山中記

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津南。

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視察旅行で津南へ。
ええ水。

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役場の方に農業公社の取組みの話を聞きながら現地を見学。
苗場山の国営工事というので、
山だったところをがーっと均して高原化され、
リトル北海道みたいなところで園芸をされていた。
すべてにおいて0が二つくらい違う規模だったけど、公社職員は4名とのこと。

お話しされている後ろにずらっと続くユリの球根で1000万円。
反対側にはカゴメがジュースに加工するトマトがソバージュ栽培されており、
機械でがーっと刈り取られていくのだという。

「えー、ここはご存知の通り雪が柏崎よりも大変多く降って、
 毎年3メートルは積もってなかなか大変なんですよね。」
と役場のホサカさんが、
5メートルは降ってしまう石黒の父ちゃんがたに諭し違えていたが、
牛屋さんもあちこちに見られ、耕畜連携して土づくりされている様子や、
ひまわり畑もおそらくブロックローテーションの一つとして
回しながら農地を維持されていることなどが見てとれて、良い視察ルートだった。


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今春赴任された高柳農協のタダラ支店長がいろいろ段取りしてくれて、
最後に「なじょもん」に寄ったら、
思いの外大人たちにもおもしろく、まったく飽きなかった。
すごく熱いガイドの方の津南愛のある津南変遷トークも盛り上がっており、
(俺は時間帯的に眠くて眠くてどうしようもなかったので
 単独行動して手拭いやカモシカのはく製などを眺めていた)
帰りに「ザ・記念写真」という一枚も撮ってもらえた。

なじょもんといえば、長岡にまだおった頃に素敵なイベント(と写真)を目にして、
行ってみたいなあ、なじょもん」と想って以来、6年も過ぎていたのでした。
あのコンパクトな施設の手前にも奥にもけっこうな数の職員さんがいたので、
かなり力を入れているのだな、地域学がしっかりあって残るべくして残ったのだな、
やるなあ津南町、と目は半開きだったが、感心させられた。

視察は遠くなければ、たまには良い。
自分はバスに乗るとすごく眠く、足は窮屈に感じられて、
どうしても疲れてしまうので、視察参加は近場までと誓う四十の夏。




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by 907011 | 2017-07-30 04:48 | Trackback | Comments(0)

全国ロケット花火大会。

一昨日19時半、公民館2階集合。
盆行事に係る打ち合わせに参加。
行事打ち合わせは自分は特に仕事がなく、
よろず行事盛り上げ進行係のシゲルさんによろずのことをお任せし、
ガクとカタカナパズルなどで遊びながら、
何となく鉛筆を持ちながら、
ときに会計上どこか引き締められる無駄の重複はないか、
もっと盛大にこっちにお金かけても良いというような事柄はないか、
と聞き耳を立てる。

ヤマナカ・夏のボン祭り。
去年はスイカ割りが思いの外盛り上がり、
今夏はちょっと花火をしてみようやという運びになった。
「子は村の宝」と言われるのをありがたく体感しながら暮らしをさせてもらっている。

終わって一杯。
ちょうど柏崎ぎおん祭り(?)の夜で、花火の話題になり、
打ち合わせメンバーの一人・ヒコスケさんが
テレビでいま中継中の花火を録画してきたのだという話をしていた。

自分は花火に関しては期せずして超エリートな育ち方をしてきた。
産湯につかると同時に大曲の花火を高校生まで会場泊まり込みで見続けて育った。
新潟に来ていろんな花火大会を見て暮らせども、
大曲との差は歴然と感じたのは、贔屓目を差し引いても事実な気がする。
18歳以降の大曲花火はほとんど見てないので現状は分からないけど、
帰省するたびに大曲駅周辺はおそろしく花火一本で突き抜けようとしている感が凄い。

そんな18歳の頃。
「大曲の花火がテレビでやってらっけがら。」と母親がある日、
新潟で一人暮らしを始めた自分のアパートにビデオテープを送ってきた。

生きて暮しておれば、
たいがい自分の嫌な予感、悪い予想などというのは、結果的にはすぐ裏切られ、
何かしら発見やら驚きやらがあってまた生き伸びていくわけですが、
その時、一人アパートにて、
(母親が「花火、見だが?」と催促の電話をしてくるのに根負けして)
いっこうに気が向かないままにビデオを再生した。
6発くらい「ひゅーん・・・どーん。」というのを見て、しばし沈黙したあと、
「でしょうね。」
と独りツッコミを入れたくらいに、
静かかつ予定調和以外なにものでもない花火中継の録画を
なお数週間を経てから、一人で見るには自分はまだ若過ぎた。

