書を捨てよ、山に出よ。
本日モ二日酔。
タレントを続々輩出する門出集団の中でも異彩を放ったみんなの「地デザイナー」ヨコセさん、
今日まで本当にありがとうございました。
「テキソ」についてもよろしくお願いします。
* * *
我らがインターン生・ホソダ君にも頑張ってもらわねばな。
昨日。
午前いっぱいマツナエさん(山中生産組合長)に師事。
小正月行事「さいのかみ」のための茅刈りをした。
(コンバイン化に伴い、はさがけをしている軒数は急速に減ってしまい、
さいのかみで燃やす藁も減ったので、芯をカヤで代用)
旧”三十郎”の屋敷跡にて鎌の使い方をレクチャーされ、いざカヤの前へ。
何年か放置されたカヤを前に「うーん。・・・これはつまり、えーと」と固まるホソダ君。
Don't think. Feel!
故・ブルースリーもおそらく山の上から「考えるな、感じろ」とおっしゃってるはず。ツナギ着てるし。
汗をかく。風が身体をなでていく。圧倒的草の匂いがする。
Don't think. Feel!
刈って束ねた茅を山中入口に運び、夕方まで駐車場に広げた。
小正月、山中に遊びに来られなければ、我らが来冬の燃えっぷりを写真で送ります。
その後、山のマストアイテムである棒のビーバー(U字ハンドルじゃないダブルグリップの草刈り機)講習。
たまに金物の廃品回収の車のスピーカーからは、
「エアコン。車のバッテリー。ビーバー草刈り機」と言われるくらい、
草刈り機より前面にある呼称が「ビーバー」です。
怪我無くぎこちなく終了。
ミョウガとり方を教わるホソダ氏。
「ミョウガばつけ(畑)にはマムシが居るから気をつけろ」と言われ、
俺も背後から
「まー、気をつけろったってどう気をつけたらいいか分からないけど、
まあまあ気をつけろ。考えるな、感じろ」とカメラを片手にテキトーに応援。
またもホソダ選手。
「えーと、これはつまり。窒素リン酸カリがそれぞれバランスよく吸収されて茎が育ち・・・」と固まる。
(セリフは嘘です)
グッドバランス。
昼寝後、山中オクサエコスタジアムへ。
週一回のゲートボール練習の日。
山中ゲートボール部はけっこう熱い集団でもある。
緊張のホソダ打。
「えーと、ナオキさん、たしかパスカルの定理が・・・」と固まりかけるが、
ゲートボール部の年寄りたちがダッグアウト(ブルーシートの下)から適確な指示を送る。
第一クールは”きんねん”の父ちゃんが活躍していた。
次々赤い玉を外に出しまくり、敵に仕事をさせない。敵にゲートボールをやらせない。
チームプレーがものをいう競技なのだなあと初心者の我らは感心した。
なんかもう審判をするニイチロウさんまで格好良く見えてきた。
イチローはたぶんゲートボールのプレイヤー兼審判はできないが、
山中のニイチロウにはそれができる。
後ろの方でホソダ君が
「えーと、ボールが当たれば足でふんづけて外に出して、つまりアインシュタインの相対性理論が見出したのは・・・」
とルールを早く覚えようと自分の中で定義づけていた。
(パスカルとアインシュタインも嘘です)
”はちべえ”のヒコスケさん。
車の後部座席の箱にはなぜかいつもエビスビール(常温)が常備されている。
写真と関係ないですがヒコスケさんのカラオケは腹がよじれるほど笑わせられる。
ある正月などはまるまる曲歌わずBGMにして、
天皇家と北朝鮮の人のモノマネを4分くらい熱演してました。
もう歌いすらもしなくて良いんだねヒコスケさん。
グッドバランス。
最後のきこり・サイチと傍らで「チクショー」ってのぞき込むモトムさん。
山中ゲートボール部、熱い。
横の方でホソダ君が
「なるほど。つまりそのー、キュリー夫人が主張したかったのは、私の夫が元々キュリーだったということで・・・」
とか何とかルールを口にして唱えていた。
(キュリ―夫人も言ってないです)
そして16時からは公民館で一杯。必ず口を湿らせてから帰る。
”いちべえ”のジサ。
豪快な人である。センスが若い。
酔うといたずら好き。でも、酔い方が綺麗。
きゅっきゅっきゅうと何杯か日本酒を飲んで、「よし、行ってみるか」とバサの待つ家に帰っていく。
”きんねん”の第一ゲート通過後の一打。
ゲートの中を通して打つというのもあるのですね。
サッカーで言う「股抜きゴール」みたいなものか。
サッカー日本代表の監督も代わり、代表選手もサプライズ選出が続いたようなので、
俺も常に携帯電話に着信が入ってないかを常時確認するようになりました。
しばらくオクサスタジアムに居たものの、
アギーレ監督からの召集も今日は無いみたいだったので長身FWホソダをピッチに残して、俺は山へ。
この間、ホソダ選手に集めて山にしてもらっていた草をやっと運んで、
鶏放し飼いスペースへ。
あとは鶏と気候が堆肥化してくれる。
夕方。
マツナエさんと干した茅を縛り直して旧バス停留所へ保管。
十日町駅前あたりなら日本代表のスカウトの目にもとまりやすいだろうかと、
なおもホソダ選手を公民館に残し(当人はがんがん日本酒を飲んで長老たちの話を聞いていた)、
俺はイサオさんたちと夜の街で「グッドバランス」について考え続けた。
「面白いこと」が正しいこと。
面白いことは継続していく。
タレントを続々輩出する門出集団の中でも異彩を放ったみんなの「地デザイナー」ヨコセさん、
今日まで本当にありがとうございました。
「テキソ」についてもよろしくお願いします。
* * *
我らがインターン生・ホソダ君にも頑張ってもらわねばな。
昨日。
午前いっぱいマツナエさん(山中生産組合長)に師事。
小正月行事「さいのかみ」のための茅刈りをした。
(コンバイン化に伴い、はさがけをしている軒数は急速に減ってしまい、
さいのかみで燃やす藁も減ったので、芯をカヤで代用)
旧”三十郎”の屋敷跡にて鎌の使い方をレクチャーされ、いざカヤの前へ。
何年か放置されたカヤを前に「うーん。・・・これはつまり、えーと」と固まるホソダ君。
Don't think. Feel!
