山中記

師走のわれら。




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12月のはじまり。
想っていたより一カ月くらい早く雪の予報が登場し、
背後(と家の側面)の無数の丸太に圧倒されながら遅々として割る。
子が真似をする。
鶏や猫が足元に妙にやたらと寄ってきてあやうい。
無農薬田んぼの草取りと薪割りは無心になる時間。ふと、考える時間。
そして雪掘りとあわせて、
耳で落語を楽しんだり、「吉本隆明の183講演」を聴いたりする(こちらは難解)。

今朝は「さくらんぼ」を聴いていた。
後に山村浩二さんという作家が
頭山」(江戸落語では頭山、上方ではさくらんぼと呼ばれる)を
アニメーション化したのを見て、ずっと気になっていた題目をやっと今冬に聴けた。



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想った以上に早かった上に、大量に雪は積もり、
今季も泣きながら降雪後の冬支度をする。
雪の下からいろんな道具などを掘り起こすキリギリス

うちは除雪道から離れているため、
かんじきでできた「歩ける道」をゆく。
大人が見てもなかなかの良い崖(グッド・クリフ)。

1,2年前の冬に酔った帰りに転落して、
あばらを数週間痛めた大人の俺が一応、公民館まで送る。


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12月吉日。
忘年会兼役員慰労会で集落のほぼ9割くらいのニンゲンが終結。
市役所に提出用写真なので冒頭の老人会長マサオさんのまじめなごあいさつ。
この後、久々にベッドから出てきてくれた最長老サイチさんのご発声により、
一挙に栓が抜かれお燗がつけられ、大量のビールと一升瓶が2本空いた。



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そして日は繰り返し、子はわっせと登り、せっせと保育園に通う。



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陽が落ちれば、
大人は公民館で生産組合総会という名の忘年会。
この後さらに2、3人ほど集まって、97%田んぼの話であれこれ盛り上がり、
ハンドルキーパーだった義父は、ノンアルコールビールを8本空けていた。




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猫は想ったより雪に強い。
子は「歩けない道」に弱い。が、寒さには強い。


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丸太はまだまだ割り終えていないので、
薪小屋に非難させて、
雪掘りの後に時間がある時に
たまにこつこつと薪割りを楽しむ冬。

除雪道から離れた上に除雪機もないので、かんじきとダンプとスコップ、
時にマサカリと手斧で日に半分くらいは外をうろうろ、
もう半分は「冬に全部やるからいい…」とためた事務をするのが
自分のここ数年の暮らしになっており、
よく人に「冬はいったい何を??」と聞かれるので「冬眠」と答えている。
(お叱りもよく受ける。)

がしかし、今季の書類は7月あたりからたまったままになっていて、
あらためて見るとなかなかボリューミーであり、
気が付くと机には向かわずに、薪を割ってお茶を濁したりする。
薪となる木(たまに割れずにあきらめるケースもある)にもいろんな形や癖がある。
薪を割る時間をワタシは「ムロフシ的時間」と呼んで敬愛している。

そうこうしている間に、
けっこう締め切りの近い書類提出を知らせるお手紙が届く。
便りがないのが良い便り。



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by 907011 | 2018-01-10 06:17 | Trackback | Comments(0)
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