山中記

寄り合い。

昨日。
朝から雪を片付けて、朝飯後に子を送りがてら
駐車場に歩き、軽トラに車周りの雪をいったん掘り上げて満載して移動して捨てる。
防雪シートを張っていない軽トラの荷台だってメリットはあるものだ。

重機車庫のシャッターも掘り上げて、
除雪の精算のために作業日報を持ち帰る。
ようやっと、6時でも朝がだいぶ明るくなってきた。

10時から公民館で集まり。
市の元気館の職員さんと歯科保健師さんをお招きして、
「健口づくり」というテーマで歯と口のお話を1時間。

山中は集まりが良い。
現在雪のために16戸で構成されているなか、
雪も少々止んで、13戸から16,7人の参加。

じょんのび村は火曜休館だけど、
翌日の仕込み用にひゃっこい水で豆洗いをしてきたという、
もう一つの伊藤家のマサノリさんも滑り込みで間に合い、
参加者平均年齢をぐっと下げた。

キシリトールの「咀嚼テストガム」という1粒108円するのだという、
高価なガムでよく噛んでいるかチェックをしたり、
さてそろそろ有意義な1時間が過ぎようかという11時に、
抜け目なく速やかに「とくぜん」さんから弁当が届き、
さっそく健口づくりの実践編ということで、
皆で昼食会(山中老人クラブ主催)が始まり、酒の栓も開く。

老人クラブでは来られなかった家の人にも、
漏れなく弁当が届けられて、
俺は乾杯前に急こう配の上に位置する”りぜもち”のオテさんのところに上がって、
途中電話をしたら出てくれたので、暖かいままに弁当を手渡しできた。
りざえもん家持、略してりぜもち。

無事戻った後、石塚酒造のかめぐち酒雪中貯蔵を5合くらい、
必然として注がれては飲み、その後なぜか集まってきたビールを飲み、
昭和往年のスターカルタをして(隣では花札が盛り上がっていた)、
2時間ほど過ごして失敬して、夕方までぶっ倒れてよく寝た。

12月に早々と、毎冬に1度くらいやる酒の粗相をしでかし、
1月はそのせいかなんなのか、突如衝動的発作的にノンアル週間が続き、
最近ふたたび晩酌してみたら、
如実にアルコール分解能力が弱くなっているのにたまげた。
やはり日々、お酒の神バッカスのもとで鍛錬を怠ってはいけないのだと強く感じた。

ずっとエッセイというかノンフィクション的文章ばかりを読んで、
気になっていた田口ランディさんのデビュー作となった小説を読み終えた。
引きこもりだった兄の死や精神構造や思考が
ランディさんの作家としてのモチーフだと想像されるので、
大筋において私小説と感じた。
なおも主人公が変わりながら3部作になっているらしいので
矢継ぎ早にもう2冊が気になる。

<たぶん知識というのは自分を越えていくための道具なんだ。>
(田口ランディ『コンセント』)




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2月上旬、田んぼの書類を取りに上がり、
印鑑もらうのに朱肉がなくて、
結局うちと二往復した、りぜもちの玄関前数歩の険しい”がんくら(崖)”。
道が悪かったので二往復目はかんじきで上がった。
オテさんも春をずっと待ちわびている。


<風が吹き、雲が生まれ、雨が降るのは、それがこの世の祈りだからだ。>
(『コンセント』)








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こーるどふぉとこんてすと



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# by 907011 | 2018-02-21 05:10 | Trackback | Comments(0)

赤面症。

アナタが思っているほどに、他者はアナタのことを思案したり、
アナタの一挙手一投足を凝視したりしているわけではない。
というようなコメントを、
”○○さんのお悩み相談Q&A”みたいなコーナーでしばしば目にしがちだ。

自分も田舎から新潟に出てきて、一人暮らししたてだったかの頃、
休日に無人の第四銀行大学前店のATMでお金をおろしていた時に、
斜め後ろから終始ずっと凝視されているかのような視線を背中に強く感じた。
目の前にあったマジックミラー(?)で後ろを確認しても、たしかに誰もいない。
用事を済まし、意を決してばっと振り返ったら、
「第四・解決モビット」なる、カードの即金貸しの大きな立て看板だった。
大学生の等身大サイズだったのであれは存在感がでかかった。
アパートへの帰り道、「解決モビット君、ってか。」と4,5回つぶやいた。

  *

今一方で、
「あ、ふといま、ワシ思い付いちゃった」的な素朴な疑問ほど、
難しく、時に深い問いはないのかしれないと、
中島らもさんの『僕にはわからない』を読んでいちいち頷いた。

  *

朝の静かな時間に書こうと思った、
仕事というか末永く相談をさせてもらいたい人というか、
いずれにせよ、一つのメールの返信をどうしても書けずにいて、
かれこれもう2カ月も書き出しから書きあぐねている。
当のお相手ももはや忘れているかもしれないし、
ささっと書くことができれば良いのだけど、
言葉を並べることにどうもためらってしまっている。

頭の片隅にあって、パソコンの前で固まる。
そんな朝の時間に、またも
「すごく見られている」気がした。誰かに。






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意を決して、傍らをばっとよく見たら、
見ているようで、しかし、寝ていた。
こうも近くで、堂々と(?)うつらうつらされると、
「もう少し落ち着いたところで休んだらどうでしょう。」と妙な心持ちになる。













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ほっとフォトコンテスト





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# by 907011 | 2018-02-20 05:27 | Trackback | Comments(0)