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山中記

ライ麦畑でちゃんとつかまえておいて。

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だいぶ昔に学校の教科書で見た千歯扱きですが、
使ってみると、じつにおもしろい。
おもしろいけど、さささーっときれいにいかないので難しい。
おもしろいけどつらい。おもつらい。

悪戦苦闘しつつ、
シェフが創作料理をつくるような気分でアレンジを工夫するようになり、
角度や扱き方を試す。

手仕事の美点だと自画自賛する。



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かくして、
はさがけしっぱなしだったライ麦は降雪前にどうにか脱穀・籾摺りされて種となり、
(ライ麦は千歯扱きをうまく通すと、そのまま籾から種がポンポン抜けてくれるので
 一度の作業で両方が済む。あくまでうまくいった場合のケースですが。)
畑の土にもぐった。

めでたしめでたし。

 *

昨日は天気も良く、午後から
数日前にばらしたままだった剥き出しの籾摺り機を陽の下で入念に掃除した。
さらに開けたことのない扉たちを開けてみたり、ワイヤーを見つけては「ラスペネ」なるプロにもらった潤滑スプレーをして、
そもそもが中古なので、あと何年もつかわからないけど揺動式籾摺りマシンとの愛着を深めた晩秋。

雪が積もるまでは、知らない顔で「晩秋」で通そう。
冬来る前にやらねばならんことがたくさんある。
(まあ、5つに1つは「がっこを燻す」とかの道楽シリーズなのですが)
やらねばならぬことの合間にやりたいことがあって、
天気によっては(雨予報だったのにまさかの晴れだったりすると)、
優先順位すっ飛ばして、やりたいことの方をやってしまう。
まさに、
「冬目前なのにキリギリス、目をつぶって悦に浸ってバイオリン弾きまくり」的な我らの暮らし。


 *

人間の思考っていうのは、
機械を通すと薄まっちゃうんですよね。

布であれば、織機があることによって、
その中でできる紋様でやりましょうという
束縛ができてしまう。
ダイレクトに、思いとか考えがモノへ移らない。

だから、道具が少なければ少ないほど
創造的なものがつくれる。
できないようなことを平気でやれるんですよ。

手仕事は、そう、機械を越えちゃってるんですね。
どんなことでも、時間さえかければ平気でできる。
たいへんな時間がかかるけれど、ものすごく自由。

機械っていう、便利で、速くて、合理的なものと、対極にある。
再現する作業から習ったのは、それですね。

「ああ、何でもできるんだ。ただし、時間がかかる」。

(『手仕事には未来がある。
 岩立フォークテキスタイルミュージアム・岩立広子さんの手仕事を探す旅。』から)





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ブログテーマ:【自宅できる】あなたの家庭菜園・ガーデニングを紹介して
by 907011 | 2020-12-03 05:54 | Trackback | Comments(0)
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