山中記

<   2017年 06月 ( 14 )   > この月の画像一覧

草酒。

戻って山の中に暮らす2日間。

日曜夜。
帰宅直後に、幸せに満ち満ちた山﨑農舎・ヤマさん夫婦からお誘いをうけ、
荻ノ島移住中の夢の森公園・タクロー君カッポー(サモア島からあがってきたナイスカップル)と
塩沢の”センセ”とふかぐら亭にて入念に懇親する。
乾杯しようとしたら、
「俺もちょっと混ぜてもらおうかな。」と亭主ヒデキさんおよび、
「あー!ワタシも。」とタキモトさんのグラスにもビールが行き渡る。
ふかぐら亭、愛すべし。
教育の生々しい現場をちょっとだけ垣間見る。
アロハシャツみたいなのを着たタクロー君が
お笑い芸人「大自然」の人に見えて仕方ない一晩だった。

昨日。
田んぼのいろいろ。
3泊4日分の時差を取り戻すべく、
1日で2拍拍子で手を叩きながらやらねばと奔走。

昼休憩もろくにとらずに夕方まで溝切りしたり草取りしたりして、
都合朝仕事から12時間が経過していた17時頃、
無農薬田の中で棒立ちしながら、草の勢いに押されヘラヘラと笑うしかなく、
見る人いわく「ドM農法」全快状態で、
(もう疲れたよパトラッシュ。)とつぶやいていたら着信あり。
即座に麦麦ベイク・ノリオカ家に肉を食い飲みにゆく。
朝が早い分、ワタシの夕方の切り上げ方は、
知らない人がみたら「男っ前~。」と錯覚するくらいにすっぱり早い。
すぐ田からあがって、「よし。」とひと言つぶやいてバイクにまたがって帰る。

麦麦さん夫婦に、山・人・暮らしetc.森羅万象、
たっぷり飲みながら昨晩もじつにいろんな話を聞く。
セガレ・カズミチが”ピタゴラスイッチ”を自作していて、
ときどきメンテナンスしては、
その都度「全員集まって凝視するように。」と適確に指令を出す。
ノリオカ父ちゃんの山の話とノリオカ母ちゃんの教育関連よもやま話が興味深く、
ハイスピードで酒も進んだ。

そういえば、ノリオカさんに「農協の軽トラ乗っとったやろ?」と言われ思い出したが、
昨日は午前に2回目の予察調査のバイトをしていた。
今回はJAの指導員キタハラさんと組になり、
のべつまくなしに多様な話しをしながら1時間半くらいで終了。
いろいろ情報と肥やしのサンプルをいただく運びとなり、
おそらく1万円くらいを一瞬にして稼げた。「予察は良い仕事」。
歳がいくつも変わらないのに、
20数歳でフリーターしてたセガレさんがこの度東京で就職することになり、
引っ越し中のパーキングエリアでトイレに財布を置き忘れて
瞬時に盗まれて敷金礼金ウン十万を立て替えた等、
キタハラさんはかなりハードボイルドな話題をさらりとするので凄い。

 * * *

もはや”旅人”に成り下がった秋田では
交わす会話、見る場所、立ち止まる空間にて、
いろんなことがフラッシュバックして、
若かりし時代の考え方と今の自分とが対話をするようにして、
さまざまに気付きがある。
鳥海山を見ながら、ガクの変幻自在な様を見ながら、
考えさせられること無尽蔵な時間だった。

ただの一小市民の自分。
音楽家なら曲を作るのだろう。
詩人なら一遍の詩をうたうだろう。
画家だったら絵のインスピレーションに、
料理人は一皿分の着想が湧くであろうか。

自分には表だって早急に”具体”として表現するものはないので、
「姿」であればそれで良いのだと思う。笑いが一コマでも増えれば素晴らしい。
自分や誰かのイライラを、ブラックボックスみたいに
ユーモアに変幻させて表現することが自分の脳みその理想だ。

