の首都」通りに久々の音が聞こえ、
今春の耕運機第一号、”きちごろ”のジサが走っていった。

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雪も構わず、道路が出ていないので、
雪上に最短ルートを造って、近場の窓の落とし板を何枚か外して荷物を運びいれた。
頼れる兄貴イサオさん家の子どもら(と犬フミエ)もじゃれながら手伝ってくれて、
終始にぎやかに、にこやかに、
ときどき雪に荷物を落としたり、いつの間にか自分がひざまで落ちてみたりしながらも、
「あっ」という間に無事終わる。

かくして、間雄輝くんが埼玉からやってきた。
ハザマユウキ君、もともとの出は栃尾です。
関わる皆さん、よろしくお願いします。

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雪上引っ越し最短ルートとして、隣りの”へいはち”宅前を通らせてもらった。
早い頃から村の人たちにはインターンの説明をしてあったので、
(へいはちが縮まって)”へやち”のマサさんも楽しみにしていた様子。
荷物を運ぶ脇で、やおら崖に降りてフキノトウを摘み、「ふき、食え」と手土産(?)にくれた。

そうしてハザマ君の山中暮らしが始まった。

 * * *

おととい6日。
午前に「イナカレッジ」のオリエンテーション。
研修もろもろについて事務局のカネコさんと「あいさ」のミヤさん、
受入れて立つ我らと、そして張本人ハザマユウキその人、とで相互の確認事項あれこれ。

午後からさっそく手書きしてもらった自作自己紹介チラシを持って、
村の中を上から下まで舐めまわすように歩きながら全戸に挨拶周り。
紹介やらお願いやらをしながら一周だいたい一時間半程度舐めたか。
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相変わらず年寄りたちは、
「エンジェル」とさえ呼ばれる、その愛きょうを玄関先でいかんなく発揮し、
”そうじろ”のトクイチ翁などは「腰が痛くてダメだ~」といいながら、
湯船からほぼダイレクトに登場し、チラシを握りしめ勇む我らを己の身一つで制した。
(写真は割愛)

今シーズン耕運機第1号だった”きちごろ”の玄関には
なぜかスズメバチがおとりのように糸に縛られていた。
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公民館に巨大なハザマ紹介ポスターを貼らせてもらった。

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集落入口の数軒を除いて、山中では新聞をとると公民館に挿しこまれ、
それを各々が取りに行くというシステムで情報収集がなされている。

写真右がその新聞受け。
ちなみにその上に乗っている段ボール箱はイトー家の特例ポスト。

冬は我が家への道が意地悪なほどに険しいので、
配り物やイトー家へのお便りは特例的に公民館の箱に置いてもらい、
追ってこちらから取りに伺うシステムにさせてもらっている。
写真のように、この箱に何がしかの書類が入っているということは、
まだまだイトー家へは冬季アクセスのままですという印でもある。
(まったくついでですが、
 長岡の新婚S家からの小包、いろいろいただきました。ありがとう!)

最後に訪ねた”ごすけ”では、
「あがれー」というので上がってコタツに入り、
「いっとき茶飲めー」というのでしばらくお茶を飲んで、
さまざまにバサの話を聞かせてもらった。
山中の上にある廃村”岩野”の話、山菜きのこの話etc.面白かった。
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昨日もいろいろ体験してもらい、
面白可笑しく酒を飲んだり(主に俺が)してましたが、
書けば長くなるのでいきなり終わり。

山中インターン生ハザマ君のブログはこちら
ひじょうに純粋で素直な若者です。
これからがんがん日焼けして、そのうちにヒゲが伸び、
気付けば坊主頭になっていることでしょう。


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by 907011 | 2015-04-08 05:48