故・ブルースリーもおそらく山の上から「考えるな、感じろ」とおっしゃってるはず。ツナギ着てるし。
汗をかく。風が身体をなでていく。圧倒的草の匂いがする。
Don't think. Feel!
刈って束ねた茅を山中入口に運び、夕方まで駐車場に広げた。
小正月、山中に遊びに来られなければ、我らが来冬の燃えっぷりを写真で送ります。
その後、山のマストアイテムである棒のビーバー(U字ハンドルじゃないダブルグリップの草刈り機)講習。
たまに金物の廃品回収の車のスピーカーからは、
「エアコン。車のバッテリー。ビーバー草刈り機」と言われるくらい、
草刈り機より前面にある呼称が「ビーバー」です。
怪我無くぎこちなく終了。
ミョウガとり方を教わるホソダ氏。
「ミョウガばつけ(畑)にはマムシが居るから気をつけろ」と言われ、
俺も背後から
「まー、気をつけろったってどう気をつけたらいいか分からないけど、
まあまあ気をつけろ。考えるな、感じろ」とカメラを片手にテキトーに応援。
またもホソダ選手。
「えーと、これはつまり。窒素リン酸カリがそれぞれバランスよく吸収されて茎が育ち・・・」と固まる。
(セリフは嘘です)
グッドバランス。
昼寝後、山中オクサエコスタジアムへ。
週一回のゲートボール練習の日。
山中ゲートボール部はけっこう熱い集団でもある。
緊張のホソダ打。
「えーと、ナオキさん、たしかパスカルの定理が・・・」と固まりかけるが、
ゲートボール部の年寄りたちがダッグアウト(ブルーシートの下)から適確な指示を送る。
第一クールは”きんねん”の父ちゃんが活躍していた。
次々赤い玉を外に出しまくり、敵に仕事をさせない。敵にゲートボールをやらせない。
チームプレーがものをいう競技なのだなあと初心者の我らは感心した。
なんかもう審判をするニイチロウさんまで格好良く見えてきた。
イチローはたぶんゲートボールのプレイヤー兼審判はできないが、
山中のニイチロウにはそれができる。
後ろの方でホソダ君が
「えーと、ボールが当たれば足でふんづけて外に出して、つまりアインシュタインの相対性理論が見出したのは・・・」
とルールを早く覚えようと自分の中で定義づけていた。
(パスカルとアインシュタインも嘘です)
”はちべえ”のヒコスケさん。
車の後部座席の箱にはなぜかいつもエビスビール(常温)が常備されている。
写真と関係ないですがヒコスケさんのカラオケは腹がよじれるほど笑わせられる。
ある正月などはまるまる曲歌わずBGMにして、
天皇家と北朝鮮の人のモノマネを4分くらい熱演してました。
もう歌いすらもしなくて良いんだねヒコスケさん。
グッドバランス。
最後のきこり・サイチと傍らで「チクショー」ってのぞき込むモトムさん。
山中ゲートボール部、熱い。
横の方でホソダ君が
「なるほど。つまりそのー、キュリー夫人が主張したかったのは、私の夫が元々キュリーだったということで・・・」
とか何とかルールを口にして唱えていた。
(キュリ―夫人も言ってないです)
そして16時からは公民館で一杯。必ず口を湿らせてから帰る。
”いちべえ”のジサ。
豪快な人である。センスが若い。
酔うといたずら好き。でも、酔い方が綺麗。
きゅっきゅっきゅうと何杯か日本酒を飲んで、「よし、行ってみるか」とバサの待つ家に帰っていく。
”きんねん”の第一ゲート通過後の一打。
ゲートの中を通して打つというのもあるのですね。
サッカーで言う「股抜きゴール」みたいなものか。
サッカー日本代表の監督も代わり、代表選手もサプライズ選出が続いたようなので、
俺も常に携帯電話に着信が入ってないかを常時確認するようになりました。
しばらくオクサスタジアムに居たものの、
アギーレ監督からの召集も今日は無いみたいだったので長身FWホソダをピッチに残して、俺は山へ。
この間、ホソダ選手に集めて山にしてもらっていた草をやっと運んで、
鶏放し飼いスペースへ。
あとは鶏と気候が堆肥化してくれる。
夕方。
マツナエさんと干した茅を縛り直して旧バス停留所へ保管。
十日町駅前あたりなら日本代表のスカウトの目にもとまりやすいだろうかと、
なおもホソダ選手を公民館に残し(当人はがんがん日本酒を飲んで長老たちの話を聞いていた)、
俺はイサオさんたちと夜の街で「グッドバランス」について考え続けた。
「面白いこと」が正しいこと。
面白いことは継続していく。
by 907011
| 2014-09-04 04:35
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