田んぼにいたり、ガクが保育園バスに乗るべく一緒に歩いたり、
鶏たちをもんだり、薪を割りながらムロフシ状態にトランスしたり、
そして、酒を飲む先輩と仲間が大勢ひしめきあっている我らの暮らしで十分だと想った。

重さをどかすような、ヘラヘラな軽さで在りたい。








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じつは我ら山中から「適疎」を考える会も
ひそかにTシャツづくりプロジェクト進行中。
俺の手ぬぐいづくり企画はなかなか議決されない。
”ばんきち”の洗濯機も未処分。
いろいろ、やらねば。
ババヘラアイスもなまはげも杉っちも秋田犬もじゅんさいも
頑張って良い仕事をしていたので、俺もヘラヘラと努めねば。

んだんだ、秋田。







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by 907011 | 2017-06-27 04:14 | Trackback | Comments(0)

自己鏡。

「よくぞ言ってくれた。」という文章にたまに出逢う。




じつは俺も、「つながる。」という表現を多用するニンゲンが、正直に言うと、
嫌いだ。

「うそくせな、おめ。」とつい思ってしまう。
よくよく話しを聞いている(えてして話しが長く感じる)と、
「ゆうほどつながってもねねが、おめ。」と気付いて、論破したい衝動にかられる。

いかんいかん、表現自体はつながるもの。
重さをどかすような、ヘラヘラ軽薄言語系でありたい。








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by 907011 | 2017-06-27 03:48 | Trackback | Comments(0)

なんもだぁー。

高質な田舎」にニッポンの未来を見る。



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by 907011 | 2017-06-24 05:52 | Trackback | Comments(0)

浮揚。

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風の冷たい陽気がつづいていて、稲がなかなか太らない。

「えんま市が終わるまでは田植え」と念仏のように唱えながら、
水見の合間に植え直しで田に入っていた。
昨日は昨日で飽くことなく、
「えんま市の人もおそらくまだ片付けや精算をしているだろうから。」と
利己的推察をして、植えていた。

太らないといえば、
日~月曜日の24時間で2.5kg痩せていた。
単純計算で2日で5㎏、
我が子よ、あと3週間くらいするとお父さんは宙に浮いているかもしれないです。
(これから一週間くらい飲み食いが続くので、おおいに太ってくるけど。)

昨日から田の草取り2巡目。
草取りはまったくの夢中になれる時間だが、
今日の会議と明日からしばしの親孝行で中断。
朝から待望の雨粒が落ちてきた。





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by 907011 | 2017-06-21 04:09 | Trackback | Comments(0)

Professional farmers。

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花の金曜夜。
高柳町自立経営農業者会議の総会、滞りなく無事に終了。

一年前から事務局機能をなんとか「自立」させるという宿題をちょうだいし、
町事務所から徐々に自前でできるようにと進めつつ、
がしかし肝心なところで相変わらず半自立だったり非自立となって、
よろず相談事を持ち込まれてしまう”よろずのOさん”にいまだ頼りがち。

ともかくも総会後。速やかに入念な情報交換会へ移行し、
新規会員矢代コータ君挨拶の図。
「出身は東京農業大です。」という一言に、
一同全員が「おぉー!」と低く唸った。

この日もOさんはよろずごとの残業をしており、
会員皆の希望で少しだけ情報交換に出てもらった。
コータの後ろに高柳のゆる(?)キャラ”こーたん”が居た。

農協のタダラ支店長もオブザーバー参加してくれて、
姫の井2升と肴をちょうだいする。
支店長は「グルグルハウス高柳」の朝食付き岡野町宿泊プラン3000円で
しっかりと飲んでいた。
(俺が途中でコーラが無性に飲みたくなって誰ぞのコップを借りて飲んでたら、
 おい何飲んでいるんだよと突っ込まれ、酒をたっぷり注がれた。)
なぜか2升の酒瓶がほとんど同時に開栓され、だいぶ深く酔った。

