山中記

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去年は3月13日でした。

エクセルの数式がさっぱりわからぬまま、
「こうしたいのだ」「こうなってほしいのだ」と強引に
改良を続けたり、神頼みをしたり、杯を重ねたりして、
我流「青色申告作成ソフト」風なシートが完成し、
(たぶん)確定申告、無事完了。

青色の65万円控除は太い。
などといいつつ、
今年は機械の入れ替えに投資するので、どうなるやら。

 *

昨日、明日とよその某集落に事務作業出張サポートに出る。
我ら山中から見れば、まったく大きな集落で係る頭数も作業数も多く細かく、
傍目に見て、「これは業者に委託をした方が良いのでは」と感じるくらい、
当人が(パソコン内で)こんがらがってしまっている様子で大変なので、
新年度になったら、
「交付金の使途」内にあったアルバイト料を捻出してもらおうかななどとしばし黙考。

いや、自分の米を買うか売ってもらうかしてもらうのが最高の対価なのか。
互いに体温を感じられる距離で、
意味を感じてもらえるような成果物で、
「暖かい価値」の等価交換が暮らしに足されていくように知恵も関係も搾らねばならん。

「ぼくんち、貧乏なんです。」というサイバラ漫画の名文句を
子どもの口からはすらりと出るように刷り込ませている。






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こーるどふぉとこんてすと



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by 907011 | 2018-02-28 05:23 | Trackback | Comments(0)

飢渇。



「見えない像を見なさい。聞こえない音を聞きなさい」






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by 907011 | 2018-02-27 06:38 | Trackback | Comments(0)

ハレ。

雪まつり、終了。
よく呑んだ2日間だった。
人が言うように、たしかに
年に一度しか会わなかったり会話を交わしたりできない人も多数いるわけで、
ふと、
世の中に知らないことの方が、
知っていることよりも多いということを、
つい気付けず、あるいは忘れ、
肝心なところを知らなくなってしまいがちだなあなどと想ったりもした。

御役御免で日常に戻ることができる。



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仮面ライダーなんちゃらに子は大声で真剣に声援を送っていた。
天気も良く、その後滑り台を見ると、
マサノリさん、イサオさん、ハルキさんという、
大字山中トライアングルが形成されておったので、3回遊んだ。









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ほっとフォトコンテスト





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by 907011 | 2018-02-26 06:04 | Trackback | Comments(0)

雪まつりの「山中米」。

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匠が俵をこしらえてくれて、
まつりで使ってもらうことになりました。
有難い。









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HOTな食べ物教えて!



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by 907011 | 2018-02-25 05:56 | Trackback | Comments(0)

土日。

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お近くまで来られる方は是非。
本日前夜祭は「雪の高柳」なりの花火があり、
俺はスキー場入口でぽつねんと一人警備をしていると思います。
祭りは酒。
四足歩行になるまで阿呆になった人がいちばん偉いのだとお祭りごとになると感じます。











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by 907011 | 2018-02-24 05:07 | Trackback | Comments(0)

先用後利。

目の悪い家系だからか、目が悪い。
視力だけにとどまらず、視野、視点、視覚、
およそ「視る」能力が欠けている。

コンタクトレンズをしていると目が乾燥しやすい。
年に何度かは、
田んぼで突然片目のレンズが乾いて、はらりと落ちて無くなることもある。

必需品でもある安目薬だが、
そのわりに年に2,3回失くす。
自分の動線を記憶の限りうろうろしつくして探し回り、
どうしても見つからず、次の目薬の封をあけると、
一両日中に見つかる。
おもしろいように毎度決まって必ず出てくるから本当に不思議だ。
不思議ではあるけど、おもしろいわけでもない。

前回は、なぜか雪掘りでしか着ていないカッパの胸ポケットから
どこを探しても出てこない目薬が出てきた。
いよいよ自分のことが自分でわからなくなる。

  *

週末の「雪まつり」と確定申告等が終わったら、
映画でも見に行こう(1000円の日に)と思っていた矢先。

十日町シネマパラダイス、閉館。

目薬の失せもののように出てこないもんだろうか、映画館。

もっと視たかった。




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こーるどふぉとこんてすと



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by 907011 | 2018-02-23 06:07 | Trackback | Comments(0)