そんなトゥヤングな頃を思い出しては、
腰をさすりながら朝の草刈りへ。
トゥマッチ過ぎる、草。
6時半から公民館で上納(今月の区費徴収)の日。
おそらく「悪人の形相」みたいな顔になって金勘定をした後、農協に入金し、
9時のバスに飛び乗り夕方まで津南の山の農業視察物見遊山大懇親会旅行へゆく。







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by 907011 | 2017-07-28 04:21 | Trackback | Comments(0)

後の先。

草刈り、排水、穂肥え。豆播種と移植。どくだみ茶。
と唱えながら津南型農業の視察、上納、8月も会議等の兼業時間も多い。

後手後手からの巻き返しショー。
幕開けは季節ごとにたびたびされてるのですが、
このたびも遅々としながら Show must go on.




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by 907011 | 2017-07-27 07:02 | Trackback | Comments(0)

ブラックボックス。

長い雨降りだった。
30年産米の施肥計画を
ああだこうだ・・・いや、ああでもないしこうでもないとこねくり回したり、
「栽培管理記録」を正しく書いたり、
もみ殻肥料のつくり方を調べながら静かに興奮したり、オタクで事務な数日。
中島らもさんの『僕にはわからない』を読了して、
田口ランディさんの『できればムカつかずに生きたい』を読みはじめる。

雨でおとなしく家に居るとむしろ無性に腹ばかりが減る。
なぜか、もはや食うことしか想うことはないのかと少し落胆する。
が、なぜだろうと、落胆もしようと、腹は減るのでどうにも仕様がない。

主に読み物を通じて自分はエネルギーをもらう。
中島らもと田口ランディ。
お二人の視野と奥行きと書き進めながらのバランス感覚が面白い。
似てないようで似ている。似ているようで似ていない。

今日から停まっていた草刈りを続行して、
今一度身体を一日ずつ組み換え直したい。

「知のきしみと肉体のきしみを、交互に行うこと」をやろう。







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by 907011 | 2017-07-26 04:28 | Trackback | Comments(0)

座布団の加減。

昨日。
四回目の予察調査だった。
前回に続き、直前まで「今日は中止になるんでなかろうか?」
と妙な期待をさせる雨の予察調査となった。

県の普及所およびNOSAI、JAのプロたちと一緒に回る地元調査員として、
山中も耕作してもらっている塩沢集落のミツノブさんと、
今春から町事務所で働く、武闘派・ヤマダ君(本人はいたって穏やかな柔道マンです)、
そのヤマダ君に対して会議の際などに、
「ヤマダくーん、座布団持ってきて。」と「例のあれを持ってきて。」
と、笑点風に言いたい自分の計6人のメンバーが2班に分かれて周る。

一斑はJA柏崎の指導員と俺の二人。
いもち病、紋枯れ病を見ながら、5集落7圃場を回る。
JAキタハラさんの車で快調に移動しながら、
ちょうど農薬肥料の注文書を書きあぐねていたので、
施肥設計についてサルでも理解できるように噛み砕いて指導してもらう。

コスト面からしても、作業の効率を改善するという意味からも、
H30年産米計画を組み換え直していくことは大切なのだなと
いちいち頷きながら認識している間に山中も過ぎて、5地点目の栃ヶ原に到着。

そこに田んぼの主であり、
いろんな意味で地元で有名人なテラモトさんが居た。
栃ヶ原地区:調査2分、テラモトさんのトーク15分

怒濤の勢いで畳みかけてくるトークは長めだったものの、
周っている中でもっとも中干しと溝切りを綺麗に徹底されていたモデル田が
テラモトさんの田んぼだったとわかって、
いやいやさすが理系(前職レントゲン技師)なテラモトさんとあって、
教科書通りに実践されていて、稲も素晴らしく良かった
(本人いわく「悪い田んぼも向こうにあって、全然ダメ。」)。

そんな栃ヶ原を後にしながらなおも、キタハラさんに聞く、
ノミの脳みそでもわかる肥料のはなし講座が続き、
とりわけ有機成分についての説明が興味深かった。
現行の化成肥料にも、
パーセンテージとしては少ないながらも含まれている有機成分が、
すぐ溶ける化成肥料分とは対照的に、
のんびりゆっくり溶けるので、
稲への養分としても、土壌への効用としても、緩やかに永く作用する。

肥料を徐々に有機肥料に組み換えていきたいというのが、
ここ数年想っている中期的な方向で、
単年度よりも永く継続的に作物というわからないものを眺めていたいという願望がある。
自ずとそのやり方も独自性が必要とされるし、
現状の大部分を占める慣行栽培に比べて、
はるかに観察や予察、経験の蓄積が求められる。