 * * *

薄曇りの土曜。
このあたりでは「えんま市が終わるまでに田植えが終れば良い。」という言い方を聞く。
金曜夜でえんま市はおそらく終わったと思われるものの、
「片付けもえんま市のうちだ。まだ片付けているであろう」と踏んで、
土曜の朝仕事に植え直しを粘ったが、あまりはかどらず。
朝食を食べた後、二日酔いが攻めてきて昼までダウン。
草刈り後、夕方から姫の井の酒の館にて古浄瑠璃を見にゆく。
大入りだった。

新潟市や長岡で仕事していた際には、
りゅーとぴあなどに足しげく通って、
演劇やコンサート、落語や能など節操無くいろんなジャンルの舞台を見て暮らしていた。
佐渡に薪能を見にいったりもした。
いまはせいぜい落語をイヤホンで耳に挿して植え直しをするくらいになった。
浄瑠璃もたぶん10年以上ぶりくらいに見た。
よく同僚には指摘されたものだけど、
あらためて我ながら趣味嗜好がおじいちゃんみたいだったのだなと気付かされる。



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昨日日曜。
朝5時にイサオさん家を出て、石黒へ草刈りにゆく。
2時間ほど篤農家たちに内包されながら心地良く汗を流す。

「はじめに体力ありき」だなと思った。
石黒のこの人たちはまず身体、個々の動線がある。
体力でもって、「具体」を先ずする。
それから個々の動線が寄り、集う。
具体の後に、その身体を通った飾り気のない言葉が出されるように感じる。

イサオさんがいつも話すように、
しびれるような「格好いい男」たちなのだ。
60~70を過ぎてから醸し出される滋養が抽出されてくるような、
かっこいい人。かっこいい男。かっこいい農家。

そんなイサオさんも、
「あのー、こんなこと今さら聞いたら怒られるかもしれないんですけど・・・」と
謙虚な枕言葉で矢継早に質問をする様子が、尊敬にあふれていて素晴らしく思った。



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<昇太
いまの時代は
だいたい音源を取らせてくれるので、
それを聞いて覚えることが多いのですが、
本当に落語を教わるには、
昔の「三遍稽古」という稽古の仕方が、
ベストだったと思うんです。
糸井
ほぉー。
昇太
なぜかと言うと、音源を聞いて覚えると
完全にコピーになっちゃうんですよ。
息継ぎのタイミングまで同じになっちゃうから。
糸井
ああそうか。
それはダメですね。
昇太
そうなんです。
落語は、自分の言葉でしゃべった方がいいんです。
だから「三遍稽古」で、
なんとなく覚えるというほうがいい。
誰かが作ったものを、
他人が全く同じようにコピーしても、
おもしろくないんですよね。
実際にモノマネ芸をやってる人も、
完全コピーの人って、いないじゃないですか。
やっぱりデフォルメしているからおもしろいわけで。>







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by 907011 | 2017-06-19 04:59 | Trackback | Comments(0)

会議のあとに残るもの。

雅楽のリズムの名称のひとつに
「八多羅拍子(やたらびょうし)」というものがあるそうだ。


<雅楽は二拍子や四拍子で奏でられますが、
 八多羅拍子は特殊で二拍子と三拍子が繰り返して演奏されるリズムです。
 さらに、演奏速度も速く、普通の人にはそのリズムがとりにくく、
 無秩序に演奏しているように見えるようです。

 その演奏がわけもわからず混乱したとき、
 「やたら拍子のように」という意味から使い始めたとされています。
(検索で出てきた『雑学unun』から)>

 * * *

「この町はやたらめったら会議が多い」と感じる6月のまだ半ば。
会議一回で作業している手は、それがなかった場合と比べれば
短くても3時間停まってしまうのが口惜しい。
あと早寝が過ぎる(下記のとおり)自分にとっては、
夜の会議が単純に睡眠時間を削っていくのでできるだけ出ないよう努めている。

山中移住のさきがけである、
もう一人の伊藤家のマサノリさんなどは、
「ほんっとうに、みんな会議好きだよねえ。」と半ばあきれながら笑って言う。
マサノリさんの優先順位は明確かつ確固たるものでぶれないので、
今日から山に登ってしばしこもるとの話だ。

