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山中記

地蔵峠、祭礼。

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昨年に続き、
9月4日地蔵尊の祭りに参加。

1年前、イトシさん夫婦やマサカズさんに山の上でしこたま飲ましてもらい、
「来年は岳を背負ってこようかな」と話したので公言通り今年はおぶって登った。
まさか一年後のいま、研修生と一緒に居るとは。お地蔵さまはお見通しだっただろうか。

登り道、岳は名を体で表現し、やたらと機嫌良く話し続け、身体を揺らしまくり、
お父さんの足腰はけっこうくじけそうになり、
その毛穴からは前夜に補給したビールが滝のようになって噴出するのでした。

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最後の坂を休み休み登って、地蔵尊へ。
反対側からのルートは鵜川の人らが来ており、地蔵尊にて顔を合わす。

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大学で山登り(春~夏)をしているホソダくんは、リュックを下ろすと部活Tシャツを着ていた。
スイングし続けた挙げ句、最後は眠る背中のお地蔵さんから解放された俺(高校時に山岳部)は、
麦麦さんにいただいた岳Tシャツを着ており、奇遇にも気合いに満ちる格好の我々。




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地蔵尊にて玉串を捧げるホソダ君。
彼にとって初めての体験が地蔵峠においても続いた。

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皆それぞれに大きなリュックを背負って登り、
いったんそれらを地蔵尊の中にそのまま担ぎ入れて、祭礼が行われる。

祭礼が終わった後に、荷物が各々に戻り、
そこからブナ林の祠で宴が始まる。

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ショウサクさんの真っ白いテゴ(手編みで作られたリュック。だいたい水色がベース)が
ひときわでかいなあと思っていたら何とその中からまるっとスイカが出てきた。
この標高で味わうスイカは最高でした。
「ここでのむビールはサイコーです」という映画『メガネ』を思い出しながら、ビールを飲む。

やっぱり石黒の人らは屈強だ。

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いつかは登るか降りるかしてみたい鵜川集落への道。

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お神酒を振る舞って回るマサカズさん(板畑集落の大百姓の一人)。
マサカズさんもどこかお地蔵様のような人。

皆荷物のいくつかをここで振る舞い、
残りの荷物(主に飲み物)を集落の登って来られなかった人たちに振る舞う。
かつてはここで盆踊りが行われるなど盛大だったのだという。

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山中の地デザイナーでもあるイサオさん作のじょんのび高柳キャップをホソダ君にあげた。
「じょんのび」の言葉の意味を彼はまだ知らない。
そのうちどこかで誰かとの会話の中で出てきたら意味がわかるだろうから、
それまでは想像で楽しんでみようというお楽しみ。妄想倶楽部。

なんぎぃがあるからじょんのびぃ時間もやってくる。
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by 907011 | 2014-09-05 07:53 | Trackback