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山中記

ナメ。



おととい。
山中の紅葉、ピークではなかろうかという善き日。
お米を買ってくれたマサノリさんが休日に、
「俺はもっと草が刈りたいぜー。刈ったれ山中。」と
助っ人志願に来てくれたので、ツキヨメ沢の今年植え付けられなかった二枚を3時間くらい刈る。

俺は水路周りや、ホースをひっぱり続けて片付けなどにいそしむ。
電気柵を週末に撤去したばかりだったけど、
はやくもそこここにイノシシが蹂躙している跡が散見された。

あまりに天気と紅葉とが見事だったので、「最奥」にマサノリさんを連れて行く。
山男・マサノリさんとは馬が合う。
自分の軸をしっかりと持っているので会話していて気持ちが良い。

マサノリさんと最奥の沢を仙田トンネル方面に向かって、のぼる。
上る。登る。

「これは素晴らしい。いい”ナメ”があるよ~。山中、すごい!」
などといちいち感激してくれる男の背を追って、
2人とも草の実だらけになって小さな沢の本流支流を探検した。

ナメとは沢登り用語で「滑」らしく、
土砂のない岩肌(ツルツル)や「滑滝」の滑の水を手ですくって飲みつつ、
多様な話をしながら歩いた。





ナメ。_b0079965_04492393.jpg



ここから先は人間が入っちゃいけないくらいに神々しいよー、というので、
朝飯を食べてなかった俺がすっかり俗的に空腹を抑えきれなくなり、
元の最奥の田んぼに戻る。

これは言葉でも写真でも伝えらないし、
そもそも人と何かを共有するという感覚じゃないよー、と話し飲み登る背中を一枚だけ撮る。
我が0円ガラケーで。

その後、下山しなおも俗的なラーメンチェーン店(すでに14時半過ぎだったのであまり開いてる店もなく)にゆき、
ワタシは俗的にギョーザをつつきながらこだわり酒場のレモンサワーとハイボールを飲み、チャーハンを食べた。
マサノリさんはW餃子定食を食べた晩秋の午後。

山で着る装備の本来の機能性の話や、
松本大洋の『ピンポン』の話で終始盛り上がる、
我ら”山中ラーメン部”の活動は不定期に発作的に開催される。

めでたしめでたし。








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by 907011 | 2020-11-20 05:19 | Trackback | Comments(0)
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