12日。
東京の小学校がじょんのびキャンプ(?)と称してやって来るのに関連して、
農家が各戸数人ずつを受け入れる農業体験(かつては農泊)の会議へ。
我が家も子どもが生まれてしばらく休んでいたので諸事情はよくわからないけど、
今年からやりまっせーと受入れ復活してのぞんだものの、
すでに受入れ農家は4軒まで激減しており、結論としては農家個々の体験はやめて、
門出集落で米文化に絞ったもので一括して体験受け入れをするということになった。

門出和紙のレジェンド・ヤスオさんの企画なのでまず間違いないと思うけど、
残念ながらうちからはけっこう遠いし、
子どもらにヒエ取り体験させようかなどと予定していた忙しい時期なので、
我らの農家受入れ体験は終了したなあと感じると寂しい気もした。

塩沢公民館に移動してJA柏崎の中干し講習会に寄る。
(山中公民館も参加農家が激減し過ぎてなくなり、塩沢に寄せてもらっている)
卓球台であれこれキタハラ先生の話を聞いて解散。
仙田に行き、苗代16万円を納める。
サヨウナラ、飲み屋40回。

午後から草刈り、こしいぶきの落水、肥やしまき。
シャワーにも入れずに寝落ち。

13日火曜。

未明にシャワー。
寒い陽気が続いて、コシヒカリ稲がよく太っていない。
草刈りして振り返ったら、
「沢っこで一人で騒いでたらクマが来るぞ。」とタモツさんが来た。
植え付けしなかった田んぼ2枚を見に行き、現場打ち合わせ。
俺が帰飯したり草を刈ったり泥を上げたり、
健康診断に行って「肝臓が・・・ね。」と指摘されたりしている間に、
タモさんがおおよそ7時間くらいで
田直し2枚と乗り入れ4カ所をやってくれた。
さすが重機職人、仕事がはやい。

一服時にブラックコーヒーを選ぶタモさん、
「なー、いっときそこでそのまま缶持ってろ。オラがフタ開けるすけ。」と、
やおら重機に戻って乗り、エンジンをふかし、
ユンボのバケツの爪で缶コーヒーのプルタブを開けそうなレベルで、
あの職人らは掌で撫でるかのように重機を使う。

日没前に重機をザリガニ池まで歩かせ、子と風呂に入り寝た。

14日水曜。
重機代を精算。
自分の名前で自分に請求書を書いたり、ハンコをついたり、支払いをしたり、入金をしたり、
金融窓口でやっていること自体はかなり怪しいけど、負担者兼会計だからしかたない。
職人にも金払いを早急に済ませて、残った重機を洗う。
またまたサヨウナラ、飲み屋13回分。

昼から来客で昼寝レス。
「なんで13時なんだよー。早いよなあ。」とぼやいて待っていたら、
13時半待ちあわせの勘違いだった。
振り上げた拳の下ろし所レス。

肥やしをまいて草を刈り、
この晩は酒を飲んではいけない夜(胃がん健診のため)だったので、
ノンアルビールをおかわりして飲んでがつがつ食っていたら寝ていた。
2時に目覚めてシャワーを浴びる。寒い。

翌朝木曜。
朝飯抜きで水分も5時以降とってはいけないという鬼の胃がん健診(?)につき、
夜明けダッシュの草刈りは中止して、よく寝た後、
朝飯(ないけど)前に自家採種こんにゃくを植えるなどして時間をつぶす。
胃がん健診で初めてバリウムを飲む体験。
バリウムよりも胃を膨らます薬がおかわりしたいくらい好みのラムネ味だった。
検査にたどりつくまでに2時間待ちつくし、ようやく解放。
これも人生初かもしれない下剤を飲む一方で畑の草刈り。
振り向くと”まごすけ”さんが背後に居て、「ケンタッキー」をいただく。
夢中になった後、振り向くとわりと誰かしら居るものだ。
ケモノでないことが救い。

午後、大腸がん検診に検便を持参する道中、
山に登るトレーニングとしてすでに2,3回山に登って来たというマサノリさんとすれ違う。
「明日にでも脳ドックを受けてくるように。」といわれる。

