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山中記

冬至大寒立春トリオがゆく。

ノンアル生活怒濤の5日目に突入。
今日は大寒との知らせ。もっとも寒くなる節と言われる。
2週間後は立春を迎える。
節分は冬と春との立ち別れ。

冬至と大寒とを(暦の上では)通過すると
あとはどん底から這い上がるだけだ的なお気楽さが少しは出てくる。
日照時間は増える一方だと言うし寒さについてもまた然り。
ではあるもののそこはあくまで暦の概念上で、
実際の2月は寒いし雪もどかんと降ったりする。

ならば冬至大寒立春(節分)トリオが通り過ぎるのはもっと後ろの方、
たとえば3月の方が望ましいかと思えばそうでもない。
寒いし雪も降ってくる真っ最中のこのくらいの時期に
何か形式的なものでも良いのでばっさりと一区切りしてもらった方が、
全雪国の人たちの気持ち的には好いだろうと思う。
12月から3月までを雪の時期とすれば、
やはりこの1月終わりくらいで何か先人の道しるべ的な言質、担保が欲しくなる。
現実の気温地温に合わせるばかりに春があまりに先になっても気が遠過ぎて待てない。

などと思ってみると、
いったんカレンダーの数字の概念を無いものと仮定した場合に
現在の元日があの(この)冬を少し経過した時期にあるというのは
まことに好くできたシステムだと思う。
秋が終わって一気に寒くなって雪が降ってきて
早々にくたびれたあたりに年末感があって元日を迎える。祝う。
これもまた節分同様にもったいぶって3月などにまとめて豪華に登場するよりも、
冬のわりと前半に正月になって、忙しかろうがなんだろうが
とにかく元旦だ賀正だといったん止って祝うことで半強制的に一息つける。
雪は難儀だねえとか言いながら、1年を振り返ったり夢見たりする。

そもそも祝うこと自体が冬だから好い。
これが春夏秋の気候であれば、
「正月も好いけど、今日はまだ外仕事をしなきゃいけないんだよなあ」
と気忙しい。
正月は冬に限る。文字にするにはすごく当たり前のことですが。
そうした面においても雪国は四季がたしかに存在する。

 *

ちなみに4日間まったくのノンアル状態を維持してるものの、
私的「ノンアル」の定義は家で晩酌をしないことが唯一の条件で、
外(お店とか人ん家で昼に一杯もらったり)で飲むのは
暮らしの数少ない楽しみの一つなのでノーカウントとしている。
やぶさかではない。

晩酌がなければ夜などはもう早く布団に入ることしか関心がなく、
ノンアルのおかげで早起きができる。
朝の時間は静かで好い。
4時にそっと戸をずらすと
自分より先にネコ×2が走って出る。
食べ物を出せ外に出せと若干怒り気味で促される。
外に出したら出したで足も冷えて
落とし板に乗って早く家に入れろと怒り気味で催促され
一匹分玄関を開けると若干怒りながら小走りで入ってくる。
薪はバチバチ燃えてコーヒーは手間をかけると自画自賛的に美味い。

夜中起きてられない体質なので、未明に自分の機嫌を手探りする。
このあとは、日中は惰性で暮らす。
憂鬱とはほぼすべてが対人関係にある。
その自分の拙さと認知の歪みから生まれている。

久しぶりに
自分の闇を深掘りして何か書き留めようと思っていたものの、また次回。
セガレが怒られながら目を白黒させて朝飯を頬張り着替え
ドタドタと登校するような、ニンゲンの冬の暮らしの時間が始まる。
猫は薪の火の前で脱水症状となり気を失ったかのように寝ている。





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by 907011 | 2025-01-20 06:14 | Trackback | Comments(0)
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