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山中記

考想。

ここの「区」に暮らすということ。

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「代表する」ということ。



<人生とは
 何かを計画している時に
 起きてしまう別の出来事のこと
(『地球交響曲(ガイアシンフォニー)第3番』)>



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護るということ。
攻めるということ。

まもるために、たたかい合うということ。
叩き合って、その上で、強度を確かめるということ。


その、わずかな可能性を探ること。
「潜んでいるはずだ」と信じ続けること。
諦めないこと。

そして最後に、キリンビールを飲んで笑い合う為の、
「結論」を導き出し、等しくできるだけ分かりやすいような言葉で説明すること。


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言葉なんて、単なる記号だと思う時もある。
数字よりも存在の強度が不確かな時もある。

不確かな自分が、不確かな考えごとを、不確かなことしながら、考える。考える。考える。



<Let me not pray to be sheltered from dangers
  but to be fearless in facing them.

  Let me not beg for the stilling of my pain
 but for the heart to conquer it.

  Let me not look for allies in life's battlefield
 but to my own strength.

  Let me not crave in anxious fear to be saved
 but hope for the patience to win my freedom.

 Grant me that I may not be a coward,
 feeling your mercy in my success alone;
 but let me find the grasp of your hand in my failure.

(危険から守り給えと祈るのではなく、
 危険と勇敢に立ち向かえますように。

 痛みが鎮まることを乞うのではなく、
 痛みに打ち克つ心を乞えますように。

 人生という戦場で味方をさがすのではなく、
 自分自身の力を見いだせますように。

 不安と恐れの下で救済を切望するのではなく、
 自由を勝ち取るために耐える心を願えますように。

 成功のなかにのみあなたの恵みを感じるような卑怯者ではなく、
 失意のときにこそ、あなたの御手に握られていることに気づけますように)


[Rabindranath Tagore”FRUIT-GATHERING(果物採集)”より石川拓治訳]>




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「自分が一番バカだと思えばそれでいいの」と赤塚不二夫さんは笑ってたなあ。

他人の、言葉に耳を澄ますということ。


聞けば、やっぱり、「すげー」と圧倒され直す、久々の春。


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山の暮らしも、不便も、難儀も、
今日のスマートな暮らしに相対すれば、先ず、「否定」されがちだ。

でも、「大丈夫」だと想った。



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人は、誰でも、
どんなに力の強い人であっても、たとえ声が大きな人であっても、活動的な人であっても、
最後に弱さを学べる。

与える側ではない、
「与えられる」側の瀬に立つ。
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強さは学べても、いくら便利でスマートになろうと、
弱さの学び方ってのは、これは相当に難しい。
手前で転ぶしかないからだ。


山から聞く音、田から聞く音、沢から聞く音、
風の音が好きだ。

それは言葉よりも確かな強度を持つ、
本当、波紋のようだなあなんて、たまにふと泥のなかで感じたりもする
(また「予告編」見てはしびれる日々)。


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<ひとにはふたつあり、風の人と土の人
 ふたつの人調和して風土を織りなす>
 (松之山のコグレさん宅に掲げてあった言葉)



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<いつか、ある人にこんなことを聞かれたことがあるんだ。
 たとえば、こんな星空や泣けてくるような夕陽を一人で見ていたとするだろ。 
 もし愛する人がいたら、その美しさやその時の気持ちをどんなふうに伝えるかって?

 写真を撮るか、もし絵がうまかったらキャンバスに描いてみせるか、
 いややっぱり言葉で伝えたらいいのかな。

 その人はこう言ったんだ。
 自分が変わってゆくことだって・・・
 その夕陽を見て、感動して、自分が変わってゆくことだと思うって>
(星野道夫)










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by 907011 | 2016-04-23 04:48 | Trackback