山中記

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春夏。

昨日やっと冬囲いを外せて玄関が春になった。

雪に囲まれながら軽トラがうちまで入ったのが4月末。
いまごろ古い種をまいてみたり、新たに買った種をまかなかったり、
人様より2カ月くらい後手でくるくる回ることばかり。

「静かに暮らす」ということがいちばんの難問なのだなあと強く感じる。
ここに来た意味を考える移住3年目。
時々家に招いてもらう近所のおっちゃんとしたたかに酒を飲んでは、
「そろそろ良い子でいるのはやめた。オラがやまんかに来たのは土と遊びたかったからだ」
という結論に至ったという話をいつも聞かせてもらい、考えさせられる。
まったくその通りだよとしみじみ思う。

常識と本心。
ねじれている自分の場合、本心を口にすることは怖いことでもあるので、
ほぼ無口に過ごすか、あるいは気遣いのあまり不毛な会話をし、
各方面に無駄に配慮した結果、行動は演技に替わったりする。



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おととい。満月、見れず。
一人酒を飲んで外に小用に出たら、
雲の陰影が真昼のようにくっきりと空に映されて流れていた。

意味や本心とはいかずとも、それでもずっと想っていることは、
たぶん今見ているものやその時静かに聞いている話の隙間に映し出される。


人参の花は花火に似ている。
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この間。
うちの鶏どもの卵を「海カフェ DONA」で使ってもらいました。
ありがとう。また何れにせよ海を見にいきます。
DONA
http://ameblo.jp/umicafedona/


今年も懲りずに小さな田んぼ一枚だけは除草剤を使わずやってみてます。
まだ草取り初回、3分の1ほど。
葉先がけっこう虫に食われており、とにかく水面の上下を問わず生き物が多い。
たまにヘビも横切るのでそれだけは落ち着かないけど、すぐに腰が痛くなって夢中の人となる。
田に入って歩き回ると足が入ったところからガスが抜ける。
稲の根っこの上部をいじめながら、酸素が回るので、
中干しに通ずるものがあるのかもなどと考える。

水のこと、土のこと。
一生やっている人が「まあ、分かんねえな」という、
この分からない事象について、本心から何かどこか少しだけでも分かりたいよなあと思う。
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by 907011 | 2013-06-25 05:11 | Trackback | Comments(0)