夜、禁酒令から解放され、矢継早に酒を飲む。
脳ドックの話を家人にしたら、
「生活習慣を変える覚悟はおありか?
 タバコは?酒は?
 しょっぱいものを食べないようになる気はおありか?
 しょうゆをやたら拍子のようにつけすぎたり、
 枝豆にさらに塩をかけ直して食べたりする東北人の慣習を捨てる気はおありか?」
と質される。
ひとまず酒の継続だけ保留ということでやたら拍子は鳴り止まない。
が、すぐ眠くなり、また風呂入れずに寝落ちした。

本日の会議2つ。
夜は「情報交換会」で篤農家たちと酒を交わすので、
「しかたないなあ、まったく。」といいながら小走りでのぞむ。

 * * *


<ぼくが経験したことで言いますと、
その意味での「楽しさ」というものは、きっと、
苦しさを抜けていないと掴めないんだと思います。
「板一枚の下が、もう深海だ」とでもいうような意識を経た後に、
最高の楽しさがやってくるような……。
ものごとに一面があるとしたら、表と裏の両方の知識と経験を操縦できる自分になりたいと思っています。
清潔な部分を欲しがるならば、廃棄するものも、
同じくらいのパワーで処理する必要がありますからね。
(『調理場という戦場―「コート・ドール」斉須政雄の仕事論 (幻冬舎文庫)』から)>





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by 907011 | 2017-06-16 04:34 | Trackback | Comments(0)

week。

それからのわれら。
運動会打上げの大焼肉大会のあと、
帰宅して5秒で寝る。18時就寝、1時起床。

5日。
二日酔いもなく、運動会の経費の精算して、
翌週末にある農業者会議の案内文書の発送準備etc.

長岡の”自然農友達”がそのまた友達を連れて、
2人で4時間ほど無化学肥料&無農薬『山中米』の草取り援農に来てくれたので、
一回目の草取。
今まで一人でやっていたので複数人で入るとさすが早い。
早いけど、濁って見えなくなるので並んで草取は難しい。
難しいけど、早い。

ふたたび一人になった昼下がり。植直しをして、余った里芋を少し植える。
夜、ふたたび書類づくり。

6日。
未明に「エコファーマー」申請の書類作成。
夜が明けて、29年産米・最後の田植えをした。
1畝もおそらくないだろう、”平八田”にて不耕起無肥料無農薬農法。
クワイが雨後の筍かの勢いで生えており(たとえが同じ植物でややこし)、
草取り、おおよそ1時間。
田植え、30分。
感慨、意外にこれといってなし。

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朝食後、自立経営農業者会議のミツタカ会長と打ち合わせ。
1時間くらい話したり電話したりしていたら、
事務所から「〇〇さんがキレた。」という一報(メール)が入る。
(○○さんっていうか、Oさんというか。)
ほぼ毎日のペースでごやっかいになっている方だけに、
2人ともナニガシカの責任やら罪悪感を感じて、あわあわしながら打ち合わせ終了。
”満身創痍”と誰もが感じていた○○さんなので、
なんだかんだで良いことだと理解し、
草刈りをして夕食を数年ぶりにつくり、子と食べて寝た。

予察調査の際に、JAヤシロユータ先生が
提出用の書類の所感のところにいろいろ書きつらねた後、
「(良い意味で。)」とまとめていたのが、なかなか良いなあと思った。

ほんの数文字なのだけど、しかしそれを書き足すことで
最後にほとんどすべてを良い方向に向けられるような、
親の総取り的キラー文句(良い意味で)だと思った。
単純明快な言動だけど、それがさらりと普通にできるヤシロ先生は偉いと思った。

7日。
エコファーマー申請、草刈り、ときどき監査委員。
夜、十日町に”うっかり”のM・イトーとイサオさんと打ち上げにいく。
いろいろ打ち上げ。
時計が0時を過ぎる頃、(普段20~21時就寝のため)半分以上意識を失いながら帰宅。

