山中記

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山中の春。

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                              除雪車の通った道。
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                              じょんのび村豆腐の注文を出した帰路。


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                              我が家近景(中央奥)。


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                              うちは除雪が入らないので、手で階段を造る。
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                              同じ動作を延々繰り返すとき、美しさが現れる。

                              春を手繰る。




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by 907011 | 2014-03-25 06:40 | Trackback | Comments(0)

沈黙してたい春。

恥かしながら。
27歳の時に農家にあこがれて、えいってスーツぬいで脱サラをして、
あちこちけっつまずきながら、10年後の春、「就農」までたどり着きました。

ここからただ新しいのが始まるだけで、
机上の計画と集落の現状は乖離しているので軌道修正しないと生きてはいけない。

農地は広く見れば、空く一方だと思うし、
10年なんてもんじゃなくてわずか数カ月もあれば「就農」することは可能かもしれない。
ただ、愚鈍な自分の10年。
結局、10年だったんです、俺。あっちこっち飛び飛び10年。阿呆なので。


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”経済的な最低限のモデル”をしつこく考えたいなあと思います(酒飲んだりしながらですが)。
経済は少なくても、その分だけ自分の暮らしをどうにかつくっていく時間が多ければ。
金も大切だけど、時間はもっと大切。

「少ない経済」の実数をモデルにして、
もう一人だけ、もう一組だけ、もう二組だけを、
この山中で試しに誘致することができたら、そんな嬉しい話はないと思います。

ずっと、そんなことばかり、沈思黙考の春。
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by 907011 | 2014-03-20 22:08 | Trackback | Comments(2)

〇かく煮  ×つの煮。


雪まつりが終わり、解放感に任せて
打ち上げで記憶と携帯電話を「いつもの」的に失くす。

何遍も失くしてしまうものを結局また取り戻して日常に還るというのは
当然恥ずかしく、なおかつ痛みを伴うことなので、
この度は「あわてない。探さない」という選択肢を取ってみる。
学習能力の無さは残念なものの、
何かを失くす癖は破戒願望の表れのような気もする。
今回ばかりはとち狂って川などに投棄したかと思ったが、その後出てきた。

 * * *

岳を背負ってその辺を歩き回るこの頃の午後。
アンチPM2.5行進。
先日は山中のアイドル犬ふーみんに会いに行き、帰りにビールをもらう。
今日は”惣次郎”に呼ばれ、家に上がる。
こたつでビールを一本いただき、はっさくをもらって帰宅。
父子それぞれにとって、散歩というのはひじょうに良いものだ。

昼過ぎ。
「山中、帰ってきたぞ~」と、”金兵衛”さんから電話があった。
越冬先の千葉から6時間ほどかけて帰宅し、
うちにもさっそく顔を見せに来てくれた。
デコポンをもらう。果物の日。

今年も集落の戸数はおそらく減ってしまうものの、
春に帰宅してくる人の姿や、帰るべき家に帰るべき存在が戻ることで、
(例えばそれは夜に台所に電気が点いているだけのことでも)
隣近所に及ぼす活気を目にすると、考えさせられることは多い。
この集落に流れる固有の静かな時間、
「このまま」が続くためにはどうしたら良いか。

 * * *

惣次郎のトクイチ翁と昼前のビールを飲んで、聞いたこと。

山中は豆がよくできたし、それでだいぶ稼いのだとみんなが言う。
トクイチ翁も「岡野町の店に130俵出したこともあるったぜ」と言っていた。

何せ「山中」なので、田んぼのママ(棚田と棚田の間の傾斜地)か、
あるいは山の傾斜をそこら中開墾した畑で豆や小豆をつくったのだという。
「豆はほんとは連作したらだめなんだって、
 昔はそんな話、誰もいわんかったけどなあ」

しばらくあれこれ話した後に思い出したようにして教えてくれた。
「田んぼのママだったり山の畑でみんなつくっていたんだども、
 春先になると雪が落ちるときに土を削っちまうんだ。
 だから豆が毎年上手にできたんだかなあ」 。

腑に落ちる話だった。
なぜか、その他のいろんなことまでひっくるめてすごく腑に落ちた。


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最近子守りに時間を割けたのが良かったのか、
イノシシの角煮とボタン鍋で晩酌。
今年こそ我が家の鶏もしっかりといただいていこう。



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by 907011 | 2014-03-01 21:04 | Trackback | Comments(0)