最後は実験田。
今年もなんだかんだで苗が育った。
ずんぐりしていて根っこも太くてだいぶ頼もし。
2012年から更新してきた種で、
化成肥料と農薬を入れない環境で継いできたので、
稲の本来持つ力というか、環境に少しずつ順応してきた育ちっぷりを、
今年も月ユメの木の陰から涙しながら観察していきたい。
代かきしたら思いの外平らになった。
あと残ったのは苗を撮り終えた苗代分。
田植えしている間にも草がびっしりになったので、
現在豪華に水かけ流しにして万能グワで掻きまわし、草を浮かせて出し中。
ある程度草が流れてくれたら本田とを区切る手畔を砕き泥にする。
本田に遅れて合流する、最後の代かき。
2012年から始めた実験田は土が年々気持ち良い感触になり、
泥の匂いもどんどん水に近づいている。
今年からの最奥の実験田と併行して草取りして、
二枚のうちどっちかほぼ平らになれば、一枚を不耕起にしたい。
不耕起でトラクタも不要となれば、
資材ゼロ、手植えして、刈った後に藁やぬか、
くず米に一年世話になった鶏たちのフンを少し還すだけの「ゼロ田んぼ」ができる。
循環の見える化としてのゼロ田んぼ実験は年々、遅々としながら続いてゆく。
途中苗余るんじゃないかと思い、気持ちが大きくなって、
小さいのは二本植えしてたらやっぱり苗は全然足りなくて、
植え終えてから、また間引きに回る(泣きついて金策に走るヒトみたいだった)。
最後の代かきをこれから。
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by 907011
| 2015-06-10 04:45