山中記

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ナナ。

去年、四日かかっりきりで泥をかぶりながら奮闘した大きな田
今年はコンバインが入って回れて概ね1日かからずに刈れた。
4→1へ。
こういう「適疎」もある。

もしかしたら、これまで人との会話で耳にしていた「稲刈り」というのは
こういうことを意味していたのかと、刈っている本人も驚きの表情を浮かべる2シーズン目。
あの難儀い日々が今年も始まるのかと思い、びくびくして、
多忙なインターン生ハザマ君にも半日手伝いに出てもらった。

ここ10日間くらいの、その1日1日がまったく早く、
今日が何日なのか何曜日なのか、今もわからず、同時にわかろうともまったくしてない。
そう書く分には我が道を行く、みたいだけど
それ相応に日常生活の場面場面でたまに支障は出て、少し迷惑をかけがち。

とにかくしかし、日にちわからずわかろうとしない日々。
もしや会議など入っていたのか、ヒゲや髪はここらでいったんまとめて切った方が社会生活的に良いのか、
ご飯はさっき食べたのか、なぜ人は生きるのか等々いろんなことがわからなくなる。
(この間は朝から頭にまいたタオルを本気で探していた)

 * * *

稲刈りの合間に残った田んぼの水を
柄の長い下肥汲み取りひしゃくで汲んで遠くに投げ続ける。

今年やった田んぼ22枚のうち、14枚の田んぼに穴を掘って、
盆過ぎなど、多い時は日に4回ずつくらい田んぼの各穴を回って汲んだ。
ルート営業という職種はこういう仕事なのかと今年も思った。

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無農薬4年目の田んぼは生き物が多様化している兆候があり、
今年は特に水を汲んで投げるたびに道の上にドジョウが跳ねる。
可愛そうなので拾って近くの用水や沢に放してやっていると、
たった3つの穴を汲むのに1時間かかったりする。
大半は慣れないドジョウすくいに要してしまい、
ルート営業職で上手くいかず良心との葛藤に悶える自分の姿などを妄想する。

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あと7枚。
最後に2枚、はさがけを残しているのでこれから山の入口に立つという感じだろうか。


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by 907011 | 2015-09-30 05:55 | Trackback | Comments(0)

’15年の稲刈り。

稲刈り、去年より遅くなりそうながら進行中。
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上:9月18日、下:8月19日の田。
見る度、見事に色彩が移り行く一カ月間。

その間に大風が吹いて、長雨が続いた。
青や緑の田が黄金色に充実していく様は圧巻だったけど、
しばらくの雨風で田の柔らかいところは今年も
稲が「起」→「立ち寝」→「寝」と移り行き、これも見る度見事に圧倒された。

昨日の午後。
後ろから迫って来る機械に尻を二条刈りされそうになりながら、田の中に割って入り、
両手で右から左へ二株ずつ稲を起こし、しゃがみ歩きでぐるぐるしていた。

ニンゲン、前後の脈絡など何もなくとも、
身体の動きからいきなりこぼれ出てくる言葉や記憶があるのだと思う。
右から左へ2株の稲に両手でつっこんでいたら、
すぐさま、ビートきよしが脳裏に現れ、
以降ずっと「よしなさい。」というフレーズが止まらなくなりながら延々ぐるぐるとした。

あと15枚。


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by 907011 | 2015-09-25 10:28 | Trackback | Comments(0)