ゆきみし。

「雪虫」に遭遇したい。
ただし、現在の自分の「見る力」では認識できないかもしれない。

でも、すごく気になっている、ユキミシ。


幼虫は夏の間は川底で眠り秋になると落ち葉などを食べて
急速に生長し雪がつもる頃に陸上にあがる。
 陸上にあがったセッケイカワゲラは、
ひたすら上流の自分が生まれたところに向かって歩く。
(あるデータによればその距離は20㎞にも達するという)。
 2月頃に交尾し雄は交尾後に死んで、
雌は3月ごろになると川の水面に産卵する。
 卵は流されて下流の親が成虫となったあたりで幼虫となり
休眠状態で秋になって目覚めて急速に生長して
冬に成虫となり雪上に現れるというのがこの虫のライフサイクル。>
(「石黒の昔の暮らし」から引用)



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高柳には、すでに多くの方がご存じの
「石黒の昔の暮らし」という素晴らしいホームページがある。
自分も移住して以降、週に1回以上のぞいたり、
そこから派生して、深淵なるアーカイブの世界に飛び込んだりしている。
本当に、圧巻だ。

動画もこまめによくあげられており、
お世話になっている篤農家の方々をユーチューブで眺めたりもする。
たとえばイセハルさんが太鼓を叩き、
周りをショーサクさんやオノジマさんが踊る様など。
あるいは年に1,2度しかお会いしなくなった市役所勤めの
シノブさんが司会進行をする姿、
高柳郵便局長のカズユキさんの「石黒愛」を垣間見たりする。

という、石黒の昔の暮らしから写真も一枚転載させていただいたのでした。


http://www.geocities.jp/kounit/index.html





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こーるどふぉとこんてすと



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by 907011 | 2018-02-22 05:37 | Trackback | Comments(0)

寄り合い。

昨日。
朝から雪を片付けて、朝飯後に子を送りがてら
駐車場に歩き、軽トラに車周りの雪をいったん掘り上げて満載して移動して捨てる。
防雪シートを張っていない軽トラの荷台だってメリットはあるものだ。

重機車庫のシャッターも掘り上げて、
除雪の精算のために作業日報を持ち帰る。
ようやっと、6時でも朝がだいぶ明るくなってきた。

10時から公民館で集まり。
市の元気館の職員さんと歯科保健師さんをお招きして、
「健口づくり」というテーマで歯と口のお話を1時間。

山中は集まりが良い。
現在雪のために16戸で構成されているなか、
雪も少々止んで、13戸から16,7人の参加。

じょんのび村は火曜休館だけど、
翌日の仕込み用にひゃっこい水で豆洗いをしてきたという、
もう一つの伊藤家のマサノリさんも滑り込みで間に合い、
参加者平均年齢をぐっと下げた。

キシリトールの「咀嚼テストガム」という1粒108円するのだという、
高価なガムでよく噛んでいるかチェックをしたり、
さてそろそろ有意義な1時間が過ぎようかという11時に、
抜け目なく速やかに「とくぜん」さんから弁当が届き、
さっそく健口づくりの実践編ということで、
皆で昼食会(山中老人クラブ主催)が始まり、酒の栓も開く。

老人クラブでは来られなかった家の人にも、
漏れなく弁当が届けられて、
俺は乾杯前に急こう配の上に位置する”りぜもち”のオテさんのところに上がって、
途中電話をしたら出てくれたので、暖かいままに弁当を手渡しできた。
りざえもん家持、略してりぜもち。

無事戻った後、石塚酒造のかめぐち酒雪中貯蔵を5合くらい、
必然として注がれては飲み、その後なぜか集まってきたビールを飲み、
昭和往年のスターカルタをして(隣では花札が盛り上がっていた)、
2時間ほど過ごして失敬して、夕方までぶっ倒れてよく寝た。

12月に早々と、毎冬に1度くらいやる酒の粗相をしでかし、
1月はそのせいかなんなのか、突如衝動的発作的にノンアル週間が続き、
最近ふたたび晩酌してみたら、
如実にアルコール分解能力が弱くなっているのにたまげた。
やはり日々、お酒の神バッカスのもとで鍛錬を怠ってはいけないのだと強く感じた。

ずっとエッセイというかノンフィクション的文章ばかりを読んで、
気になっていた田口ランディさんのデビュー作となった小説を読み終えた。
引きこもりだった兄の死や精神構造や思考が
ランディさんの作家としてのモチーフだと想像されるので、
大筋において私小説と感じた。
なおも主人公が変わりながら3部作になっているらしいので
矢継ぎ早にもう2冊が気になる。

<たぶん知識というのは自分を越えていくための道具なんだ。>
(田口ランディ『コンセント』)




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2月上旬、田んぼの書類を取りに上がり、
印鑑もらうのに朱肉がなくて、
結局うちと二往復した、りぜもちの玄関前数歩の険しい”がんくら(崖)”。
道が悪かったので二往復目はかんじきで上がった。
オテさんも春をずっと待ちわびている。


