山中記

マクロ。

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北長岡から友、来たる。
前の前の職場の先輩Kさんを迎えた。

Kさんは多様な表情を持っている。
エノキの話しも問わず語りであふれ出る。

柏崎駅~山中への道中、案の定変な話題でこそこそと盛り上がる。

とりあえず山中に来てもらったので、今の自分にできることを精いっぱいしよう、
と火を焚く。

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長岡の職場時代、
それぞれの専門部門をつなぐ事務局というものを初体験し、
「事務」ってパソコンするだけじゃないのだな、
甘かったなめてた甘く見過ぎていたぞ事務、
と超ハードワーク&ハードネゴシエーション(必殺・板挟み仕事)に悶絶。
休みの日もほぼ出てきて(Kさんが常に先客としてビートルズをかけながら事務所に居た)仕事を片付けて、
その後はまた入念な夜ミーティングに繰り出すのだった。
各部それぞれの同僚ともよく呑み、よく話した。

KさんとN(俺)、
そして後から入ってやってた大物ルーキーDさん(お寺の娘)、
ときどきお局的なもう一人のKさんあたりで、
日々緩急織り混ぜながら組まれる情報共有型連係カルテットを、
「事務という、板挟まれながらバランスを全員分調整する献身的お仕事」という自虐と哀愁を込めながら、
”チーム事務”と呼び、より連係を密にした。
Team JIM。

「その事象になんと名前をつけるのか」とみうらじゅんさんも、
ネーミングの重要性を著書『「ない仕事」の作り方』のなかで訴えている。

 * * *

上から時おりお達しが下る経産省、中小企業庁、新潟県および長岡市の予算とオトナの事情から、
企業訪問チームのおっちゃん一人一人の機嫌と体調のケアおよび報告書類の作成代行etc.まで、
まったく多岐に渡るお仕事がチーム事務に目まぐるしく課せられ、
あと、「コンソーシアム」「エビデンス」などのおよそ縁の無い言葉たちが黒船ばりに押し寄せるのだった。

「直樹、お前あの何人かをちゃんとグリップできてんのか!」などと叱咤された後、
Kさんとその晩、「グリップ」というオトナ語について、
そもそもグリップというあまり耳慣れていなかった音の響きについて、
腑に落ちるまで語り明かした。
そうして(少からず我ら2名は)グリップを掌握し、グリップを乗り越え、
グリップを愛し、ついにはグリップをいよいよグリップし、
翌日には「Dさん、どう?最近グリップしてる?」と用法を間違えながら
後輩を叱咤した・・・かどうかは記憶にない。

まったく濃厚な日々のエピソードは尽きず、
Kさんは着くなりさっそく事務(後述)を始め、
俺はごくごく自然体にかつてのようにいかくんとビールを御供えして、自分も呑んでみたりして、
とにかくいまの自分にできる補助を精いっぱいつとめさせてもらいます、
と火を焚く。

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いつか、是非にとときどきメールで交わされていたKさんの山中来訪。
一泊とはいえ、翌昼の長岡は花火でごった返すため、
端から半日ほどの滞在でとんぼ返りになってしまったが、
とにもかくにも山中で乾杯できたことの意味は大きい。
「いいじゃないか、たまにこんな夜があっても。」と思い、話しながら、
でも、「こんな夜」がここのところずーっと5,6日連チャンで続いている、ような気もする。
いいじゃないか、それもひっくるめて、皆。

 * * *

春から数度。
山中の会計処理のためのエクセル仕様に係る打合せを2人チーム事務で交わしてきた。
(先日長岡にクボタ展行った際も、俺は裏のリリックホールでKさんとパソコンを開いて打合せしていた。)

今回半日で俺にはできない「マクロ」を組んでいただき、
会計処理を一気にパソコンフル稼働でウィ~ンガッシャンと書類一式つくってもらえるように、
デジタル化してもらえた。

そして、実は5月の頭から、まだ会計の仕事に一切手を付けてなかったりもする。
求む、半農半事務希望者。
(それってもしや近年「地域おこし協力隊」希望者とか若者に増殖している、
 「私が村を何とかする」イメージに奇しくも近いかも。
 その幻想イメージと現場のこっちとは正体がまったく違うけど。)

 * * *

どんどんおっさんになっていくのは自然の理だとして、
我らはスーツネクタイを着用していないだけで、あまり変わってない。
相変わらず呑めば奥田民生とビートルズの話しになり、
Kさんのサッカーの展開やチームバランスで例える仕事論を聞き、
ついでに「心の闇」的なネガティブな話も笑いに落とし込みながら話せる。

こんな夜があってもひじょーにいいじゃないか、
と火を焚きまくり、ビールを呑み、案の定変な話しばかりして、
夜中に煙で詰まった鼻をクリーン(鼻穴の清掃)をしていたら、
右の鼻から2日間鼻血が止まらなくなった。

鼻にティッシュを挿しながら田んぼを徘徊し、
あと、運の悪いことに一回東部田尻エリアで初顔合わせの会議があったため、
鼻穴に、たまさか家にあったワセリン(ボクサーとかが目の上の傷を応急処置してふさぐヤツ。うろ覚え)を
塗りこめて、1時間半程度を無事に乗り越えた。
よかった、初顔合わせの30人くらいの会議に高柳地区総代として出ねばならず、
高柳の総代、いきなり鼻血を真っ赤っ赤に垂らしているか、
パンパンの鼻穴ティッシュ詰めで参加というのもどうにか避けられた。

鼻の穴問題は落着し、山中にはマクロが組まれた。
さあ、やろうやろう。やってみよう。
のぼせあがるくらいに、血気盛ん。



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by 907011 | 2016-08-03 03:45 | Trackback | Comments(0)
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