山中記

<   2017年 05月 ( 19 )   > この月の画像一覧

グーテー。

2日に渡って14時間半水を揚げてやっと最後の1枚が代かきできた。
あとは植えるだけ。
植えるだけと、植え直しだけ。
植えるだけと植え直しと、水管理。
植えるだけと植え直しと水管理と、草刈りだけだった、正しくは。

集落内では半数くらいが田植えを終えており、
「余り苗情報」がぽつぽつと舞い込んでくる。有り難い。
自分とこで使わせてもらったり、
引き取って他の農家に不足情報があればそっちに運んだりして、
できるだけ無駄なく上手く助け合えるようにまわしている。

水を揚げながら、「何万円の水買うことになるんだ、今年は?」などと、
バイクに乗りながら考え疲れ、
””ツキヨメ沢”と先納沢”の田(安心の沢の水)を見にゆく。

先納沢着いて早々に、目の前に
偶蹄目(ぐうていもく)ウシ科の野生ニホンカモシカが座っていた。
バイクで駆けのぼる道中に居てかなり接近してから気付き、
(頭が草に隠れていて、最初巨大な岩か何かかと思ったら尻だった)
しかしそれにしてもまったく動こうともせず、ただ座ったままだった。


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これはケガでもしたのかな、と様子をうかがい、
モーキンと同じパターンで昔話的にいつか困ったときに恩返しに現れてくれるやつだ、
と勝手に利己的に思惑を馳せ(猛禽もその後まったく現れてくれてないのに)、
カモシカも助けようと思い立ったが、
モーキンとは図体が違う。
あまりの迫力にあきらめてバイクをUターンして、
モーキン、そうえいば現れないよなあなどと考えながら帰った。

午後、田植え。
午前中の朝飯後がいちばん眠くなるというこの頃のパターン。
朝は元気、午後も昼寝のおかげかなんとか日暮れまでもつ。

来春、「その節はご心配かけまして。」などと言いながら、
グーテーが勝手に田打ちしてくれないだろうか。
利己的思惑は尽きない。

寒くなったら御地蔵さんに山傘をかぶせないと。
利己のため、逆算的に言えば、
助けるために、いじめられている亀を探しださないと。
鶴が何か手伝えるレベルの困りごとはないのか、
双眼鏡片手に張り込み、観察せねば。
現実逃避的煩悩にまみれて今日も暮らす。

上がり酒を飲みながら偽善的親孝行のため、秋田の宿をとり、
この日もヨモギ風呂に入ってよく殺菌されながら寝た。







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by 907011 | 2017-05-24 04:16 | Trackback | Comments(0)

平成29年産米の春仕事。

5月じゃ終わらんなあ。


進捗状況メモ。
①代かき 完了
 <その他>
 不耕起田1枚
 休ませる田2枚(夏に田直し)



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②田植え 残り11枚
 その他
 手植え2枚



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③補植(植え直し) 残り25枚




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by 907011 | 2017-05-24 03:44 | memo | Trackback | Comments(0)

進捗。

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昨朝までの状況。
怒涛の後半戦に突入中。
「怒濤」と書く割にはヘロヘロ気味。
怒濤と書いてヘロヘロと読む。


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昼に戻ってきたら、苗箱はヨモギやシイタケやゼンマイ干し場になっていた。
怒濤なので看過して昼寝を20分くらいしてリセット。


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午後から「多面的機能支払い」の説明会に出る。
市の担当・タナベさん(男前)は本当に説明が上手なのでやる気がわく。
わいたやる気で帰り道、”いずみや”の苗代に寄って苗を見る。
10~15センチ。もう少ししたら植えられるとのころ。
いずみやのマサオ先生は、今週から田こしゃいが始まった。
その土地の気候にあわせた暦をつかさどる匠でもある。
匠はウド採り過ぎて足が腫れていた。


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夕方、子を”オクサ”の田に連れて遊ぶ。
(会議以降、義父が代わりに代かき中)

朝6時から揚げた水はとうとう12時間やってもたまりきらなかった。

夜、運動会の打ち合わせに公民館に集まる。
昨年同様だが、見る見る間にな勢いで
相応に役割のあった(景品をあげるとか、一言しゃべってもらうとか)年寄りが
どんどん抜けていなくなってしまっている。

小さいなりにどうやるか。
続くか。続けられるか。
「適疎」の意味が試される。

とりあえず怒濤の後半戦のその終盤のあたりで運動会にも突入する。



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by 907011 | 2017-05-23 04:41 | Trackback | Comments(0)

苗づくり(記録用)。

「山中の田んぼで苗箱×在来(田に苗代をつくる)のやり方で
 苗100枚できるかな」教室
先生:石塚昌雄さん(いずみや)、村田文雄さん(まごすけ)etc.


