山中記

たまゆら。

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昨日。
山中水仙の会と山中土木班合同による「水仙ロード」の清掃。
にぎやかに行われる。

小さな鉄人・フミオさんが
前日まで”チューリップ”と呼び愛でていたスイセン(?)を
本日は”ヒヤシンス”と呼びながら、愛でていた。

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一服を一回挟み、昼近くまでかかって国道252からの、
山中秘密(初山中の人によく見落とされがち)の入口にこぎつける。
「おら、今年は山に入らねえからなって言ったのに」と言いながら、
マサコさんがやおら斜面に上がり、
日当たり良く雪融けの早い箇所のウドやノノバの状況をチェック。

昼からフミオさんと山菜採りを禁ずる看板を打ち立てる。
看板もだいぶ朽ち果てており、要補修。
ペンキを塗って面白ろ看板に文言の書き換えをしたかったが間に合わず。

夕方に終えて、帰宅。

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家人とガクがネコ4つを持参して帰宅した。

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荻ノ島と門出の間らへんに捨てられており、
町事務所で保護して、当面の行き場がないのだという。
はじめての猫との山中時間を過ごす。

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子は子猫を前にして当面「お兄さん」となる。
世代交代の進行が降ってわいた夜。

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今朝未明に起床。
猫も起きて活動。
仕事や私用メールや書類整理の事務をするものの、
「あっ」という間に猫に囲まれる。

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数時間、膝に2つ丸まり、その脇に2つさらに丸まって、
ズボンをひっかいたり噛まれたりしている。
おとなしい猫2、騒がしいのが2。

外でうぐいすの声を聞き、雄鶏・ツユの朝の雄叫びを聞きながら、
”ごすけ”の桜を愛でて部屋に戻る、茶色いのがパソコンを打っていた。


<yyyyyyyyyyyyyyyyyzえ>
『山中猫記』(未刊)






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# by 907011 | 2017-04-19 05:31 | Trackback | Comments(0)

苗代完成図。

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昨日。
苗代づくりのつづき
半日泥上げ。なかなかハードワーク。
マンノウ鍬で砕き均した後、平鍬で叩く。
板で均す。
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午後、水張りして高低を出し、高いところから土を低い箇所へ投げる。
夕方、マサオさんの仕上げ均し。
マサオ親方の体(over80)の強さが圧巻。
Don't trust under 40.

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フミオさんが前日同様、田に反映されていた。
昨日はスノーダンプを持ってきて、田の反対側へ杉っ葉を運んでいた。
手前に今日も水芭蕉が揺れる。

昼休み。
隣の隣の能登で就農にこぎつけたジョージ木村からメールが届いていた。
向こうでは「切田」というのがすでに始まっているらしい。

<こちらでは切田が始まりました
(荒起こしして水を張った後に土を細かくする作業。
この後二回目で土に草や藁を混ぜ込んで代かきに移行するようです。)

いや~去年の山中の経験が生きる生きる!
水回りの仕事から畔の補修、
機械に頼らぬ根本的な仕事を教えていただいたお陰です。
非常に役立っております。>

夜。
ずーっと干されっぱなしだったヨモギの風呂に入り、本日も寝落ち。

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「みどりの里 山中」の看板がシゲルさんによって取り付けられていた。
山中の春の象徴でもある水仙ロードが続く。
入口の最初のカーブに春にぶわっと湧き出る「山中」。
雪で毎年だいぶ押し下げられるのを水仙の会が補修する。

今日。
6時から老人クラブ、神社清掃。
8時半から土木班、道普請。水仙の会、スイセンの移植など。
終了後、(特に水仙の会が)入念な昼食会ミーティングを行う。
フミオさんはかたくなにスイセンを「チューリップ」と呼び、愛でる。

明後日、神社旗立てなど準備し、
4月21日、山中剱神社の春祭。
さまざまに祈念する。

我らの米はこうしてつくられる。


<目に見えることよりも、目に見えない事を感じたり、
 考えたりすることの方が重要ではないかと思ったりします。
 面白いです。

道具をうまく使って楽をする、大切なことではありますが、
泥に手を突っ込んで確認する方が早いよね!が好きです。
人間らしいもの。

切田した後に、出っ張った所を見つけると、ならさないとな~なんて
トンボ使いながら「ふかぐらってすげえなぁ」なんて思います。
それを引っ張るミチヒロさんも凄いですが…>
ジョージさんの見聞録~能登就農編~』(未刊)





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# by 907011 | 2017-04-18 05:49 | Trackback | Comments(0)

田毎のフミ。

昨日。
貴重な晴れた休日の午前中に総会。
「みんな集まり次第、予定時間より早く始めて一時間で終えよう」などとのぞんだら、
書類印刷ミスに気付き、家に走って帰り、
コピーとっていたら開会時間より10分くらい遅れる。
29年度の出だし、つまずく。
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決算だ予算だと読みながら解説する。
区費は今年(去年38万円下げた)さらに10万円減少するけど、
農山村の山中は農業ができていれば大丈夫。
だから、耕作者たちをありがたく眺めて、ケガをしないように注意して見守ってください、
という話を毎度する。農山村だから。

お金に余裕がありそうだった(外れることで有名な私の推測)ので、
あぐらや足を伸ばして座れる椅子と
立ち上がりやすい腰かけを皆で試し座りしてもらい、
「いいね!」ということだったので、
どうせ買うなら早く買って使おうと、午後に買い足す(家人が)。
総会は予定通り?10~11時で終了、解散。

総会を終えてすっきりして苗づくり教室へ。
土合わせ等完了し、準備万端。うちの種籾はすでに芽吹いた。

夕方、マサオ先生とフミオ先生と苗代へ急ぐ。

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”こうすんず(強清水)”の苗代。
”すんず”だけあって、水きれい。
急ぎ来たわりに、冒頭フミオさんと田の様子を歩き見て、まったりする。

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マサオ先生が線を張り、畝の幅を田面に描いて段取り中。
道具は長めの柄(立ち鎌と似ていた)にナタが付けてあった。
「本当は秋に代かきしておくか、
 春でも田んぼこしゃってから10日後くらいだと良いんだけどなあ」
とマサオさんは言っていた。

俺も田に入る。
田んぼ長靴を昨秋にボンドでガチガチに補修したのに、
すでにひびが入っていた。そろそろ寿命か。

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たしかにだいぶ泥が柔らかくて不安定だったが、
外周下側のまっすぐのところで泥を上げて、排水用の溝ができた。
「種籾さまが無事発芽されて湯船をあがられたので、
 今晩は風呂につかれるな。」などと企みながら泥まみれになる。

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17時頃。
「柔らかすぎてダメだ。今日はあがろう。」とマサオ親方から号令がかかり、
フミオ先生を探しに行く。
上の田んぼの水面にフミオさんが反映されていた。

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集落内あちこちを次々に移動しながら万能型に仕事をこなしてくれる、
山中の誰もが認める小さな鉄人・フミオさん。

おとといあたりの寝床でふと読んだ、
十日町・池谷集落でもらった”奇跡の集落”の冊子に、
棚田における「田毎(たごと)の月」のことが書かれてあって、
良いネーミングだよなあと毎度に感心させられる。

もうすぐ俺も「田毎の狼煙」(田んぼの杉っ葉燃やし同時着火)が楽しめる。

田毎のフミ。
手前に水芭蕉。
強清水(こうすんず)、水きれい。
我らの米はこうしてつくられる。





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# by 907011 | 2017-04-17 06:19 | Trackback | Comments(0)