山中記

剱。


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春祭準備、昨日滞りなく完了。
故・トクイチ翁が寄贈された幟(のぼり)がだいぶくすんできてしまったので、
これをサイズダウンして作り直そうかと提案あり。
生地自体の大まかなお見積り(もしくは有志の寄付か寄贈)をもらってから、
やりましょう。・・・で、誰が字を書くか?は謎。

簡素化を考える工夫は重要だと思う。
ただ、時折「ここももうなくなるんだから。」という言葉がついて、
考えることを放棄してとにかく難儀いものは廃止という声もあがることがあり、
その場は「う~ん」とお茶を濁して、帰宅してから悶々とすることが増えている。

個々の暮らしと、協働作業との違いをここにきて実感する。
集落維持にかかる協働作業のための、「力」あるいは「手」が
限界を超えて不足している現状を前にすると、
どうしても簡素化を選択せざるを得ない。
でも、安易なだけの簡素化は、
維持するための力や手を現存している実力から余計に減らしかねないとも思う。

減る一方であるし、衰えを隠せないわけですが、
その手にも、その力にもできる適度な小ささの協働作業の部分は
残せたらいいよなあと思う。

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旗立て後、ヘルプの連絡をもらい高尾集落へ。
ミツタカさんの育苗プールづくりを都合半日手伝う。
はじめてプール育苗のやり方をマンツーマンで教わり、為になった。
一緒に作業していると、だいぶ有効的に身に染みてくる。
教わるときに一番よく吸収できるのは、
まっさらな「0」の状態でなくて、
自分がそのことに対して試行錯誤したり足踏みしたりしている状況の時だ、
・・・というのが、もはや「教わる側」歴のみ40年という自分の経験則だ。

一服時にミツタカさんが、
「おまえはキヨシさんとか俺の今を見て、”すげえなあ”って言うけど、
 俺だってキヨシさんのやり方見ればすげえって思うよ。
 ただ、俺にしたって15年いろいろ失敗してきて今どうにかやってるんだから、
 今の姿だけ見てくれるなよ。すげえ苦労したんだから。」
とジャスミン茶を飲みながら話していた。

 * * *

いろいろ細々した用事で疲れ、寝落ち寸前の20時半。
能登のジョージさんから
「世の中からポテトチップスはなくなってもキャベツ太郎は健在。」
という酔っ払いメールが来て、無性にキャベツ太郎をかじりたくなる。

今朝未明。
寝床で目が覚め、イヤホンを耳に挿して吉本隆明さんの語る森鴎外を聞く。
講演が一つ終わり、
毎年恒例気力激減の冬に聞いたクラムボンの『便箋歌』を聞いていたら、
歌詞のおわりが「それより早く子猫を飼いましょう」
という言葉で、より目が覚めた。

「クラムボン」といえば、吉本さんの語る宮沢賢治論も相当におもしろい。




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by 907011 | 2017-04-21 04:49 | Trackback | Comments(0)
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