①平成29年4月4日:浸種はじめ
 種もみ10kg¥5,864
 籾入れる袋2枚:¥60
 ・約10日間

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②4月14日(夜):催芽はじめ
風呂のお湯34℃に浸ける
15日(朝)水温29℃
15日(夜)水温33℃

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4月16日(朝)発芽した。
    (昼)タフブロックに浸ける。希釈200倍。
4月17日(昼)いったんあげて撹拌(タフブロック微量追加)
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<タフブロック:
 タフブロック®は栃木県農業試験場がいちご圃場から分離した
糸状菌タラロマイセス フラバス菌を含む水稲種子消毒用の微生物防除剤です。
育苗場面で発生する多くの病害に高い予防効果を示します。
農薬成分にカウントされませんので、特別栽培農産物生産など、
より安全で高品質な農業生産物を求める消費者のニーズに応えることができます。>
グリーンジャパン・ホームページより)


③4月15日(土)
土(べと)合わせ
・床土20㎏×5袋に対して、
・中苗肥料2㎏
・くん炭 肥袋で一袋半(ふるいをかけた後に使用)
を混ぜて箱詰め。一回あたり33箱程度できる。

30枚ずつ積む。

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4月16日(日)苗箱詰め終了後、覆土をつくって肥やし袋に詰め、置く。
覆土は床土とくん炭(少し減らす)のみ。
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④苗代づくり
4月14日(金)耕起
※本来、苗代づくりを始める10日前くらいが良いとのこと。
 発芽して播種後すぐに田に運び入れるため、
 (決算予算や各種申請書類の〆切等も同時期)スケジュールを立てるのが、
 畝立てと同じくらいに難しい模様。

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4月16日(日)
外側の畝づくり

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4月17日(月)
昨日のつづき
畝づくり(畝間の泥上げ)平鍬
上げた土をマンノウ鍬で砕き均す
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水掛けながら板で均す
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平鍬で叩く、均す
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水をかけて高低を見て、低いところへ土を投げる
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仕上げ均し
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4月18日(月)
育苗作業なし。終日、頭が隠れるくらい水が張られていた。

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⑤播種
4月21日(金)
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数時間前に揚げて水きり、現場で広げて風乾する。

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播種機でガラポン抽選会のようにくるくるくるっとまく。
端部分が薄くなったりするので手で仕上げ。
風乾がうまくできず濡れているとまき方が薄くなってしまい、
余分に時間がかかる。

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同じ播種機で覆土もくるくるくるっとまく。
覆土の場合は3回走らせる。
これも手で薄い部分を仕上げる。
3人だとちょうど役割分担できて手を休めずに進行できて良い。
1人だったら道具を一枚ごとに置いてやらねばならず、
枚数重ねるには気の遠くなる作業。


⑥苗運び、入れ
4月22日(土)
前日(もっと前か)から落水して畝が出ているように水位を下げる。

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はじめに両端に二枚ずつ並べて、真ん中の線を縄でとる。

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片端から奥に向かって1枚ずつ、中盤より先は2枚ずつリレーして渡す。
3人いるとここでもやはり良い。
車から畦まで運び手1人、田の中で渡す選手1人、並べる先生1人。
田の中の二人は終わりまでなるべく畔に上がらない方が良い
(田の中の泥で運び手の足が滑るから。持ち込まない、持ち出さない。)

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並べた後、覆土を持って入り、最終確認して薄い部分にまく。
もう一人が焼きヌカを持って追いながら、苗箱一面に散布。
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ワリフをかける。
田の中2人組。

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有孔ポリも同様にかける。
両端と片側(風の当たる側)を埋める。

苗代につくる畝の向きを考える際は
方角ではなく、風向きで決める。
強い風に対して、ワリフと有孔ポリがまくられないように片側を埋めて備える。


4月29日(土)
苗箱を並べて一週間

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催芽してはいたが、いまだ芽は見えず。
ポリもまだかぶったまま。



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5月8日(月)苗入れて16日目
10日過ぎくらいから有孔ポリ外して、ワリフのみとなる。
朝にワリフをめくり、夕に戻しにまた田に入る。
苗箱運び以降、管理をマサオさんに任せて
田こしゃいの方に専念させてもらってるが、来春自分で管理して回さねばならない。


