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山中記

それぞれ。


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花の金曜日の昼下がり。
災害箇所の草刈りを急きょする運びになって、
山中土木部の親方・ヒコスケさんとやろうと思いきや、
この日は山中ゲートボール部の部活動中だったので、
グランドから見下ろした山側のふもとに居たミチヒロさまを頼み、2人で刈る。

オクサ下の農道はだいぶ下までえぐられていて、道が浮いていた。

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見るとやるとは大違いで、
4地点を刈ったうちの最後、”カン畑”の箇所は思っていた以上にでかかった。
「測量をするので崩れたところがよく見えるように刈っておいてほしい」
と言われたので、足場のないところばかりだったけど、
そもそも測量の勝手がよくわからないため、手の抜きようもわからないので、
素直に徹底的に草を刈る。
それにしても猛烈に暑く、腕の汗が滝のようだった。

行政と村田組さまの迅速な対応によって、まず農道をすぐに通してもらえて助かった。
(「応急」として、秋の稲刈り後に本復旧を控える箇所もある。)
ある夜、高柳町事務所に呼ばれてそれぞれの箇所の対応方法の内訳を説明してもらい、
まったく無知であった自分ははじめて災害対応の何たるかを勉強させてもらった。

今回は行政が管轄する県道市道以外の農道の方が被害が大きかった。
(他県の災害に比べればまったく大きいうちにも入らない規模ですが)
災害復旧というので市から機械借上げ費用の75%を補助してもらえるということで、
山中区の負担は残り25%だった。

その時点で27万円の負担額がかかるというのがほぼ確定していたので、
臨時の役員会を開いて説明をして、
農業に係る交付金で支払いましょうという方向にまとまり、
どぶろくと長野の地酒などを飲んでから解散。

不肖ワタシが区長になってからというもの、この役員会の召集が激減した。
今年は春に一度集まったきり、雨の被害がなければ冬までやらなかったかもしれない。
理由はいくつかあれど、
俺が会議嫌いだからというところに依る部分が大きかったりもする。
若手であるところの自分が夜集まるのがすごく億劫に感じるので、
まして年輩の方々はなおさらである、と古文文法のように思うし、
実際集めるのはけっこう大変である。

最近、町単位の会議であまりに似た顔ぶれが集められることが多く感じられ、
「もっと選択と集中をできないものか?」とやや苦言を呈するようになってきた。

区の役員会などはひじょうに具体的に、必要に応じてやれる。

 * * *

土曜日。
日中、草刈の最中に頭痛を覚えるほど猛烈にこの日も暑かった。
夕方早めに切り上げた。
夜やや寝不足傾向にあるので悪循環だ。
もっと入念に”シエスタ”をてこ入れせねばと雨の昨日は本を読んだりなどした。
中島らもさんの『僕にはわからない』という本がじつに面白い。

そうこうしている間に、
故郷・大いなる秋田が豪雨で大変なことになっている。
(うちにテレビがないからか、むしろよその人から「秋田大丈夫?」
 と心配の連絡などをもらいましたが、とりあえず実家あたりは無事でした。)






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by 907011 | 2017-07-24 06:32 | Trackback