山中記

かやぶきで講演会。

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思いの外の雪で、
凍えながら昼飯を食わずに田打ちをしたり、
一週間ほど山の中でトラクターが埋まったままになったり、
相変わらずこの時期はヘロヘロになりながら暮してるものの、
去年は12月3日にまだトラクターに乗っていたのを回想する。

今年の新たな発見として、
ニンゲン、寒くて手足が一通りかじかんだ後、その先にさらに凍えてくると、
マンガのように頭が左右に小刻みに震え続けるのだなあという点だった。

が、しかし、我ら「キリギリス」業界に暮らす者は
これから根雪が積るまでが、もっともその真価を問われます。
家の周りの丸太を割らねば、薪がない。
カッパを着て焦りながら、泣きながら、ときどき酒に逃げたりしながら。

  * * *

昨夏に上越のNPOかみえちご山里ファン倶楽部で開催された、
里創義塾」に参加して、講師の関原剛さんに
「ぜひ、高柳で講演してください」と直談判して1年。

門出かやぶきにて12月9日~10日(朝の自由討議少々)に開催の運びとなりました。
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山の暮らしの中で
”把握する→考える→具体化する→突き抜ける”という、
その場所における「具体」の権化のような人が関原さんではなかろうかと思います。









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# by 907011 | 2017-11-30 11:14 | Trackback | Comments(0)

H29年産米、完売御礼。

29年産の慣行栽培コシヒカリ(除草剤のみ使用してます)、
今年もおかげさまで完売できました。
ありがとうございました。

先日用事の帰りに立ち寄った某ドラッグストアにて売られていた
「新潟県産コシヒカリ」が自分のコメよりも高値で、瞳孔が一瞬開きました。

米を買って食べるという暮らしの習慣がなくなったので、
世の米の値段(他所の集落も含めて)がわからないですが、
一袋ずつでも買っていただいたり、
実際山中まで足を運んでもらうことで、
自分が七転八倒している山の田んぼの一枚ずつがどうにか下手くそなりに持続されています。

手渡しできるということは嬉しいことなので、
中長期的な理想としてはそのくらい小さな規模の農家でありたい。
某店のレジで目にしたあのブレンド米を見て、そんなことを思いました。

茶碗一杯、一食ごとに、農山村も「流通」も、持続可能性を手探りし直すことができると
本気で自分は信じています。

 * * *

それにしても、稲刈り後のこの時期の「マーケット」の動きは激しい。
今回は、ある晩(すでに布団に入っていた)に
大量に米の契約をされている大元締めから電話を受けて、
おかげでうちの余りかけていた米も出る運びとなったけど、
半分寝ぼけながら数字をよく確認しないで「とにかくこのオファーには乗らねば。」と急ぎ返答し、
翌朝にフタを開けてみたら、阿呆なことに自分ん家で食う米も数字上「残り0」になっていた。

来年も継続的に確約されないのがこの「マーケット」の怖いところなので、
来季は来季でまた収穫しながら、
最終的に米がいくつ余るんだかどうなるんだか、頭を悩ますのでしょう。

自分のいつまでたっても乏しい営業力のせいで、
毎秋ごとに、積まれた米袋を前にして、
「アルビレクッス新潟のJ1残留問題」とほぼ同じような心境になります。

気力・体力・経験いずれも最低限のボーダーライン上にある自分は、
あとは祈るのみ。
わからないから、祈る。

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10月19日、秋祭の朝。
5つの供物のうち地(土)の恵みとして、
マツナエ”きんべえ”家の畑から紅白の大根を、
あわせて山からの恵みとして渋抜き中の柿もいただいた。
米はうちから奉納させていただいた。


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祝詞があげられ、ありがたく神事が終わり、
海の恵みとして奉納されたスルメをストーブであぶり、
ありがたくお神酒をいただく。

スルメと米。
海と山とで物々交換ができれば嬉しいよなあとまた流通を想う。



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無農薬無化学肥料の方の『山中米』はいまだはさがけ中。
台風が来る。
一部予約をいただき、
11月3日の高柳のイベントで3つ4つ並ぶ(2㎏¥1600)予定ですが、
今年はとにかく我が家の主食用米になります。

  *

平成30年の米づくりがはじまる。

先着順に予約表を作成してますので、
友人知人隣り近所お誘い合わせの上、
一袋からでも「30年産米を」とお早目の予約をいただければ幸いです。
今後も山中の米をご贔屓によろしくお願います。


はさに台風のつっかえ棒をしていない。



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# by 907011 | 2017-10-21 07:38 | Trackback | Comments(0)

農薬を減らすことについて。

去年から試験的にカメムシ防除の農薬「スタークル」の散布をやめ始め、
今年はすべての田んぼにおいて使用をやめた。

ネットで検索するとカメムシの米粒に対する被害については、
じつにいろんな解説が出てくる。
カメムシは穂が出はじめた頃の柔らかい米の汁を吸う。
それが白米にしたときに黒い点となって残るので「(黒)斑点米」などと
呼ばれて、農協出荷などの際に著しく等級落ちの対象となる。
検査を通る際に1000粒に2,3粒の斑点米が入っていれば、
たちまち等級(1等米、2等、規格外など)が落ちる。

食味も落ちるのかどうかについては諸説いろいろあって、
正直言って自分もごはんを食べるときに斑点米を探しながらたべたこともなく、
「はっ。これがそうか!?」と気付くこともなく無頓着に食しているので
味に影響は(おそらく)ないと思って、やめた。

 * * *

この農薬「スタークル」は、ネオニコチノイドという系統のもので、
数年前に騒がれたミツバチの大激減と関連しているといわれている。



<ネオニコチノイドはシナプス部分の後膜に存在する
神経伝達物質アセチルコリンの受容体「ニコチン性アセチルコリン受容体 (nAChR)」に結合し、
神経を興奮させ続けることで昆虫を死に至らしめる。

また、アセチルコリンは、昆虫のみならず、
ヒトでも神経伝達物質として自律神経系、神経筋接合部、中枢神経系において作用していることから、
ネオニコチノイド系農薬のヒトの脳への影響、
とりわけ胎児・小児など脆弱な発達中の脳への影響を懸念する意見もある

wikipedia)>


やめたいけど、散布をやめない方がいいのかどうか、
散布時期になると共同防除なども周囲で行われるので、
判断に迷うというか揺れるんですが、
いろいろ見た挙句、以下のサイトも大きく参考にさせてもらいました。


<そして新しく代わってネオニコチノイドになったんです。ネオニコチノイドは毒性は低いよって言うんですが・・・

要は有機リン系だと即死にもっていけるんですが、ネオニコチノイドはそのような殺し方ではなく神経を狂わせて殺すやり方なんです。

環境ホルモン的な感じで、要は今あなたがどうこうなるわけではないんだけど、徐々に狂っていくやり方。

ネオニコチノイドは虫の神経を狂わせて、帰ってこれなくなるとか、脱皮できないとか、生育的に止めてしまう作用がある。

そして生きているままうまく生育できずに死んでいく。

ミツバチがこんなにも減っているのは、ミツバチ達は暑い時に冷却するために自分の巣へ水を運ぶんだけど、その水田の溶かした水を持って行くからみんなに拡散されて死んでしまう。>










まだ試行段階ですが、
個人販売をしながら自分の米をつくりたいなかでそういう方向に持っていき、
フィードバックをもらいながら(「今年はカメムシが多かった」らしい)、
そうして試行錯誤しながら暮らしていけたらいいなあと想っています。





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# by 907011 | 2017-10-19 06:47 | Trackback | Comments(0)