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山中記

華。



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今朝。
予想外に晴れて、雪をのせた枯れ木の山の眺めに、
久々に「お~。」と低く唸らせられた。



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”しょうべえ”の木も遠目に映える桜のようで、
早い降雪のなかで目は常緑樹の葉ばかり見ていたためか、なんとも鮮やかだった。




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子はまたお勤めを続ける。
機嫌の良い朝も、悪い朝も。



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山中は集落の上り口から、道路を木が覆うように両側から迫っていて、
(それが道路維持管理的に善いことか否か、わからないけど)
春夏はぶわーっと「緑のトンネル」となり、
田んぼの帰りに原付に乗りながら「いいなあ」と圧倒される。
ワタシは基本的に運転中はあまり前を見て走ってはいない。



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子は、これは「日常」と感じ得るだろうか。
日常だった記憶として、彼には刻まれ残るのだろうか。




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公民館前も枯れ木に華のアーチで覆われている。
日曜日には小正月行事「どんど焼き」が予定されている。
無病息災五穀豊穣、そのほかなんでも想いつく限りを祈念し、
神頼みくらいしかできない自分は一所懸命にお神酒を呑む。





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山中の車を所有している人は、雪の事情で
ほぼ皆が集落の入口の共同青空駐車場に停める。

駐車場で軽トラの雪を落とす帰り道。
(本格的な大雪になると、最寄りのスノーダンプを借りて、
 ライトバンみたいに四角い雪の塊と化した軽トラの後ろの雪を落としたりする。)

北側から見たウチ。
ほぼ見えないですが、真ん中の杉の向こうあたりにひっそりと在ります。





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そのまま天気が良かったので、
「寒波が来るその前に」と自分を洗脳し切って、
今日も書類には向かわずに、落語を聴きながら雪を掘っては運びする。
家の南側も北側も雪の回廊が開通した。

本降りになれば危険ですが、
ちょこまかと降る際はこうしておくと雪を四方の好きな方に運べるので、
自分のような非力な者には良い。





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うちのアホウ鶏どもはめったやたらと雪を食べたがる癖がある。


 * * *

<昔の、つまり、不快感を自分で解消する時間みたいなのがあった気がしますねえ。
 (中略)
「文化」とは、不快感の解消を己ですること。
 他人がつくったもので、解消することを、「文明」という。
(立川談志
人情八百屋」)>





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第2回プラチナブロガーコンテスト



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by 907011 | 2018-01-11 13:46 | Trackback