山中記

グーテー。

2日に渡って14時間半水を揚げてやっと最後の1枚が代かきできた。
あとは植えるだけ。
植えるだけと、植え直しだけ。
植えるだけと植え直しと、水管理。
植えるだけと植え直しと水管理と、草刈りだけだった、正しくは。

集落内では半数くらいが田植えを終えており、
「余り苗情報」がぽつぽつと舞い込んでくる。有り難い。
自分とこで使わせてもらったり、
引き取って他の農家に不足情報があればそっちに運んだりして、
できるだけ無駄なく上手く助け合えるようにまわしている。

水を揚げながら、「何万円の水買うことになるんだ、今年は?」などと、
バイクに乗りながら考え疲れ、
””ツキヨメ沢”と先納沢”の田(安心の沢の水)を見にゆく。

先納沢着いて早々に、目の前に
偶蹄目(ぐうていもく)ウシ科の野生ニホンカモシカが座っていた。
バイクで駆けのぼる道中に居てかなり接近してから気付き、
(頭が草に隠れていて、最初巨大な岩か何かかと思ったら尻だった)
しかしそれにしてもまったく動こうともせず、ただ座ったままだった。


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これはケガでもしたのかな、と様子をうかがい、
モーキンと同じパターンで昔話的にいつか困ったときに恩返しに現れてくれるやつだ、
と勝手に利己的に思惑を馳せ(猛禽もその後まったく現れてくれてないのに)、
カモシカも助けようと思い立ったが、
モーキンとは図体が違う。
あまりの迫力にあきらめてバイクをUターンして、
モーキン、そうえいば現れないよなあなどと考えながら帰った。

午後、田植え。
午前中の朝飯後がいちばん眠くなるというこの頃のパターン。
朝は元気、午後も昼寝のおかげかなんとか日暮れまでもつ。

来春、「その節はご心配かけまして。」などと言いながら、
グーテーが勝手に田打ちしてくれないだろうか。
利己的思惑は尽きない。

寒くなったら御地蔵さんに山傘をかぶせないと。
利己のため、逆算的に言えば、
助けるために、いじめられている亀を探しださないと。
鶴が何か手伝えるレベルの困りごとはないのか、
双眼鏡片手に張り込み、観察せねば。
現実逃避的煩悩にまみれて今日も暮らす。

上がり酒を飲みながら偽善的親孝行のため、秋田の宿をとり、
この日もヨモギ風呂に入ってよく殺菌されながら寝た。







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新緑写真&お気に入りのお出掛けスポット!



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# by 907011 | 2017-05-24 04:16 | Trackback | Comments(0)

進捗。

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昨朝までの状況。
怒涛の後半戦に突入中。
「怒濤」と書く割にはヘロヘロ気味。
怒濤と書いてヘロヘロと読む。


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昼に戻ってきたら、苗箱はヨモギやシイタケやゼンマイ干し場になっていた。
怒濤なので看過して昼寝を20分くらいしてリセット。


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午後から「多面的機能支払い」の説明会に出る。
市の担当・タナベさん(男前)は本当に説明が上手なのでやる気がわく。
わいたやる気で帰り道、”いずみや”の苗代に寄って苗を見る。
10~15センチ。もう少ししたら植えられるとのころ。
いずみやのマサオ先生は、今週から田こしゃいが始まった。
その土地の気候にあわせた暦をつかさどる匠でもある。
匠はウド採り過ぎて足が腫れていた。


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夕方、子を”オクサ”の田に連れて遊ぶ。
(会議以降、義父が代わりに代かき中)

朝6時から揚げた水はとうとう12時間やってもたまりきらなかった。

夜、運動会の打ち合わせに公民館に集まる。
昨年同様だが、見る見る間にな勢いで
相応に役割のあった(景品をあげるとか、一言しゃべってもらうとか)年寄りが
どんどん抜けていなくなってしまっている。

小さいなりにどうやるか。
続くか。続けられるか。
「適疎」の意味が試される。

とりあえず怒濤の後半戦のその終盤のあたりで運動会にも突入する。



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# by 907011 | 2017-05-23 04:41 | Trackback | Comments(0)

苗づくり(記録用)。

「山中の田んぼで苗箱×在来(田に苗代をつくる)のやり方で
 苗100枚できるかな」教室
先生:石塚昌雄さん(いずみや)、村田文雄さん(まごすけ)etc.


