山中記

獣。

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毎朝5時前後の巡視。
山中の田に「はじめての電気柵」が設置され、
その後、飛び飛びで各方面からイノシシ報告を聞いていたら、
自分のホーム・ツキヨメ沢(ここに21枚。来季離農者がり面積増の予定)でも、
イノシシ一家に遭遇し被害が出た。
それからというもの、
巡視の際に木酢液をまいたり、小用を足したりして匂いで忌避したり、
それでもイノシシのあとがついに自分の田にも入りだし、
唐辛子の粉を畔にまき、焚火をしたり、
一日働いた、この中年男性の汗を含んだ手ぬぐいや靴下などを、
要所要所に結び付けたり(翌日に回収)、
8000円弱で購入したハバネロ入り忌避剤というものを再度畔にまいてみたり、
ホームセンターで太陽光充電のライトをつけてみたり、
焚火に見とれながら朦朧としていたり、していた。

一昨日に麦麦ベイク・ノリオカさんに湿田仕様のバインダーを貸して、
なにぶんタイヤに癖があるので、一緒に行ったら、
そこここでも(麦麦さん田も)イノシシにぐるぐると荒らされていた。
山中でも今こういう被害があって、自分はこういう風にして何とか忌避してます、
と話した翌朝の昨日、見事にぐるぐると1枚やられていた。
収量、さらに減。米不足確定。

注文にいかに応じるか(応じたい)、
米価を上げるべきだとついにはコンバインの所用で来た農機具屋さんにも言われ、
あらためて検討中。
まあ俺レベルの耕作面積で値上げしても、
手取りが100万円増えるわけでもないんですが、
これからかかる電気柵のことなどを諸々考えると、
原価割れはすでにしているのかもしれない。
面積やコストのバランスが継続しているなかで安定していくかもしれない。

今年で終わる給付金を受給した都合上、
国の様式に合わせて書類を出せば、
一言目には米価を上げろと言われて早五年。

 *

「二段階乾燥」という乾燥法を教わって、これがまたおもしろい。
米の水分は、乾燥をしばし休めて、そのままにしておくと、
水分の高い籾と低い籾とが水分交換をしだして、
3時間くらいかけて少しずつ水分がならされていく。

なんとなく、そういった自然の「還る力」を見ていると、
単年度の切り口じゃない視点でもって、
判断を狂わせずに、考えたいよなあという「値上げ慎重派」の自分が居ることも事実で、
惑い続ける厄年、乙女座の男は、いま少し刈り進めながら考える。








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by 907011 | 2018-09-19 05:04 | Trackback | Comments(0)
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