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山中記

平成最後の春祭り。

「ご存知の通り、平成最後の劔神社での神事となります。」と
ヤシロ神官さんに祝詞を終えた後に言われてそういえばと気付いた。

終わってお神酒をいただいていたら、
足を悪くされたヤシロお父さまが隠居しつつも、
「宮司」としては位置しており、自分は「ネギ」ですとおっしゃっていた。
はたして、禰宜という字で合ってるのでしょうか。

家を建てる構造にも根木がありましたよね、と思いつつ、
その前に、「平成最後」というのをすっかり失念しておった。

「ではまた令和の秋祭にぜひ豊作の感謝をお祈りできるようお会いしましょう」
と兼業神官のヤシロ若さまは
(前回よりも呼吸は落ち着き汗一つかかれていなかった)お帰りになった。

 *

とにもかくにも平成最後の山中・劔神社の春祭が無事終わり、
間もなく外仕事に出るので、
今日はお休みしようかと去年を遡ってみたら、やはり去年も春祭のことは書かれていなかった。

だいたい、こんな感じです。
春祭の前後(一昨年バージョン)。

神社負担金7700円。黒姫山の上の鵜川神社負担5400円だったか。
その他玉串、幣束料、御車代として概ね15000円。

たびたび記してますが、
私は数々の受験などをその場限りの必死の懇願一つと一夜漬けで乗り切ってきた、
神頼みのプロであり、もちろんそれらすべては見抜かれているのですが、
酒の神様・バッカスと農耕と集落を護る劔神社および廃村・岩野の諏訪さまには、
すすんでお祈りする。(特にバッカス様には毎晩入念な祈りの儀を欠かさない)

帰り道にカズミさんらと話していたら、
最後財政が尽きたら、もう神社庁も申し訳ないけどやめさせてもらって、
ナオキ君がなんとなく文言を書いて、読み上げて、
手前たちで神社の祭りをしようという結論になった。

貧乏百姓は、なんでもナリワイにするのだ。
来年も懲りずに変な行事名が増えていくだろう、山中。
適疎=God  Good Balance.

 *

そして、先般グルグルハウスなどで社協さんたちと話していて、
ふと思ったのですが、
「農家は良いですよ。」とも感じさせられた。

土台、単年度決算で続く仕事じゃない。
連綿とした暮らしと自然に内包された(恐ろしく自然に急かされる「天然のスロー」な)時間だ。

なので最終的には
「自然にはかなわないなあ」とか「お天道様のいうことにはさからえないもの」
「こればっかしは仕方ねえよなあ~フフフ」と、
うまくいっても、
うまくいかなくても、そのケツを主に山の側に押し付けて、
春夏秋冬、頭をぽりぽりとかいて、
ヘラヘラ笑っとるです。









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by 907011 | 2019-04-21 05:18 | Trackback