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山中記

ゾノ。

当時、サッカー日本代表のスタープレイヤーだった前園選手が、
テレビで
「いじめ、かっこ悪いよ。サイテーだよ。」
と吐き捨てる風に言うCMはいろんな意味で鮮烈で、
今も自分まわりの一部では(瓶ビールを飲みながらの)語り草になっている。

2月末に高柳町自立経営農業者会議の勉強会をした。
同時に、農業者会議の事務を長くに渡って務めていただき、
与えられた運命(市内から高柳に勤務6年)、現場を愛してくれた市役所職員、
「We ♡
 O 嶋」こと、みんな(農家のおっちゃんら)大好きOさんを峻別 送別させてもらった。

「I♡KZ」Tシャツ風に、ほぼ名前出てしまってますが、
まあ主役のOさん
(なかなかの盛会となって面白かったが、幹事は酔えないという宿命を愛せないワタシ)
はさておき・・・、置くのか。

第一部で企画させていただいた勉強会で、
講師の村田指導員の提案でウェルカムドリンクを一杯飲みながら、
日本の農山村の間違いなく最先端の一つである石黒地区の想いや取組みを語ってもらった。

そのなかでもっとも印象的だったのは、
もうずっと長い間、苦楽を共にしながらやってきた石黒の篤農家を牽引されてきた、
大橋伊勢治代表の言動について、皆が語り始めたことだった。
そして皆が口々に言っていた、
「代表はいつも俺たちがうまくできなくても根気強く我慢して成長を待ってくれていた」
「イセハルさんは一貫して『和』を大切にしよう、
 とにかく絶対にケンカはしないことを続けようと言い続けてくれた」
「今思えば、ほとんどのことが代表のこの人柄のおかげだった」
というリーダー論を、
たまさか昨晩シャワー上がり卵肌でやや居眠りがちに聞いていた、
高柳ヒゲ部名誉顧問を囲む集まりのなかで、
最後に門出和紙のレジェンド・ヤスオさんが、
「ケンカは人間のサイテーの戦い方だろう。」とおっしゃっていたのを聴いて、
はっと思い出した。

2列前にイセハルさんその人が静かに顔を上げて、その話を聞いていた姿が、
レジェンド×レジェンドとなって重ね見え迫ってきた。

ふと、前園その人までもが
もしや廊下のはしにもたれかかって居るのではなかろうかと思い会場横に目をやったが、
そこにはヤマさんが鎮座し、カズエママとたいすけベイベーが揺さぶられながら居たのでした。

ケンカにも稀有な良いケンカの流儀と、その他数多の”ただのケンカ”がある。


Oさんを囲んだ3月22日の夜。
あの晩、我らはまったく濃厚で良い酒を呑ませていただいた。

その後のタレント・前園さんにも良い酒だけではない、悪い酒もあった。











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by 907011 | 2019-04-18 05:45 | Trackback