マウント。
風呂に入らず寝落ちしてしまい
眠り浅く、屋根雪の落ちる音が続いて3時頃えいっと起きる。
東京の降雪ニュースをめぐって
「雪国の人がマウントをとりがち」と評されているのを見て、
あれこれ考え中だったことを思い出しながら
薪の皮を挽く。
「マウントをとりがち」現象については、
子分体質がすっかり染み込んでいる自分なども
実体験をもとに
角度を変えながら考えてみたり書き留めたりしてきた。
ただ、切り口を眺めた後の「結」の部分で
その現象がどうプラスに向かっていくのかがいまだに出ていない。
偶然ながら、昨日目にした川柳がよく染みた。
よく言ったそれをお前がやってくれ
(「仲畑流万能川柳」歴代年間大賞から)
*
皮をぺりぺりっと剥いだ瞬間、
内側からもわっと木の香りが沸き立って、思いがけず鼻が喜ぶ。
唯一、嗅覚を通してその木っ端と会話をしたかのような錯覚を感じる。
と書いて、ふと一年前の自分を振り返ってみたら、
まったく同じようなことを同じタイミングで記していた。
在り得ないものというか
そもそも誰もそんなこと、はなから想像する気すらないというイメージを、
動きと音(「漫才中6割が奇声」と評されていた)だけで
見聞きする側の脳に瞬時に描いた
「ランジャタイ」の表現力にたまげたことを書こう書こうと思っていたら、
それはそれで、わりと近いような出来事を
2年前に同じ場所で同じタイミングで記したものにも書かれてあった。
デジャブか痴呆かそれが問題だ。
****************
by 907011
| 2022-01-07 05:57
|
Trackback