山中記

寝太郎と亀。

ようやく春の農繫期に向けて早起きができるようになってきた。
(町事務所・某氏からのメールに
 「私は三年寝太郎の話を思い出しました。」と書かれてあった。)

杉っ葉に着火して薪が燃えだすまで、
”ふじみや”のカメキチじさ(故人)の3年連続日誌を数冊見比べるようにして読む。
湯をわかしながら、子が起きるまで事務作業。
ときどき小用に立ち、雪をすこしつついたりして気を紛らす。
申請書類もあと一歩だけど、区内の細かな仕事も並行してなんとかする。なかなか。
うち唯一の雄鶏・ツユは4時から頑張って今日も雄叫びをあげている。
(昨日、ホームセンターで鶏の雛の看板をあごひげをなでながら、
 しげしげと見つめていた。)

今日も9時から高柳19集落の区長会議(地区連合会)なるものがあり、
農協、町事務所など所用を足して滑り込まねば。
議題の内容いかん(集落に関するかどうか)によっては
睡魔に襲われたり襲われなかったりする。
連合会や区長に半ば自動的に付いてくる当て職についての、
割り振りも議題に含まれているので、そこは毅然と協議せねば。

今年も田んぼが増えそうで、田んぼ40数枚(未整備地)が本当は自分のメインの職場で、
冬の子が保育園にお勤めする手伝い
(かんじきで家から「歩ける道」をつくったり、
 山中は車が雪で家に置けないので共同駐車場まで往復したり)もけっこう、なかなか。
じき、春が来る。

今年はこれまで我流(これこれで、見ての通り見事に我流過ぎた)で
何度か試みてきたのと異なる、
山中でも絶えそうな(いま2人)昔ながらの田んぼを苗代にした育苗を
先代区長・マサオさんに習いながらとりあえず100枚だけつくる予定で、
先日種もみがやってきた。
いずれにせよ、とりあえずマサオ式を習う。
そこからもういっぺん考える。

農繫期がそこまで来ている。
迫る春作業、牛歩なみで進行中の雪割り隧道掘り。迫る年度末書類。
まだまだ山中でワタシは季節ごとの山中時間に追い抜かれては、追いかける。
惑いっぱなしの四十。

未明~夜明け直前の青い時間帯が好きだ。マジックアワー。
あと、男は火遊びが好き。


b0079965_06123812.jpg



<やっぱり春が一番いいようだ。気持が落着く。
 今朝も起床は7時少し前 雪もかなり消える
 権八(ごんぱち)が苗代除雪の件で来てくれる
 区長へ申込せねば
 午前中はオクサの方水廻り方、彼岸の為の墓ごしらいに行って来る3軒分を
 午後は普及センター主催の苗代育苗等の話を聞きに行く
 約12、3人質問したりで懇談的な話で気楽にやれ楽しい一ときだった
 夜は利八(りはち)へ除雪の件やら老ク(老人クラブ)の件で行き
 10時迄話して帰る>
(『故・石塚亀吉3年連続日記』(未刊)1995年3月16日より)





*************



[PR]
by 907011 | 2017-03-16 06:14 | Trackback | Comments(0)
トラックバックURL : http://tsunagou.exblog.jp/tb/26721773
トラックバックする(会員専用) [ヘルプ]