山中記

<   2012年 03月 ( 3 )   > この月の画像一覧

ノコギリの目立てを習おう会。

b0079965_6464983.jpg



この日まで藤美屋の馬屋でほこりをかぶって眠っていた、さまざまな山のノコギリたちと、
さっきまで藤美屋の馬屋でほこりをかぶって眠っていたピヨ彦くん。



3月27日。
山中の公民館にて。

じょんのびツーリズムの会の活動で、
「木こりにノコギリの目立てを習おう会」が行われました。

b0079965_6514654.jpg


が。
師匠としてお招きする予定だった”最後の木こり”、山中のじさが体調不良で来られなくなってしまい、
急きょ、甚兵衛に習おう会になりました。

b0079965_6521245.jpg



b0079965_6522477.jpg


じんべさんがまた何でもよく知っている。

目立てやすりをしまうときは、さびないように炭をつけておく。
ノコギリの柄は、桐でつくると手の脂などを吸ってくれてすべりにくくて良い。etc.

b0079965_6523562.jpg


写真ぶれてますがこれは「あさり」を出しているところ。

<物と物を交差させる(組み合わせる、よりあわす、あざなう)ことを「糾(あざ)う」と云います。
 たぶんここから出た言葉で、鋸の刃を互い違いに左右に倒したのを「あざり」、「あさり」と云ったのでしょう。>
 (インターネットから転載)


すごい小さい金槌で刃を一枚おきに調整。

山で木を切り倒すときは、あさりが大きい方がすき間がある分、刃が進みやすい。

切り出した後、製材する段階になると、
今度は縦に長く真っ直ぐに刃を引きたいので、あさりは無い方が良く、
あさりが大きいとブレやすい、ということでした。


 * * *


ノコの表面がさびていると、木を切っている途中でひきにくくなるので、
紙やすりなどでよく落として、油を塗っておく。

この間、ムサシの賞味期限切れ(?)コーナーに売っていた100円の食用油が活躍。
あの日、ノコギリに日清キャノーラ油を塗っていたのは、
広い日本のなかでも、イサオさんと俺だけだと思う。


で。
本編として、4月7日(土)。
荻ノ島集落にて「春山、春木、ぼい切り」があります。

高柳の師匠たちと残雪がまだ残る山に入り、木を切り、運び出すという、
かつての山の暮らしの再現企画ですが、詳細はまた後日書きます。
[PR]
by 907011 | 2012-03-31 07:36 | Trackback | Comments(2)

春分の鶏たち。

先週。
ときどき雪が一日じゅう高速降りしていたけど、
おかげで連休になったので、
鶏たちのところの雪を局部的に下へ下へと掘りまくる。
掘るまいか。

b0079965_19434518.jpg
b0079965_19421761.jpg




春彼岸。
20日に鶏たちのところの冬囲いを一足早く外すことができた。

町内のいろんな人たちに野菜や米や貝殻などをいただいて、
鶏たち20羽はたくましくにぎやかに育ってます。
鶏>人。


b0079965_19513514.jpg


これでやっと陽光を直に浴びられるようになった。


ということを書こうかなあと思って、
日付確認のため手帳を読み返したら、
19日のページの一番下の部分に「ケイタイ手放したい。」という文章が記されてあった。
未来日記。

今日は天気も良く、雪も少し解けましたが、携帯電話あらわれず。
[PR]
by 907011 | 2012-03-27 20:14 | Trackback | Comments(0)

酔鯨。

携帯電話、紛失しました。
取り急ぎ、悪しからず。
「悪しからず」ってこういう場合に使うもんだろうか。


冬の間、毎日コタツに突き刺さって雪が降るのを眺めながら、
生存証明的日記でも書こうかなあとぼんやり思っていたものの、
久々の書き出しが紛失とは。

しかしまたも酒でやってしまった。
この一年で一番たちの悪い泥酔でした、昨夜。
目を覚ましてから、耳を疑うくらいのミラクルな救出帰宅劇を聞き、
「おー、とうとう来るところまで来たなあ」と他人のように感心。
その後、自宅謹慎しながらレベルの高い自己嫌悪と格闘。


 * * *


西原理恵子さんの本や漫画が好きで、ときどきじっくり読む。
西原さんが書いた日記の中にあった言葉、「酔鯨」。
「おー」とひざを打ち、拍手を送りたくなるような自己肯定言葉。

<もちろん全員記憶がない。
 高知の飲み方ねー、
 その場で、できるだけ激しく酔った人が一番偉くてイキなのね。

 酔鯨。
 酔狂。>


この「酔鯨」と『今夜すべてのバーで』(中島らも)に救われるここ数年です。


深夜の長岡駅前で路上生活者らしき人に、「ほれっ」と
家の鍵やら携帯電話やらもろもろ入れた仕事カバンをあげたり。
携帯電話をよく棄てる傾向が見られるのは、潜在意識にもあるんだと思う。

決まって冬になると「やってしまった」エピソードが生まれる。
[PR]
by 907011 | 2012-03-26 19:41 | Trackback | Comments(6)