 * * *

自分もよくおしかりを受けてきたことなのですが、
田舎暮らしに「幻村」をイメージして、
移住と同時に”いきなり有機”や”俺(私)の無農薬無化学肥料”をすると失敗する。
「自分なら(だけは)できる。」ともイメージしがちだけど、
それは不遜というやつだ。

私的結論としては、
もし、何かを手放したいならば、
その「何か」をちゃんと使って身体を通してわかった上で、
次の歩むべきステップに進むことが肝要だと思う。
自分が自分にそれを言い聞かせるのはいまだに上手ではないながらも、
清濁併せ飲む覚悟がなければ、想いは幻想や妄想レベルで終わってしまう。
大事なのは「それを経つづけられるかどうか」ということだ。

農薬にせよ、貨幣にせよ、車や携帯電話やパソコンなどもそう。
自分の手鼻したい 「手放したいリスト」もけっこうある。
そのものや現象自体に光も影も善も悪もなければ、使う自分にある。

 * * *

持続可能な農山村の暮らしの一部分として、
米をつくり、食べることをまたゼロから考えたいこの頃。

昨夜、シゲルさん家に島直送でいただいた赤イカを食べ、
シゲルさん家にもらった長野の地酒を飲みながら、
海の暮らしの人と物々交換ができるようになりたいと真剣に考えていた。

「経済」を無視したり敵対視するのではなく、
経済を含みながらも、
しかし、より豊かかつ時間の恒久性を持った価値を創り出せれば。

鶏や物々交換に学ぶ部分が多い。
「暮らし」は変動しながらも刻々と進んでいる。

雨は降りつづき、田は再び軟らかくなり、
イネたちは「もっとよく察してくれよ、現状を。」と訴える。
草は刈るのも追い付けないままにどんどん新芽を伸ばし続ける。

目の前の「現象」と、
ちょっと先に重ね見る画とを、
二つの目玉でもって、焦点がなかなか合わないながらも、
見続けたい。







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by 907011 | 2017-07-25 05:30 | Trackback | Comments(0)

それぞれ。


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花の金曜日の昼下がり。
災害箇所の草刈りを急きょする運びになって、
山中土木部の親方・ヒコスケさんとやろうと思いきや、
この日は山中ゲートボール部の部活動中だったので、
グランドから見下ろした山側のふもとに居たミチヒロさまを頼み、2人で刈る。

オクサ下の農道はだいぶ下までえぐられていて、道が浮いていた。

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見るとやるとは大違いで、
4地点を刈ったうちの最後、”カン畑”の箇所は思っていた以上にでかかった。
「測量をするので崩れたところがよく見えるように刈っておいてほしい」
と言われたので、足場のないところばかりだったけど、
そもそも測量の勝手がよくわからないため、手の抜きようもわからないので、
素直に徹底的に草を刈る。
それにしても猛烈に暑く、腕の汗が滝のようだった。

行政と村田組さまの迅速な対応によって、まず農道をすぐに通してもらえて助かった。
(「応急」として、秋の稲刈り後に本復旧を控える箇所もある。)
ある夜、高柳町事務所に呼ばれてそれぞれの箇所の対応方法の内訳を説明してもらい、
まったく無知であった自分ははじめて災害対応の何たるかを勉強させてもらった。

今回は行政が管轄する県道市道以外の農道の方が被害が大きかった。
(他県の災害に比べればまったく大きいうちにも入らない規模ですが)
災害復旧というので市から機械借上げ費用の75%を補助してもらえるということで、
山中区の負担は残り25%だった。

その時点で27万円の負担額がかかるというのがほぼ確定していたので、
臨時の役員会を開いて説明をして、
農業に係る交付金で支払いましょうという方向にまとまり、
どぶろくと長野の地酒などを飲んでから解散。

不肖ワタシが区長になってからというもの、この役員会の召集が激減した。
今年は春に一度集まったきり、雨の被害がなければ冬までやらなかったかもしれない。
理由はいくつかあれど、
俺が会議嫌いだからというところに依る部分が大きかったりもする。
若手であるところの自分が夜集まるのがすごく億劫に感じるので、
まして年輩の方々はなおさらである、と古文文法のように思うし、
実際集めるのはけっこう大変である。