5月23日
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<宿題>
・くん炭を昨秋つくれなかったので、春に籾殻を焼けるか





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by 907011 | 2017-05-23 04:28 | memo | Trackback | Comments(0)

鶏の眠る間。


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一昨日。
ホーム・ツキヨメ沢の田植えを再開。
残りあと一枚でツキヨメ完了というところで日没。時間切れとなる。

今春に田んぼが始まった頃に、
「足が痛くてできなくなっちまった。」と地主が話を持ってきた、
大きな田んぼを昼前に植えていたら、
とにかく風の強いことにはどうにもまいった。

植えるそばから風であおられて浮いてしまう。
時々、風が吹いては停止して、また止んだら植える。
それにしてもだいぶ流されていて、申し訳ないと謝りながら凹みながら前へと進む。
ふと、これを「ウキウキ農法」と名付け、
なるべく後ろを振り返らないようにする。


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風に吹かれて、停まっている時間に感じたのは、
田んぼ一枚を植えるということは、
一枚の書をえいっと書く本番のようなもので、
ただし一年に一回きりしかできないということ、だった。
”田こしゃい”はその紙を漉く(整える)仕事。
そうすれば、田にとって水とは何だろうか。
稲姿を保持し、育てる水。
などと考えあぐねたところで風がやんだので進む。

山でする考えごとの時間、ときどきは過去の反省のような、
その時間が好きだ。

 * * *

昨日。
残った一枚を植えて、ツキヨメから田植え機が上がり、
田植え機の本来の持ち主である義父に会うべく、”オクサ”に凱旋。
6時半からイサオさんの苗をとりに石黒まで二台で2往復した。

消防の訓練があったそうで、朝から大部落・門出は
消防団の若手が佃煮にできるほど集っており、賑やかだった。

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昼寝20分で生まれ変わった午後。
やたらに暑い。
ちょうど植え終わった苗箱80枚を洗おうと段取していたので、
再びツキヨメ沢の奥の沢に下りると、なんとまあ
日陰で水の中に足を入れながら箱を椅子にして座って1時間くらいで洗えた。
「この気温、この時間帯にいちばん涼しく生産的に働けた。」と気を良くし、
一番最初に植えたこしいぶきの田んぼを4枚回って植え直し。

首がバキバキに痛くなりながら19時帰宅。
手植えの田んぼ(私的には一枚二枚だけでもこっちの方が愛着が強い)が残るが、
大丈夫か自分、と心配になる。
子よ、早く大きくなれ。米を食って大きくなれ。
なんならゴパンも買ってやっても良いから。

オクサには水がなく、これから揚水して、
残り3枚田こしゃいにケリをつけたい。





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by 907011 | 2017-05-22 04:26 | Trackback | Comments(0)

like a ダシ。


苗運びの枠を積みっぱなしで暮らすこの季節。
つまり、軽トラにこれがセットしてあるということは、
人が見れば、「あー、やつはまだ田植えが終わってないんだな。」
と察せられることでもある。
察せられるなんていう日本語はあるんだろうか謎ですがそのまま活かす。

そんな枠の上に、手植え用の木の枠を縛り、
自分の方は最後に手植えをゆっくり(このままだとおそらく6月か)やるので、
マサノリさんの田に置きにゆく。
枠 on 枠。


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祭りの山車のようになる。
まるで山車かのようにわっせわっせと山の坂を上る。
田植え花も活きる。

缶チューハイに焼酎を注いで飲み、
かろうじてこの夜もヨモギ風呂に浸かり、殺菌(?)されながら寝た。




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by 907011 | 2017-05-20 04:41 | Trackback | Comments(0)

藤美屋とヨウスイ。

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一昨日。
”先納沢”の田に水をかけにゆく。
水の取り口を確認に上がる。
なかなかのヤブ。
先納沢は日当たりが良すぎて、
一回田の回りの草刈りをしないとならないほど、
すでに腰のあたりまで草が伸びている。
ヤブをこいで、ではあったものの、藤の花がそこら中に狂い咲いている。

山中の山中(やまじゅう)が藤の薄紫(?)で美しい。
美しいが、これらの蔓がすべてそれらの木に絡みついて、
絞殺しながら上へとあがって、花を咲かせ、実(食可)を落とす。
表面に見えているものは、あくまでその一面でしかない。

