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山中記

門出時間~山中時間。

昨日は門出のばー(親戚)のところに行って、
かの地でも有名な話好きな父ちゃんの話を聞きながら、
鶏どもの菜っ葉をもらったり、お手伝いを少しして昼飯と昼ビールと昼寝の時間をもらった。

去年から高柳町内各戸に全手配りされる、「じょんのびツーリズム新聞」という
季刊新聞づくりに携わっていて、前回の編集後記に、
「なつかしいという感情はその人にとって他の言葉には置き換えようのない感情だと思います。
 皆さんのなつかしい話をこれからたくさん聞かせてください」と書いたためか、
いつも以上に父ちゃん気合が入っていて、
すでに相撲の立ち合いで片手をついたような状態になっており、
ご飯食べながらも矢継ぎ早に言葉を重ねるのでした。
たぶんもう、話せば話すほど、どんどん話したい思い出がリンクしてきて、あふれ過ぎて、
自分が話しているスピードでは全然それらに追いつけないように見えて、
ふと見たら、こたつに伸ばした足をジタバタさせながら夢中で話していた。
そんな、町議を務められた父ちゃんにこういう表現も失礼ながら、
「ちびっ子のようにいじらしいことよのお」と思いながら、かぶの味噌漬をかじってビールを呑むのでした。

久々の白飯のおかわり(朝飯食べてなかった)を繰り返しながら聞いた、
「田植えとぼたもちと結い」の話が面白かった。
小苗休み。夕方の牛の草刈り。鎌の種類の話。
今と違って重労働の連続だったので、
10時(小昼・こびる)15時(中飯・ちゅうはん、ちょーん)用にもご飯を持って山に行った話。

午後は岡野町のお父さんが田に水を上げる(ポンプアップ)というので山中に戻り、
”オクサ”の田で、水ごったくを教えてもらう。
オクサは驚くほど水の少ない、希有な棚田だと思う。
かつての水げんかの話も、
「我田引水」を地で行く生き字引のような年寄りの話もうなずける
(暗くなるころ山行って自分の田に水を落としていた、とか)。

その後、夕方まで挿し苗(植え直し)をしていると、
途中から雨が降ってきた。
お父さんが田に水を上げると、直後に雨雲がどこからか集まってきて、雨が降るという残念なジンクス。
今年も健在。
俺が去年から見る限りにおいて、
ときに天気予報もくつがえし、祈祷師も手を休めて二度見するくらいの神がかり的な確率。

それでも田に入って這いつくばっていると、一枚一枚、一カ所一カ所で、
田の土の硬い柔らかい、高い低いがそれぞれにあることがよくわかる。
代かきってえらい難しいなあというのが、この春の一番の収穫。
逃げ回るカエルの子の中に、久々にゲンゴロウを見た。


今年は念願叶って「自分の田んぼ」づくりをやってみることにしました。
「空いている田はいくらでもあるぞ」と言ってもらえる(たしかに)んですが、
自分で考えて手づくりするというのは初めてのことだし、
田植え、草取り、はざがけと手でやりたいので、とりあえず一枚だけ。

昨秋に鶏ふんまいて荒打ちして水張りっぱなしにしていた田んぼ、どうなったのか。
今日、代かきをします。

先日、オクサの田で代かき練習させてもらいながら、
ふとトラクターに乗りながら、「ぼくはかいていくー」という詩が頭に流れた。
天気が良い一日は、ユニコーンの『スカイハイ』がよく似合う。

<僕は描いていく 空に描いていく
 描きちらしていく 描きなぐっていく>

素敵なおっさんたちだ。

自分の田畑、強調月間。
でも、2日土曜にあるゆめのもりフォーラムの講演を聞きに行きたいなあとも思っています。









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by 907011 | 2012-05-30 05:33 | Trackback | Comments(0)
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