最近、町単位の会議であまりに似た顔ぶれが集められることが多く感じられ、
「もっと選択と集中をできないものか?」とやや苦言を呈するようになってきた。

区の役員会などはひじょうに具体的に、必要に応じてやれる。

 * * *

土曜日。
日中、草刈の最中に頭痛を覚えるほど猛烈にこの日も暑かった。
夕方早めに切り上げた。
夜やや寝不足傾向にあるので悪循環だ。
もっと入念に”シエスタ”をてこ入れせねばと雨の昨日は本を読んだりなどした。
中島らもさんの『僕にはわからない』という本がじつに面白い。

そうこうしている間に、
故郷・大いなる秋田が豪雨で大変なことになっている。
(うちにテレビがないからか、むしろよその人から「秋田大丈夫?」
 と心配の連絡などをもらいましたが、とりあえず実家あたりは無事でした。)






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by 907011 | 2017-07-24 06:32 | Trackback | Comments(0)

谷神。

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毎年懲りずに同じことばっかりして恐縮ですが、
草刈り中、時に頭痛を覚えるほどに暑過ぎて嫌気がさしたとき、
ワタシは”ディープ山中”にバイクを走らせる。
旧道に上がり、十日町との接点である仙田トンネルの手前で、
我が最奥のツキヨメ田んぼを上からこうして俯瞰して、しみじみする。

写真真ん中の色濃いところが、
もうすぐ出穂(×でほ○しゅっすい)するこしいぶき田んぼ。
カモシカにかじられ悶絶中のかわいげな田。

さらに、その下に白く二枚挟まっているのが、田直しをして植え付けなかった田んぼ。
山からの出水(×しゅっすい○でみず)に悩まされて、
排水に苦心し、稲刈りで骨と心が折れて、今春に重機を入れて改善。
去年は倒伏防止策としてこしいぶきをつくったけど、
あまりの米価の安さに降参して、来春から再びコシヒカリに復刻するというH30年産米計画。

田直し二枚の下に続くのが現在のコシヒカリ田の始まり。

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上の写真と同じところで肉眼で見る(?)とこのような構図。
(カメラを一番ズームして撮ったら上の写真になった)

ディープ山中の一つであり、自分のホーム・ツキヨメ沢田んぼ。
ほとんど毎日ですが、携帯電話にかけても圏外になる時などはおそらく、
ワタシはここ(ちょうど写真のど真ん中あたり)に居ります。

谷と水。
「谷間の神」が万物を生み出すと老子は言った。
母性を大切にして、谷をその母性のシンボルとして表現した。
一方で、孔子は山を愛した。

 * * *

<谷神不死是謂玄牝
 玄牝之門是謂天地
 根綿綿若存用之不
 勤里人識是言不識

老子に言う。
谷神(こくしん)は死せず。その力を玄牝(げんぴん)なる妙という。
玄牝なる母性(生成力)とは、万物の根源である。
それは尽きることなく湧き出て終わることが無い。
里びとはそのことわりを知らず知っているのだ。
(『かみえちごてぬぐいの漢字文の意味について』より)>



谷神にも(たまにため息をつかれつつも)見守られながら、
我らの米はこうしてつくられる。







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by 907011 | 2017-07-23 05:25 | Trackback | Comments(0)

グーテーはヨースイを食べる。

連日、”シエスタ”後の寝起きがひじょうに良くない。
それでも何とか起きてバイクにまたがってフラフラと坂道を降りてゆく。

そんな眼が半開きのおととい昼下がり、
山中の名所・ザリガニ池の上で「グーテー」に会った。
尻だけ見えたのでイノシシかと思った。

午後は惰性で動いてますが、
夏の早朝の山の中というのはじつに心地良くて(日中熱い分なおさらなのか)、
たいへんよく集中できて、仕事もはかどる。

昨朝。
こしいぶきの田の草刈りを進めていたら、
畦に3つくらい稲が株ごと上っていた。
瞬時に状況が飲みこめず、何かのいたずらにしか思えなかったが、
場所がら、自分と”さんしょのオチョさん”以外には、
人が通るようなところでもなく、頭が「?」と成る。

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さらに進むとなおも引っこ抜かれて畦に上げられていた。
傍らににちゃにちゃ噛んで、ぺっと捨てられた稲の幼穂(ようすい)があった。



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この夏、やたらとカモシカが田の中を歩き回っていて、
その都度、動線にある稲を踏み潰していくので
アオサギよりもたちが悪くて、ちょっと困っていた。

けどまあ稲を踏んで横断するくらいはどうにも仕方ないかと思っていたら、
カモシカは稲を食べるのでした。

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by 907011 | 2017-07-22 04:25 | Trackback | Comments(0)

