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山中記

みどりの里やまんか。

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自主的にはまったく和菓子(ごまの串団子を除く)を食べないワタシですが、
山中の笹団子だけは能動的に食べる(常に冷凍庫にもストックされてあります)。

一番の理由は山中の母ちゃんがたの物語がしっかり確立されてあり、
物語が直に食味に反映されているから。
つまり、何も考えずともそれを感じられるから。

笹を未明から摘みに出、もち米を栽培し、小豆を播く。
それを山中で食べられるから。格別に、近くで濃く味わえるから。

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今や山中一の名物となった笹団子。
何百と来る注文に追いかけられながら、かつ楽しく生産されております。
ホソダ君も一日お手伝い。
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山中には熊笹が自生(かつて旦那様が家の周りに移植した説もあり)していて、
団子に使われる大笹(?)は少ないのだそう。

笹もかつては山中で栽培を試みたけど、
枯れたり(竹と同じく花がつくとその年に枯れてしまうらしい)難航して、
今は3時だったかにみんな(といっても3,4人の少数精鋭)で出発して近隣に笹を摘みに行く。
それで田んぼがあって畑があって家のことがあって、未明から日が暮れるまで。
この人たちはなんでそれでもああして笑って動き続けていられるのだろうかと感心する。

小豆は二種類つくっているそうだ。
大納言という品種と中生(なかて)のもの。
大納言は名の通り粒が大きい。
今年のもすでに色が良くなったのがあるのでサヤもぎ
(小豆は熟し始めは一鞘ずつ熟し方がまちまちなので、見て回って手で一鞘ずつ摘む)が始まっていて、
今月下旬には新アンコが出るそうだ。
先日ホソダ君がお手伝いした小豆もデビュー間近。
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”きんねん”の母ちゃんが爆笑してひっくり返りそうになっているのは、
決してホソダ君が団子に亀甲縛りをきめたからとかではなく、
カメラに集中しながらたぶん俺が妙な発言をしたのだと思います。
そんなきんねん母ちゃんの名も妙さん。
「女が少ないと書いてタエです」と自己紹介していた。

ホソダ君はむしろ一回で何でも覚えて、
アンコをはかりながら、自分でもどんどん笹にくるんで縛っていた。
ホソダンゴ。
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すぐに大きな鍋でこうして茹でられる。
笹の葉3枚のくるみ方や縛り方が甘いと、団子が飛び出てしまう。
2年前に俺がやったら爆発だらけだったので昨日はかたくなに傍観した。

聞けばホソダ君、この団子をまとめて撚(よ)り合わす「縄ない」までマスターしたらしい。
俺はますますかたくなにカメラを手放そうとせず、傍観に徹する。

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昼から門出の地域おこし協力隊員ミヤザキさんも写真撮り&体験に来てくれた。
彼女には今日研修で一緒に川口まで便乗して行くので、
その段取り確認も兼ねて山中まで来てもらった(運転ミヤザキ・助手ホソダ・後部で寝るワタシ)。

門出に赴任して一年が過ぎた彼女。
個人ではヨガや整体の教室ができる資格持ちなので、
本業とは別枠になるけど、空いた時間にぜひよその集落でも活性化に活躍してほしい。

ホソダンゴはすこぶる順調に軌道に乗っていた様子なので、
俺は今日もお任せ研修にでき、月ヨメにて追いつけない畦草の背中を懸命に追いつつ草を刈った。
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たとえば子どもが夏休みにカニを見て「きれいだなあ」って感動するのと、
「雑誌に、このカニはきれいだって書いてあった」という知識とでは、ちがう。
植物や、色も同じなんですよ。
自然のものを理解することが、人間がさずかったすごい知恵で、
すごく大切なことだと思っているんです。
(菱川恵佑さんが『ポタニカル・ダイ、古くてあたらしい染め。』の中で)



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by 907011 | 2014-09-10 04:02 | Trackback | Comments(0)
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