8日朝5時、すっきりとしていたので山にいく。
いつもより始動が遅かったのとつい熱が入り、遅くなる。
昼から農家組合長研修で柏崎にゆく。
その後懇親会でにぎやかに飲む。石黒人が格好良い。
JA高柳の男前・マサオさんに送られて20時帰宅。

9日。
とうとう「オクサ・スーパードライ」となり、水揚げ4時間。
超・乾燥。
植え直す一日。
夜、自立経営の監査および役員会。
満月の夜。明る過ぎるくらいだった。

10日。
夜明けダッシュで草刈りの後、オフ。
ガクが海を見たいというので、ほぼ一直線的に海に出る。
入りたいというので、入る。
ケーキなどを買って帰宅。
車に突っ込まれて閉鎖中のカフェスペースがある(良い意味で)ケーキ屋さんにて、
子が店員さんにも見える角度のところで指差した、
「いちごちゃん。」というモノを注文するのにすこし赤面する。
四十の男の口から発言しやすい無難なネーミング、希望。
甘いものを食い、よく寝て、翌週の健康診断に相撲取り状態でのぞむ。

11日。
同じく草刈り。
片づけをして車庫にいたら、重機オペ職人が現れ、打ち合わせ。
数日後から、植え付けしていない2枚の田直しをはじめようという運びになり、
村のユンボに乗ってツキヨメ沢まで歩かせる。

昼から「さわだや」で岡田区長タカアキさんに接待を受ける。
よく話し、よく食い、よく飲み、よく寝た。
夕方に自然栽培こんにゃくを植えた。

 * * *

会議と書類に割かれる時間も多いけど、
書類やメールは病的早起きで未明に事を済ませられるので良い。
残りの時間を去年よりも農業(畑まで手を伸ばしたいけどできず)に
当てられるようになってきた一方で、
暮らしの方、家のこと、子のことの優先順位が下がってしまっていたことを反省中。

日々おかげさまでいろんな依頼、相談、手伝い、お誘いなどもらいながら
慌ただしく過ごすものの、
その場で「できるだけ良い選択をしよう。」と慌てる性分で、
相手に良い顔を見せた結果、他との優先順位バランスが次々狂う傾向にある。
自戒。


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ただ、桑の木の下にいる時だけは、自分は無心になる。
はちみつをとるクマのようになり、次々に枝を持っておろしたりしながら
口と服と紫に染めながら夢中で食べ続ける。
桑の木の下でのみ生き物は平等である。
と中国の偉い人が言った、かどうかは定かではない。










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by 907011 | 2017-06-13 04:24 | Trackback | Comments(0)

29年の山の中の運動会。



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4日日曜、運動会。善き日。
朝に天気が崩れていたので、グランドをあきらめて公民館に変更。

午前に集まって皆で公民館を飾っていたら、
通い作の人らが通るたびに車を停めて眺めていく。
ブンエイさん夫婦には「天皇陛下、来る?」と聞かれる。



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選手宣誓のリン(中1)。
すっかりたくましくなられていろいろ立派だった。
背も160センチくらいになり、自分などあっという間に越されるのだろう。

(写真は一部、高柳小・ワカツキ先生が黄色いシャツを着ながら撮影。)


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リンとガクによる競技前のラジオ体操。



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人はすくないけど競技数はけっこう多い。
いろいろ割愛して、パン食い競争。
パンはご当地麦麦ベイクさんから。
パン食いは確実に「いい画」がとれる。
右側、山中一の鉄人・フミオさん、EA(いい画)。


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真ん中、ジャージの素敵なマサさん、EA。
マサさんは自分のチーム(開会式で適当に並んで編成)を2連覇に導く強い組長。
右に「女が少ないと書いて妙(タエ)」さん。
<『村田妙自己紹介集』(未刊)より抜粋>
左のチヨさんも気合が入っていて、この日おろしたてと思われる、
大阪のおばちゃん的な派手な柄の勝負服(負けたけど)を着ていた。