ええ。

雨の日も炎天下も
クールに仕事をする職人・キミアキさん(山中出身・隣りの隣りの集落在住)により、
”ええ小屋”ができた。

できたものの、恐ろしいほど何も入っていないので、
とりあえず屋根の軒先の下で雨宿り状態になっていた道具をしまう。



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たまにこれらの道具たちとともに
雨宿り状態になりながら、見上げる軒天にはモモンガ?の穴がある。
我が家二階は引越し後もほぼ使われてないまま今日に至り、
たまにスズメが土壁のほころびから迷い入ってバタバタしたり
今春からはネコという名のネコがたまに階段猛ダッシュで駆け上がって
ネズミ探しなどをしながら散策を楽しむ程度で、もったいない。
二階から梁など天井裏を眺めるとじつに楽しいつくりになっているので、
向こう5年10年で何かをどうにかしたいと企んでいる。
その頃には子も大きくなり、何かがどうにかなっていくんだろう。

一方で、日中は明かりの入るこのええ小屋、
冬の貴重かつ酔狂な楽しみが一つくわわった。





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by 907011 | 2017-07-21 04:18 | Trackback | Comments(0)

四季五感。

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世間話でよく、人が「いやー曜日感覚がなくてねえ」と言ったりするけども、
はたして本当に曜日感覚を持たずに暮らすと、
たとえばこの連休のありがたみなども
まったく感覚されないままに過ごしてしまう。
とりわけ今年はいまが何日であるのか何曜日であるのか、
意識して何かを見るか、聞くかしないとわからないまま暮している。
良い面もありそうで、もちろん悪い面もある。

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ゴボウの花。
数年前に夢の森公園で種の交換会があって(良い集まりだった)、
自分もまだ畑の時間がいまよりもあったのであれこれ自家採種に精を出していた頃で、
(家人には「種とるから、うちの野菜には食べられるものがないのですね。」
と言われ、いまに至る。)
種種交換したりしながらもらった種の一つにこのゴボウがあった。
ゴボウは繁殖力旺盛で世話もいらないため、うちのまわり中に増えていて、
昨秋、集落の敬老会などで食されて活躍してくれた。
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ニンジンの花は花火を彷彿させる。
ゴボウもニンジンももはや山菜だと認識して暮らすようになった。


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リアルタイムで見たこともないが、
「かわぐちひろし探検隊。」とつぶやきながら、
豪雨で流された沢のホースを回収して、滝となった沢を遡り、水をとる。

炎天下にこういう沢の中の仕事をするか、
せっかく日当たりの悪い圃場が多いので、日陰の田んぼ箇所で仕事をすると良い。

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無事、田に水がかかる。
沢によってはこの水が無事に通るまで2時間くらい、
田んぼと沢を行ったり来たり、登ったり降りたりで往復し続ける。
晴れて水がとれたらまだいいが、
水がとうとう出ずにその日は打ち切りとなり、あきらめて帰路につくこともままある。

ここ一か月近く田面を乾燥させて、
去年の稲株などの有機物の堆肥化を促したり、
無効分げつを止めたり、いろいろ作用はあるものの、
いちばんは秋の稲刈りを無事に進めるための表土乾燥が
耕作者にとっては切実にその意味合いを占めている。
そして今年もまったく乾かずにズブズブの箇所が何枚もある。
年に少しずつ改善していっているものの、
今春も田んぼできない人の分を急きょやることになり、
増える枚数に自分の管理能力がまったく不足しているのを痛感する。


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管理力不足なのでto doリストのうち時期的に〆切のせまった、
村管理道路の除草剤まきをタモさんマサさんの同級生コンビに委託した。
2人で一日半かけて入念に管理していただいた。

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その裏で、マサさんのやめた田んぼを使って実験中の
不耕起田んぼの草取りができた。

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昨朝の子タヌキ。
雨降り後の昼に再び通ると一つ(おそらく足を負傷していた方)は残念ながら
道端に虫の息となっており、モーキンの類が二羽、最期の始末に来ていた。
もう一つは逃げのびたかどうか、見当たらず。
自然の理を、オトナになった自分がコドモ脳のままの自分に叩きこむ。
が、コドモ脳の自分は鵜呑みにできずにいて葛藤し、消化不良となる。


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ラッカセイも花がついていた。
花が落ちてすーっと地中に伸びて行って、土に入っていき、実を成らせる。
落花生という名は字としても音の感覚としても腑に落ちる。
野生は、自然の理を柔軟に肯定し、皆素直に映る。
透明な呼吸を感覚する。





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by 907011 | 2017-07-17 07:25 | Trackback | Comments(0)