<風が吹き、雲が生まれ、雨が降るのは、それがこの世の祈りだからだ。>
(『コンセント』)








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こーるどふぉとこんてすと



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by 907011 | 2018-02-21 05:10 | Trackback | Comments(0)

赤面症。

アナタが思っているほどに、他者はアナタのことを思案したり、
アナタの一挙手一投足を凝視したりしているわけではない。
というようなコメントを、
”○○さんのお悩み相談Q&A”みたいなコーナーでしばしば目にしがちだ。

自分も田舎から新潟に出てきて、一人暮らししたてだったかの頃、
休日に無人の第四銀行大学前店のATMでお金をおろしていた時に、
斜め後ろから終始ずっと凝視されているかのような視線を背中に強く感じた。
目の前にあったマジックミラー(?)で後ろを確認しても、たしかに誰もいない。
用事を済まし、意を決してばっと振り返ったら、
「第四・解決モビット」なる、カードの即金貸しの大きな立て看板だった。
大学生の等身大サイズだったのであれは存在感がでかかった。
アパートへの帰り道、「解決モビット君、ってか。」と4,5回つぶやいた。

  *

今一方で、
「あ、ふといま、ワシ思い付いちゃった」的な素朴な疑問ほど、
難しく、時に深い問いはないのかしれないと、
中島らもさんの『僕にはわからない』を読んでいちいち頷いた。

  *

朝の静かな時間に書こうと思った、
仕事というか末永く相談をさせてもらいたい人というか、
いずれにせよ、一つのメールの返信をどうしても書けずにいて、
かれこれもう2カ月も書き出しから書きあぐねている。
当のお相手ももはや忘れているかもしれないし、
ささっと書くことができれば良いのだけど、
言葉を並べることにどうもためらってしまっている。

頭の片隅にあって、パソコンの前で固まる。
そんな朝の時間に、またも
「すごく見られている」気がした。誰かに。






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意を決して、傍らをばっとよく見たら、
見ているようで、しかし、寝ていた。
こうも近くで、堂々と(?)うつらうつらされると、
「もう少し落ち着いたところで休んだらどうでしょう。」と妙な心持ちになる。













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by 907011 | 2018-02-20 05:27 | Trackback | Comments(0)

あわあわ。

さすがに雪疲れが残る日も出てきた。
まだ降るねえ、やまないねえ、という挨拶が交わされるようになってきたこの頃。
今朝は起きあぐねて、
5時頃に素早く着火し始め、カメキチ爺さんの3年連続日記を読む。
山中の人は本当に働き者ばかりと感心する。

共同車庫雪掘りも、
自分が到着した頃にはすでに皆が「山中時間」で始まっており、
指定時刻に「すみません、遅くなりました。」とペコペコしながら
あわててはしごを上る。

車庫を降りると、吹雪いていたのがやんで一時陽が射し、
戻りついでに青空共同駐車場の車を、彫り物のように掘り出す。
彫物師というのは、木のなかにあたかも
はじめから仏像なら仏像が入っていたかのように掘り出すのだという話しを思い出すが、
降って止まぬ雪とはまた違うジャンルだと知る。
帰ってまた吹雪いたが濡れたついでに家周りを一周したら昼になった。



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「素早く着火」と書いたものの、
自分では(早く温めねばと)半ば焦りながら薪を燃やそうと迅速にやっているつもりでも、
はたから見れば、違いはまったくわからないものだろうなと我がごとながら思った。
ようは気分的に焦っているだけのことで、
焦っているわりには、豆たちを取り終えたガラなどで火を大きくして、
「豆に捨てるとこなし。」と悦に浸って自己陶酔していたりする。

そういえば、大学の卒論も、実験道具の一つに豆を使ったので、
後輩に「豆のイトーさん」と呼ばれた。
俺は豆を好きなので、たぶん豆の方でも俺を少しは好きだと想う。

昨晩は酢豆にした黒豆で一杯やって、
風呂にも入らずに寝た。
豆柄がよく燃えてくれること、
クルミの殻が油分のせいか、ぼわっと燃えて良い着火剤になってくれること、
このわずか数年、冬になってはじめて知ることも多い。
大学の時は想像だにしなかった時間を、(だいぶ年老いつつ)過ごしている。



<その季節の自然の恵みを無駄にせず、工夫しておいしく変化させ、
 違う季節にいただくという醍醐味があります。
 時間を経た味わいは、そのものだけを食べるということだけではなく、
 それを作ったときを思い出して、
 なにか綴られているものをいただく感じがします。>
(木戸愛さんが『イタリアンマンマの直伝レシピ』の中で)












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by 907011 | 2018-02-19 06:17 | Trackback | Comments(0)