山中記

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どう伝える。どう残す。

<じょんのびツーリズムの会>のホームページを作ろうという話が以前からあって、
柏崎に所縁があり、webサイトの企画・構築をされている山田さんに昨年お会いしました。

2月16日(土)にツーリズムの会のホームページの提案も兼ね、
なおかつ高柳のようなところから情報発信をするための勉強会をしようということになりました。

昨晩あたりから雪がまた増えてきた当地ですが、
入場無料・来場自由なので、
下記チラシをご参照の上、どうぞ気軽にご参加ください。



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by 907011 | 2013-02-11 11:58 | Trackback | Comments(0)

もや。

無口な方である。

だいぶ昔、小さな町のスナックで4人くらいで飲んだことがあって、
1時間くらいしてから、突然隣のテーブルのおっちゃんに
「お前、日本語しゃべれないんかと思った」と背中を叩かれたこともある。
思えば、あれも冬だった。

寒い時候と寒くない時候とで、口から出る言葉の数自体が変わる。
ここでもよくよく記録されているように、記す言葉の数も大分異なる。

真面目に考えて、話そう記そうと選んだ言葉なのに、
なぜか他人事のようなウソっぽいような感じがして出すのを止める。
しかも、夏に軽く約束した話を、決まって冬になると違えることがある。
一方で、冬にした会話の中身を、夏にはまったく覚えていないことも多い。
これは今に始まったことじゃなくて、10年以上前から大なり小なり続いている。

本人としては、どっちがホンモノともどっちがウソとも感じられなくて、
でも、冬はだいぶ分が悪い。
だから、できるだけ冬は人を避けて暮らす。春までしばし。


 * * *


冬はやたらと酒を飲む。
でも酒といえば、夏でも負けじと飲むので比べにくい。

冬はやたら同じ本ばかり読む。
あるいは同じ傾向の本ばかり読む。

『アイデン&ティティ』もそう。
すがるように寝床でむさぼる。
それも、ほんの1ページが読みたいがために、
その1ページのために静かに読み進めていく。




アイデン&ティティ24歳/27歳 (角川文庫)

みうら じゅん / 角川書店





 僕は今まで不良でも優等生でもなく生きてきた。家も中流で親もフツーだった
 頭の中にモヤがかかったように生きてきた

 たぶんそれが僕のコンプレックス
 ロックに対するコンプレックス

 背伸びしても、しゃがんでみても
 だから僕のつくる歌にはウソがある

 不幸なことに不幸なことがなかったんだ



このつぶやきに出てくる<ウソ>という言葉は、真実だと思う。
選び出された言葉として、何度読んでも本当に適確な表現だなあとほれぼれする。


何かを否定し続けようとすると、知らぬ間に感情に偽りやねじれが生じていることが多い。
自分でも、自己肯定が上手くいかなくなると、本心からそれた”ウソ”が言動に混ざってくる。

 * * *

「嘘を借りなければ表せない真」という表現を板画家の棟方志功はしたそうだ。

自分の暮らしや表現を肯定するために、
つまり、もし「真を表すための嘘」が必要な時があるとすれば、
自分はどんな嘘を望むんだろうか。
たぶん、今の自分のなかにある”ウソ”とは別のものだと思う。


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by 907011 | 2013-02-09 19:16 | Trackback | Comments(0)