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山中記

像。

話し言葉と書き言葉。

大きな丸囲みの話し言葉と、
やや小さな丸囲みの書き言葉。

話し言葉が活字化されることは少なくないし、
書き言葉で話をする人だってなかには居る。
だから、二つの円は
それぞれのいちばん端っこでちょっとだけ交わる。

話し言葉が書き言葉を、
書き言葉が話し言葉を、
どっちかがもう一方を完全に内包することはできないだろう。

話し言葉を自分は耳で聴き、
書き言葉を目で見る。

外から入る言葉と内に溜まる言葉。
もしも、音や光を感じる力を失ったとき、
自分にとって言葉とはどんな意味を持つのか。

聴こえない耳の奥で、
何が響くのだろう。
見えない目蓋の内側には、
何が映るのだろう。

自分は何に触れていたいのだろう。
何を残したいのだろう。
また言葉を道具にしながら考えていたい。







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by 907011 | 2007-03-15 06:17 | Trackback | Comments(0)
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