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保護者(山で右足を負傷中)、中1、先生。
中学校ズは黒服とメガネで3者とも体型がシュッとしている。
ミネギシ先生(新婚)、男前。マラソン最強。
のいずれでもなく、
写真右ギリギリのところで貴婦人なみの頬杖をつくタカコさん、EA。

タカコさんは日常においても大阪のおばちゃんに負けない水準で柄が派手。
たまに玄関先で、タカコさんと話しているのか、
プリントされた大きな猫と話しているのかわからなくなる。

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ワンカップレース。
キンキンに冷えたビールやジュースをストローで飲む。
冷たい炭酸をストローで高速飲みするのは難しい。
撮影俺。黄色いシャツがワカツキ先生。

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撮影ワカツキ先生。
青い帽子がビールをこよなく愛する俺。
コップの中が皆なくなって立ち上がってから、
冷たくてまだ飲みきれていないことに気付いた悲しい表情。
Not EA。
俺はビールのことで人に負けることだけは嫌いだ。


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集団じゃんけん。
じゃんけんなのだけど盛り上がる。

年寄りができること。子どもができること。
皆で集まると、何ともなさそうなことでも
だいたいのことが笑いに変わる妙(○みょう×たえ)。


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そして最後のマラソンへ。
今年はスタート地点まで軽トラで送られる。
これを乗り越えれば焼き肉にたどり着けるが、年々たしかにきつい。
ニンゲン、ちょっと不安になるとへらへら笑う傾向にある。
隣りのミネギシ先生に「漁船にこれから乗せられる人の気分ですね。えへへ」と
ヘラヘラしながら2回言うの画。



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なんとか走って戻ってきて閉会式。
前述のとおり、チームマサさんが連覇。
勝因は不明。
大会長挨拶で毎年言われますが、
どのチームが勝っても負けても我らの暮らしに1ミリの影響も無し。
この優勝旗を1分くらい(直後に万歳があるから)持っていられるという特典だけ。


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直後。
”きんねん”父ちゃんによる万歳三唱で無事閉会。
公民館開催は天候や中身によって、すぐ隣りの外でできるのでかなり良かった。
大盛況で幕を閉じた。
その後、恒例の大焼肉大会を入念に行った。
酒のいろいろ、割愛。

 * * *

チヨさんが飲みながらエヘヘと珍しく微笑みながら膝を突き合わせてきて、
「じつはこの前、お前の軽トラとすれ違うときにこすったんだかもしれない。テヘヘ。
 ごめんよ。エヘヘ。ビール、うまい。」
と告白された。
ニンゲン、ちょっと申しわけないときもヘラヘラ笑う傾向にあるようだ。






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by 907011 | 2017-06-10 05:23 | Trackback | Comments(0)

おしらせ。


<ドキュメンタリー映画の小林茂です。
皆様のご支援で完成した映画『風の波紋』の自主上映が
各地から依頼が来ております。
久しぶりに新潟でありますので、ご案内しました。

グリンイメージ環境映像祭審査員特別賞 『風の波紋』公式サイト
 

『風の波紋』コメント

内山 節(哲学者)

それは手づくりの世界でもあり、
この大地とともに暮らすプロフェッショナルな人びとの世界だ。
進歩ではなく、深められていくことを喜ぶ世界。
発展ではなく永遠の世界。
技術ではなく技の世界。
知識ではなく知恵の世界。
そしてこんな人間たちの営みを見守っている自然。
それはいまでは多くの人たちがあこがれている世界だ。



7月29日(土曜日)
時間:10:00〜、14:00〜 『風の波紋』上映
※14:00の上映の後、天野さんのミニコンサート 小林監督トーク

会場:新潟県十日町市 十日町情報館 https://goo.gl/maps/CGmXSA3SLkz
料金:入場無料>



是非!





