人気ブログランキング | 話題のタグを見る

山中記

熱の山。

熱の山。_b0079965_4461644.jpg

栃ヶ原奥。
山の中腹を走る県道は日陰がほぼなく、
午前は無風、担当業者含めた4人で電柱一本ずつを
1時間近くかけながら遅々としてようやく進む。
熱の山。_b0079965_4464241.jpg

去年よりも草丈高く、茎が元気。
ニセアカシアの木もいっそうはびこっており、
俺の回転数が少な過ぎたか、刃が反り返ってダメになり夕方交換。
午前一服3回挟む。「また休みか」と思ったけど、
結果的にはこれが午後につながった。塩1袋麦茶に溶かして飲んだ。
最初の一服時、タオルから汗が道路に絞れた。
明日(今日)のことを考え、夜の会合を休ませてもらうことにする。
(昨日の「断る力」とは別で想定外だった)
日射し、草やぶ、照り返し、熱風、側溝の刈り草拾い、ガードロープの塞ぐ力。
目に入る汗の粒、頭も顎も尋常じゃない。
シャツはぴたりと張り付き、薄作業ズボンは濡れて若干すけすけ。
熱の山。_b0079965_446302.jpg

午後、山中の鉄人フミオさんが加わり、
また風も時折吹いて、草もツルとカヤが増え、オと木が減り、ペースが上がる。
一つの目途だった栃ヶ原集落を抜けて17時終了。
身体と機械から熱を出しながら、熱を呼吸していたような一日でほぼ無思考。祭りのよう。
結果が目に見えにくいわかりにくいような時間をじっと忍んでいたので、
こういう大きく目に見える作業はやっぱりわかりやすいのだと思う。

田んぼ2枚水かけて走るようにして穂肥を3枚まいてこの日が暮れた。
身体は屋根瓦のように日中浴びた熱を蓄えて、一晩かけて放熱した。

*******************
by 907011 | 2015-07-22 04:47 | Trackback