R7年度。
春が始まった、のかもしれない。
土曜日。例年通りのスケジュールで
コシヒカリの育苗用の土詰め500枚をした。
例年通りと書いてはみたものの
俺はそれを5年手帳を見て朝に気付いただけで、
対照的に段取り完璧な専業農家のミツタカ先輩に
計画的に推進してもらっている。
いよいよ種蒔き時が始まろうとしている。
人にはそれぞれ得手不得手があって、
俺は計画的にことをするのが苦手だということは
もう中学生くらいから明白になっている。
かといって、
「ではあなたの得手は何ですか?」などという野暮な質問をされても、
わたしは無言になりただ我が手をじっと見つめてしまう。
8時過ぎに公民館で
「山中的ワークライス」をして手伝ってもらっている
マサノリ・イトーさんと合流して、8時半作業開始。
2時間半ほどで無事に500箱に床土(種の敷き布団みたいなものです)が入って積まれた。
時折一服しながら話しておると、
M・イトーさんはまた5月からしばらく自転車の旅に出るようで
じょんのびを辞めて以来、セカンドライフをしっかりと堪能しておられる。
去年の自転車テント旅の続きで四国を回るらしい。
うらやましい。
俺も四国に行って白装束をまとって巡礼して煩悩について自問したいし、
冬に雪がなければ出稼ぎに出て二拠点生活のようなものもしてみたい。
5年度冬みたいに雪が降らなくてしかもこの先春まで降りませんという
明確な長期予報などが出ようものなら俺も西へ移動してみたい。
などと妄想しながら6年度の山中の決算をつくるために
ひたすら会計の入力作業をして昨日やっと終わった。
あとは自動的に決算書が整って、会計監査っぽいことをして
予算案をつくって総会をすれば野に放たれる予定。
でも家の前にもまだまだ2メートルくらい残雪がある。
今日は石塚酒造に半日お手伝いと
酒米の自然栽培をしておられる農家さんが来られるというので
同席させてもらう。
セガレは春休みが終わり6年生として入学式などが始まる。
まだまだ春っぽくもないが春が始まる。
巨大なゼリーに首をつっこんでみるかのように
少しずつ山中の山に入っていく。
まだ寒いなあなどと感じつつ、
ふと何かに遭遇しては「あ、春。」とつぶやいて
凝り固まったものを柔らかくしていくのだと思う。
四季が連綿と螺旋か遺伝子のようにくるくる回る。
*************
by 907011
| 2025-04-07 05:33
|
Trackback
|
Comments(0)