①平成29年4月4日:浸種はじめ
 種もみ10kg¥5,864
 籾入れる袋2枚:¥60
 ・約10日間

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②4月14日(夜):催芽はじめ
風呂のお湯34℃に浸ける
15日(朝)水温29℃
15日(夜)水温33℃

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4月16日(朝)発芽した。
    (昼)タフブロックに浸ける。希釈200倍。
4月17日(昼)いったんあげて撹拌(タフブロック微量追加)
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<タフブロック:
 タフブロック®は栃木県農業試験場がいちご圃場から分離した
糸状菌タラロマイセス フラバス菌を含む水稲種子消毒用の微生物防除剤です。
育苗場面で発生する多くの病害に高い予防効果を示します。
農薬成分にカウントされませんので、特別栽培農産物生産など、
より安全で高品質な農業生産物を求める消費者のニーズに応えることができます。>
グリーンジャパン・ホームページより)


③4月15日(土)
土(べと)合わせ
・床土20㎏×5袋に対して、
・中苗肥料2㎏
・くん炭 肥袋で一袋半(ふるいをかけた後に使用)
を混ぜて箱詰め。一回あたり33箱程度できる。

30枚ずつ積む。

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4月16日(日)苗箱詰め終了後、覆土をつくって肥やし袋に詰め、置く。
覆土は床土とくん炭(少し減らす)のみ。
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④苗代づくり
4月14日(金)耕起
※本来、苗代づくりを始める10日前くらいが良いとのこと。
 発芽して播種後すぐに田に運び入れるため、
 (決算予算や各種申請書類の〆切等も同時期)スケジュールを立てるのが、
 畝立てと同じくらいに難しい模様。

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4月16日(日)
外側の畝づくり

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4月17日(月)
昨日のつづき
畝づくり(畝間の泥上げ)平鍬
上げた土をマンノウ鍬で砕き均す
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水掛けながら板で均す
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平鍬で叩く、均す
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水をかけて高低を見て、低いところへ土を投げる
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仕上げ均し
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4月18日(月)
育苗作業なし。終日、頭が隠れるくらい水が張られていた。

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⑤播種
4月21日(金)
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数時間前に揚げて水きり、現場で広げて風乾する。

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播種機でガラポン抽選会のようにくるくるくるっとまく。
端部分が薄くなったりするので手で仕上げ。
風乾がうまくできず濡れているとまき方が薄くなってしまい、
余分に時間がかかる。

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同じ播種機で覆土もくるくるくるっとまく。
覆土の場合は3回走らせる。
これも手で薄い部分を仕上げる。
3人だとちょうど役割分担できて手を休めずに進行できて良い。
1人だったら道具を一枚ごとに置いてやらねばならず、
枚数重ねるには気の遠くなる作業。


⑥苗運び、入れ
4月22日(土)
前日(もっと前か)から落水して畝が出ているように水位を下げる。

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はじめに両端に二枚ずつ並べて、真ん中の線を縄でとる。

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片端から奥に向かって1枚ずつ、中盤より先は2枚ずつリレーして渡す。
3人いるとここでもやはり良い。
車から畦まで運び手1人、田の中で渡す選手1人、並べる先生1人。
田の中の二人は終わりまでなるべく畔に上がらない方が良い
(田の中の泥で運び手の足が滑るから。持ち込まない、持ち出さない。)

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並べた後、覆土を持って入り、最終確認して薄い部分にまく。
もう一人が焼きヌカを持って追いながら、苗箱一面に散布。
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ワリフをかける。
田の中2人組。

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有孔ポリも同様にかける。
両端と片側(風の当たる側)を埋める。

苗代につくる畝の向きを考える際は
方角ではなく、風向きで決める。
強い風に対して、ワリフと有孔ポリがまくられないように片側を埋めて備える。


4月29日(土)
苗箱を並べて一週間

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催芽してはいたが、いまだ芽は見えず。
ポリもまだかぶったまま。



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5月8日(月)苗入れて16日目
10日過ぎくらいから有孔ポリ外して、ワリフのみとなる。
朝にワリフをめくり、夕に戻しにまた田に入る。
苗箱運び以降、管理をマサオさんに任せて
田こしゃいの方に専念させてもらってるが、来春自分で管理して回さねばならない。


5月23日
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<宿題>
・くん炭を昨秋つくれなかったので、春に籾殻を焼けるか





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# by 907011 | 2017-05-23 04:28 | memo | Trackback | Comments(0)