 * * *

田づくり中の”オクサ”に戻り、田打ちをするが、
どうにも水が不足してしまい、2時間半ほど揚げた。
今年第1号の揚水は我ら”ふじみや(藤美屋)”だった。
藤が美しい。
オクサでは水を揚げれば当然有料で、「高い水」となる。
どうも愛着がわき難い。
水商売。

19時過ぎまで田んぼに居ったので、2つ会議を休む。
この時期に地域の会議を開かれても、
農繫期の渦中なのに夜出て行ける篤農家の大先輩がたもいる。
「高柳町」に対する愛着の違いを、自分はそういう時に感じる。
と言い逃れようとするけど、根本的な違いは、
圧倒的な体力気力の違いだということも自分はそういう時に痛感させられる。

 * * *

昨日。
天気良く、風気持ちよく、バイク初始動。
昨秋に初代「スズキ君」がだめになってしまい、
二代目は前前区長であり山中最後の樵(きこり)といわれるサイチ翁の乗った一台。
クラッチ付きなので、
バイクの坂道発進の半クラッチの難しさを、
大学4年の秋に合宿でバイク免許を取って以来ぶりに体感させられた。

バイクで先納沢~ツキヨメ沢という、
「ディープ山中」の端から端へも気持ち良く走る。
ツキユメの田で植え直しをようやく一枚する。
水の音と鳥の声と泥の感触が気持良い。
あがってオクサで田を一枚打つ。
やはりオクサに水はない。
地主が健在のうちは水田にしておかねば。


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昨朝の一匹と一羽。
ゴボウの影(一応畑化している途中なのに)でくつろぐAM8:00。
という構図を上の窓から眺める。

”じんべ”のカズオさんが田でクレソンを栽培して、気を良くし、
昨日はしじみを放っていた。
どうなる、しじみ。
エビとか貝とかいいね、内水面系。

”大恋愛の末に別れてしまった恋人とかつて誓った約束を、
 一人で果たすためにやって来た”かのような表情で、
オクサの田にしじみをカズオさんが放っていた、
かどうかは知らない。








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by 907011 | 2017-05-18 04:44 | Trackback | Comments(0)

はじめにコピーありき。

昨朝。
5時頃に山に出たら、朝に強いイサオさんがすでに機械に乗っていた。
先納沢へ行き、肥やしをまき始める。

(まだ5時だしどうせ誰も通らないだろう)とたかをくくって肥やしをまいていたら、
5分と経ってないうちに、動噴を背負った自分の”気付き待ち”で背後に一台いた。
朝に強いイサオさんの母マサコさんと
山中帰省中の農繫期スーパー助っ人のチヨコさんがニコニコしながら乗っていた。
「山中女子」は農繁期になると俄然その勢いを強め、
はたから見ていて特に田植え時期などは皆テンションも高く、
「田植え=祭り」みたいなもんだなと毎年感じる。

ただ、この祭りはイベントのお祭りと同様、
その前後の作業(田んぼづくりetc.)の方が大変で、
どちらかといえば田植え自体は(機械の場合は)一瞬で終わる。
まったくイベントのように田植えそのものは意外に早く終わる。
切実なのはその前の行程だ。
そして、ワタシはまだ半分くらいの進捗状況だといえよう。



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ニコニコしながら二人は車から降りて、
ニコニコしながら田の畔でヨモギを摘み取っていた。
お茶摘みをする女性たちのようなヨモギ女子だった。
濃厚な手摘みヨモギを使い、
イサオさんのつくる山中もち米、山中小豆を使い、
団子女子がワッセワッセと山中の笹団子をつくる。

「あんこ濃厚。ヨモギ濃厚。ババア濃厚。」
  (『イサオ・ムラタの名コピー集』(未刊))>



村上の「北限のお茶」(?)という言葉を見るたびに、ちょっと魅かれる。
俺も「北限の○○」とか、豪雪地なのに小麦(ゆきちから©門出総合農場)といった、
この環境をコピーに混ぜ込んだナニガシカシリーズがしたい。
「北限の卵かけご飯屋さん」、…北限ではない。あと、ただただ寒い中で食わされそう。
はじめにコピーありき。
「おまえ、そのフレーズが言いたかったんだろ?」とつっこまれそうな、
不純な動機で、時に人は何かはじめたりもする。

午前は”しちすけ”さんの田植えをした。
親子二代に見守られながら、ゆっくり植えて無事春の受託作業、完了。
しちすけさんに、田打ちした際に酒を二本もらい、
昨日はお茶とビールをもらい、恐縮する。
いっぱいもらいすぎて、
「…これってもしや現物支給でことを済まされるのでは??」と不安になったが、
ビールを渡しながら「請求書もなるべく早く頂戴ね」と言ってくれたので安心する。