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by 907011 | 2017-06-09 03:02 | Trackback | Comments(0)

19集落(ムラ)が創る「越後高柳」(クニ)。

昨日の天水。
やはりなかなか大きな雨とはならず、しっとり。
予報にあった風は意外に弱かったので本田の除草剤まきを一気にする。
が、どうしても水が足りない田んぼがあと2枚残る。

朝食後、JA営農指導員・キタハラさんを公民館にお招きして、
義父さまと生産組合シゲル親分と俺(とイサオさん欠席)で、
「エコファーマー」なる制度に申請をし、
「環境保全型農業直接支払交付金の取組み」に係る書類作成の講習会を開いた。

めまぐるしく変わる農政の影響で
交付単価は当初の触れ込みより半値近くまで落ちそうだけど、
ただ、この申請を集落の耕作者に呼びかけたのは、
今やっている作業行程のなかで、少し書類に付き合えれば、
そのまま交付金が付けられるよというものだったので、
自分らの農業を持続的なかたちにするためにこういうのは通っておこうと感じたからだった。

昼寝後、ヤマザキ農舎のヤマさんのところにゆき、
企画し始め段階の「里創義塾 高柳分校」(イメージです)について
3時間くらいかなり真剣に打ち合わせをした。

講師・関原剛さん 主催・高柳コミセン(講師料4万円プラス宿代を負担)
に我ら、山中から「適疎」を考える会が共催となる。
何せ関原さんの時間を一泊二日頂戴するには破格すぎる講師代なので、
事務局長・マツカワさんに「あの~その~」と率直に相談させていただき、
大筋了承をいただけた。

その後、高柳にてリニューアル中のNPO(協賛金は出せなそう)から、
開催時期と主旨について物言いが付いたので、
NPO事務局のヤマさん(コミセンの副部会長という立場でもある)と
その宿題をああしようこうしようと延々前向きに話し合っていたのでした。

俺単独行動となると、自分の活発期にえいっと速やかに実行して、
講演会も熱意のある有志少数精鋭で特別集中講義で善かろう、と猛進するところを、
ヤマさんが柔軟な物腰で、
この物言いについてはこれから活動するのに乗り越える力をつけるためのハードルだねえ、
などとコーヒーをコポコポ入れながら、諭してくれるのでした。
日程はもっと後退して調整する可能性が出て来て、
話し続けたなかでだいたいの当地で考えたいテーマも絞られてきたので、
大切な企画のためなので、ゆかねばかみえちご。

俺はどっちかといえば単独行動型なのですが、
ヤマさんたち新NPOなどは真剣に熱意を持って楽しみながら
コミュニティというものを再構築しようという想いの集まりなので、
もう数年くらいで既存の枠組みにも入れ替わりや淘汰が生じるように感じる。
その時、山中「適疎」の会は何ができるだろうか。
まあ、やるさ、緩く。続くかたちを。

 * * *

夕方。
我ら”ふじみや”の慰労会に仙田のお店へ。
入ると、育苗で御世話になったあいぽーと仙田の皆様もお疲れ様会をしていた。
二日連続で親分と会う。
俺一人がぶがぶと酒を飲み、義父はノンアルコールだったが、
来春の苗づくりをどうするかをしばらく話していた。
かつての山中の共同苗代の田があるので、
そこで露地プールを据えて、出芽苗を育てるようにするのが、数をこなすには現実的か。
それか、翌春あたり仙田の育苗の仕事をして、吸収してくるか、わりと選択肢は多い。
不活発期か活発期か、それが問題だ。

今朝もしっとりな雨でやや不活発気味。
運動会の準備をしにゆかねば。



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      (高柳小・ワカツキ先生がいつの間にかスキャン。
       カラーでお見せできないのが残念。)

挨拶は、あれを言いなさいこれを言ってくれというのが3,4あり、
それを忘れずに言うだけで持ち時間の多くが切れ、
「ということで、お願いしまーす」と付け加えて終る模様。

今春は田んぼの移動でもほぼ走ることがなかったので、
最期に控えるミニマラソンで体力を全部持っていかれた末の燃え尽き閉会式を経て、
区の小さな予算の中でも2年連続で増額を続けている大焼肉大会へと移行する。
怪我事故なくいけたらそれで良い。







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by 907011 | 2017-06-04 05:25 | Trackback | Comments(0)