山中記

同日。

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4月2日。
うちの冬季専用別ルート(”五助”を通る道)の雪が崩れて限界を迎えた一方で、
今年もコツコツと掘る運ぶ割る投げるでスコップ一つ分ずつ隧道のように進み、
なんとか「歩ける道」(”しょうべえ”を通る道)が復活。

家の裏側、一冬かまっていないところには
なおも自分の目線の辺りまで雪が残っていたが、
ひとまず道の上を歩ける。

手帳を見ると奇遇にも1年前とまったく同日だった。
1年間の降雪、積雪量がだいぶ異なったものの、
いっぱい降るなりに雪の質が違うものなのかどうか、
ここ数週間の気温と風で見る見る間に融けた。
車がうちに入るまでもうあと2週間くらいか。

翌冬はどんな雨の降り方になるか雪の降り方になるのか、
一年を経験し歳をとっていっても、
そうなってみないと分からない。

 *

どうも昨冬~春と今冬~春とで気分の波が異なって変移している。
役員会や総会だとか耕作者会議だとかそういった春の催しをやらねば。
会議というものになんとも腰が重く、遅れがち。
中旬までにはそのような会議から村の人たちも解放されて、
それぞれに爆発的な春の悦びを謳歌し合いたいものだ。

新聞(一カ月限定キャンペーン)をとるのは
せめて雪に埋もれている間が良いと早くも気付いたこの頃。

飯の際にラジオでニュースを聞く。
耳で情報を見るようでいてなかなかに新鮮だと思う。
自分はラジオ派が良いなあ。
読めるなら読みたい本を読んでいたい。








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# by 907011 | 2018-04-05 06:07 | Trackback | Comments(0)

3月最終週。


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うちは山中で最も、春を手繰り寄せる力が小さいので、
受動的に、ゆっくりと相応の時間で季節感が訪れる。
(感覚だけでなく、実際に春の雪融けと夏到来の間隔が短い。)

”ヲクサ”の田もだいぶ雪に覆われていた。
去年の手帳を見ると、
1年前の今頃は雪がほぼなかったようなもんで、
山を歩き回ったり、ウド探しなどを満喫していた気がする。

雪の多少で年度末とはこんなに違うものだったか。
「提出期限3月30日(金)締め切り」
という毅然で頑とした表情の書類が重なり、
ここ一週間ほど、
脳内で疑問符だらけのサイコロを振り続けていたら、
疲れてるんだかなんなのか、眠りの質がやたらと悪い。




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重機職人ショージさんを頼んで春先除雪に出る。
道々を雪多い年バージョンでそれ相応に押し進んでもらう。
快晴。
かんじき歩きの楽しい時期だ。



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先の日曜に”麦麦ベイク”ノリオカさん家にお邪魔して、
炭火焼き宴会でたらふくご馳走になり、だいぶ盛り返す。
山中を下りて酒に酔ったのはまったく久々で、
ついでに上着を忘れてくる(毎度何かしら忘れてくる)。
その後、休肝2日してみるが依然と眠りは浅い。

あいかわらず呆然としながらも、
身体よりどこか遠くの方にいまの季節感を触覚する。
もうすぐ爆発するかのような「春」が溢れ出てくる。
雪の分だけぶわーっと、
ほんとうにそれは爆発的に突然に溢れ出るように感じられる。









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# by 907011 | 2018-03-29 05:03 | Trackback | Comments(0)