 * * *

オクサで水をかまいながら、上の田のイサオさんのモチ米植えを眺めていたら、
タモさん&マサさんの同級生コンビが耕耘機で山から下りてきた。
帰りしに通ったら、手招きをされ、掘ってきた巨大なタケノコを3つもらう。
人は何かくれるとき、
「悪い話じゃあないから。」という笑顔で手招きをするものだ。

午後、一枚だけ田こしゃいをしてみたら、
水が全然足りていないという事実に直面する。
土が泥になるときにはやはり相応の水を使ってしまうものだろうか。

30年産米は水で苦労するオクサの田んぼから
雪融けと同時に始められるように、計画を組み替えたい。
水商売。

ワラビをつまんでもらった密造酒などを飲んで20時前に寝落ち、
その後なんとか起きてヨモギ風呂に入って寝た。




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by 907011 | 2017-05-16 04:26 | Trackback | Comments(0)

仮の姿。

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昨朝。
次なる”オクサ”団地に手を着けるべく、肥やしをまく。

5枚、段々となっている田んぼの、
ふと見たら下2枚の田。
4月末に始動した際に試運転というか、
草押さえに入った2枚に、4月の俺は肥やしもまいていたのかどうか問題浮上。
5月の俺はとうとうわからずじまい。
田植を最後に回したのと、残りの肥やし数からと、自分の性分からとで、
おそらくまいてないだろうと考察する。

6:00。
山中のタモさんことタモツさんが(柏崎から)朝仕事にやってくる。
噴霧器の筒先に穴があいていて、
我が頭髪(不耕起自然栽培、植え直しはしていない)にも肥やしがまかれるような状態だったので、
ビニールテープを借りようと思いきや、「いっぺあるすけもってけ」ともらう。
ついでに「これもあるすけもってけ」というので土のう袋ももらう。
いただける話はなるべく断らずにおいしく頂戴するのが
居候(時代に会得した)の大切な要素だ。

ツキヨメへ水見にいったら、
かなり奇妙な卵があって、おたまじゃくしが群がっていた。
あの卵から何が孵るんだろう。要観察。

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いろいろはかどった一日。
苗をもらいにいった仙田の親分に
「各方面からいろんな話が来てあんたも大変なんだな。」と労われる。

山中育苗の匠・マサオさまの苗代もひじょうに楽しみな様子に育っていた。

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夜中にガクが不調で目覚め、そこから何だかんだで寝てないので、
眠くなったら休もう。
眠くなるまでやろうやろう。

今日は作業受託の田植だったので緊張の面持ち。
さりとて緊張といえども、睡魔には勝てまい。



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by 907011 | 2017-05-15 04:43 | Trackback | Comments(0)

涅槃。

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山中で一カ所だけ。
この構図で、我がホーム・ツキヨメ沢の奥の田のはじまりが俯瞰できる場所があります。
(たまに友だちが遊びに来た時に連れていって、
 「さっき立っていたのあそこの場所だよ」と見せてあげると、
 どっちの場所から眺めても相互におもしろい。)
緑ノ谷二居リマス。

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ここです、この構図です。
探して、山中。

『The Catcher in the Tsukiyome.』
ツキヨメ田でつかまえて。
未刊。


 * * *


ゴムの雨合羽、最強。
雨でツキヨメ沢の代かきに思いの外専念できて、
トラクタ、ついに次の圃場”オクサ”に凱旋。
オクサは山の水が少ないので、あまり愛着がないが、
日本の棚田百選にもノミネートされておる眺めのよろしいところで、
他の山に居るよりも、人に会える確立が高い。
人に会える確立、て。

中学校の頃、なぜだか、
雨の日に全身カッパ長靴で自転車こいで学校に行くのが、
「あー、いいなあ。」と感じたことをたまに思い出す。
完全にすっぽりとくるまってこもっている感覚がよかったのか、
いまだに思い出しては複雑な感情のようで、不可解でもある。
カッパ内のだいぶ狭い自分の視界で(危ない)、
”自分の世界”かのように考えごとをしながら(危ない)、
自分の動力でペダルをこいで、
あまり行きたくない中学校にゆく。
なぜあの感情がわいたんだろう、中学生の自分よ。

などということを考えては反芻しながら(危ない)、
明るくなってきたので、
今日もやろうやろう。





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by 907011 | 2017-05-14 04:35 | Trackback | Comments(0)