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山中記

統計学的「山中米」。

統計学的「山中米」。_b0079965_552371.jpg


最後の農業塾(稲作基本コース・受講者2名)は、
出来上がった米の品質や成分分析というのが現在どのように行われているかというもので、
つまり今年の栽培について、例えばどういったものが数値化することができて、
その切り口からどういったことが想像できるかという講習だった。

写真の二枚の皿に玄米を並べる。
俺は慣行栽培(用いた肥料・農薬の成分数は「特別栽培米」の基準とほぼ同等)のものと、
はさがけ米(無農薬、無化学肥料、自家鶏ふん少々)の二種をサンプルとしてはかってもらった。

黒い皿(皿のことを「カルトン」というらしい)の方は、粒の白濁(未熟米)チェックを、
白い皿の方は着色米のチェックにそれぞれ適していて使い分けられる。

なんだかすごく便利なマシーン(瞳孔がぱっと開くほど高価)が一瞬で分析して様々に数値化してくれた。
詳しいところまではよくわかりませんが、
ありがたいことに分析結果からすると、
米の品質、成分どちらも、無農薬はさがけ米の方が慣行栽培の数値よりも良い出来で、
3年目の苦労が報われたと分析された俺は喜び庭かけまわる(そんなに著しい有意差ではないけど)。

特に心配していた「製粒」、
あるいは玄米のうち、胴割・未熟(白濁、青米など)・被害(砕、虫害など)・死米・着色がいくら混じっているかは、
普及センターのサンプルのコシヒカリよりも概ね良い数字だったのでたまげながら安心した。

    <区分>         <整粒> <胴割> <未熟> <被害> <死米> <着色>
普及サンプル・コシヒカリ     67.1    0.2     30.2    1.7    1.1     0.1
山中「久之助田んぼ」(慣行)   68.0    1.8     28.7    1.3    0      0.2
山中「藤美屋」(無農薬)      70.7   0.5     27.5    1.1    0.2     0

あくまで数回「ウィーン」と計られた数値なので目安でしょう。
ちなみに一回あたり約1000粒を「ブォーン」と計測したものなので、
たとえば「0.2」というのは2粒あったということですね。
めでたしめでたし。また一年頑張りましょう。

 * * *

ただ、あまりにいろんな側面から数値化されたので、
はかられた本人(米)も順応できないほどあれこれ数字があふれ出てきて、
しかも、一つ一つの闘鶏統計を巡る「これはこうこうこういう条件でこういう粒になったのではなかろうか」
という推論も、いちいちあてはまってしまうので、
最終的には机の上に宿題が山積みになって前が見えない状態になり、ヘロヘロになってしまい、
蚊の鳴くような声で「なるほど。」といって本年度の講習を終えた。

統計学的「山中米」。_b0079965_60219.jpg

そうこうしているうちに、復刻版「山中米ラベル」がやってきた。


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by 907011 | 2014-11-01 06:47 | Trackback | Comments(0)
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